いざ災害に遭遇してみると、自分の身を守るだけでパニックになってしまい、猫を守れなかったり、猫とはぐれてしまうことにもなりかねません。
何の準備もせずにあたふたとする前に、普段から自分のため、そしてもちろん猫の為に出来る限りの備えをして、準備をすることは必須です。
災害時、どこかへ避難するとします。そうすると避難場所は、大体、人間を受け入れるだけで精一杯です。とても猫も一緒に・・・は無理です。動物嫌いの人は意外と多く、まして猫に関しては、猫アレルギーの人もいます。
「こんな大変な時に、猫連れてくるなんて!」と飼い主が非難の目で見られる可能性もあります。仕方なく自分のペットを置き去りにしてきた人からも、よくは思われないでしょう。
ですので、日ごろから自治体などに、猫を避難させる場所を聞いておきましょう。また、ペットホテルや知人、友人、実家など災害時の猫の避難先をリストアップしておきます。ペットホテルはそれなりにお金がかかりますので、金額も調べましょう。
ペット禁止の避難場所でも、絶対に迷惑さえかけなければ、入れてもらえるかもしれませんので、念には念を入れた餌の確保やトイレの準備などを、普段からしておきます。
普段の平和な時はあなたを癒してくれた猫を、非常時だからといって見捨てるのはあまりにも身勝手です。犬と違い、しつけができない分、飼い主の日頃の備えや準備が重要です。
災害時、置き去りにしてしまうと、猫はかなりの精神的ショックを受けます。災害が一旦収まって、1時帰宅した際に、襲ってきたり逃げ出したりする猫も多いそうです。
とは言っても、「猫がいるから!」と崩れかけの家に助けに入ることはしないで下さい。飼い主がいなくなることが、猫にとっては何よりもショックです。必ず自分が元気で、猫を守れる状態にしましょう。
災害が起きた時、猫の態度は2パターンです。1つは恐怖で固まってしまうタイプ。もう一つは、驚きのあまり、どこかへ逃げようと走り出すタイプです。そんな猫を捕まえて災害用のキャリーバックに入れるのは至難の業です。
そこで使うのが、大きい洗濯用のネットです。猫の爪に気をつけながら入れると、バッグには入れやすいです。通気性もあり、外も見えるので安心です。
また、もしも猫が逃亡したとしても後を追わずにいて下さい。落ち着いたら家に戻ってきます。猫は1ヵ月位は飲まず食わずでも丈夫な体に生まれついています。野生の本能を信じて待ちましょう。
迷子札は嫌がる猫も多いですが、普段からつける習慣をつけましょう。ただ、可愛いからといって、犬と同じようなバンダナやリボンを首に巻くのはやめて下さい。
猫は狭い場所や高い所を通ります。首輪が引っかかって命を落とすこともあります。必ず、猫用の切れやすい首輪をつけましょう。
日ごろから災害のための準備を、可愛い猫への愛情として、行っていきましょう!
(記事 sora)
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