0歳児の子供は、まだ何も話すことができません。まだ言葉を理解できる脳が育っていないので、ストーリーを理解させるより、心地よいリズムで表現されている絵本を選び、読み聞かせてあげると高い興味を示します。
0ヶ月~7ヶ月くらいであれば繰り返し言葉や短い言葉が、8ヶ月以降であれば擬音が多く使われている絵本を選んであげるといいでしょう。ただ、6ヶ月を過ぎてくると絵本を持つだけでなく、噛んだり舐めたりするようにもなるので、そういうことをしても安全なものを選ぶことも大切です。
赤ちゃんの視力は低く、うっすらと物が見えている程度です。個人差はありますが、生後0~3ヶ月であれば視力0.02~0.03程度、4~7ヶ月で視力0.04~0.08、8~11ヶ月で視力0.1~なので、輪郭がはっきりした絵が描かれている絵本の方が興味を示します。
また、8ヶ月を過ぎてくると段々と色々な物を識別できるようになってくるので、少しずつ音が出る絵本なども取り入れていき、感覚を刺激するようにしていくことが大切です。
67年の発売以来、50年近くの長きにわたり売れ続けているロングセラー。小さい時に読んでもらったことがある人も多いと思います。にゃあにゃ(ネコ)、ねずみ、くまなどいろいろな動物のいないいないばあを見て、パパ・ママも赤ちゃんも笑顔になれる一冊です。
いないいないばあは、小さい子供であれば誰でも大好きな遊びの一つです。親戚や兄弟姉妹の子供にもやってあげた経験を持つ人も多いと思います。たまには絵本を使っていないいないばあをするのも、子供にはいい刺激になります。
MAYA MAXXさんが描かれた絵本で、「ちゅっ」を使った親子のスキンシップが可愛いタッチの絵で描かれている傑作。赤一色の絵で、様々な動物が色々なやり方でスキンシップを図っている様子が描かれています。
普段からスキンシップは図っていると思いますが、この絵本のようにたまには赤ちゃんのほっぺに「ちゅっ」とやってあげると、笑顔が見られるかもしれませんよ。
まだねんねしていることが多い0~3ヶ月の頃より、8ヶ月以降でお着替えを嫌がりはじめた時期に読んであげると良い一冊。
赤ちゃんは自分で動けるのが嬉しくなり、どこまでもハイハイしようとしたり、何かつかまるものがあればつかまり立ちをしようとしたりするもの。その頃からじっとしていられないあまり、お着替えに抵抗してしまいます。「あんよ」や「おてて」などの言葉も出てきて、生活に密着した絵本です。
1歳に近くなると少しずつ表情が分かるようになり、周囲の人の表情興味をもつようになってきます。そんな時期に読んであげると良い一冊です。
この本の中には、思わず赤ちゃんも真似したくなるような様々な表情をした顔が出てきます。親子で絵本に出てくる色々な表情を真似っ子遊びしてみて、お互いに笑い合うことで子どもも表情が豊かになり、豊かな感性が育まれます。
0歳児を、発達過程の中で0~7ヶ月と8ヶ月以降の2つに分け、0~7ヶ月の子供におすすめの絵本と8ヶ月以降の子供におすすめの絵本を二冊ずつ選んでみました。
もちろん、ここで紹介した絵本以外にもたくさん良書があります。パパやママの好みによって読み聞かせたい本も異なってくると思うので、ここで紹介した本に限らず、本屋さんでたくさんの絵本に触れてみてください。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます