「泡調味料」とは読んで字のごとく、泡状になった調味料のことを良います。最近では、この泡調味料を使ったおそば、パスタ、かき氷・・・と様々な料理が出てくるなど活用の幅が広がってきています。しかもその中の「泡しょうゆ」については減塩効果もあり健康にも良いのだとか。
それでは早速まずは泡調味料の定番「泡しょうゆ」を作ってみましょう!
液体のしょうゆに“あるもの”を混ぜるとフワッフワな泡になるんです。
それは・・・
<材料>(作りやすい分量)
しょうゆ・・・小さじ2
水・・・40ml
粉ゼラチン・・・1g
そう、ゼリーなどを固める時に使うあの“ゼラチン”なんです☆
なお、しょうゆは生しょうゆではなく、普通のしょうゆを使いましょう。
(「生しょうゆ」は酵素が残っているため、固まりません)
1.80度以上のお湯大さじ1をボウルに入れ、そこに粉ゼラチンを入れダマがなくなるまで溶かします。
2.1にしょうゆと水を入れ、これを氷水が入った大きめのボウルに入れて冷やしながらハンドミキサーなどで1分間混ぜます。
混ぜると泡立ち、さらに混ぜると少しとろみが出てきます。
冷やして混ぜると泡が安定しやすいですよ。
3.2を3分置いて、ゼラチンを安定させます。その後、下にたまった液を持ち上げて混ぜ込み、程よいプルプル感が出てきたら完成!
見た目はちょっとウニっぽいですね^^;思った以上にフワフワしているんですが、口の中に入れると一瞬で溶けてなくなりました。
ただ、味はいつものしょうゆよりも少し濃厚に感じ、口の中に味が残る時間も少し長いように感じます。
せっかくなので、この泡しょうゆを使ったマグロ丼を作ってみました。
<材料>(1人分)
ご飯・・・丼1杯分
酢・・・大さじ2
まぐろ(刺身用)・・・1/2柵
アボカド・・・1/2個
泡しょうゆ・・・大さじ2
白いりごま・・・適量
刻み海苔・・・適量
1.丼に酢を合わせたご飯を盛ります。
2.1の上に食べやすい大きさに切ったマグロと、角切りにしたアボカドを乗せ、白すりごまをふりかけます。
彩り鮮やかですね〜♪
3.2の上に「泡しょうゆ」と刻み海苔をのせれば完成!
まず、見た目からして「一体何が乗っているんだ!?」と目を疑ってしまいますよね^^;ウニでもない、今までに見たこともないようなフワフワなものが丼に!というだけでもみんなの注目度がぐーんと高くなりそうです♪
食べる際には、液体のしょうゆと違ってのっかっている部分だけに味がついているので混ぜて食べましょう。フワフワで濃厚な泡しょうゆがマグロ、アボカド、ごはんと馴染んで美味しいし、シュワシュワっとした食感が面白い☆
しかも嬉しいのが、泡なのでしょうゆが飛び散ったりこぼれたりする心配がなく、キレイに最後まで食べられました!もちろんしょうゆの風味はそのままです。
では今度はしょうゆをドレッシングに替えて「泡ドレッシング」作りに挑戦です。
材料は最後をご覧下さい。
1.80度以上のお湯大さじ1をボウルに入れ、そこに粉ゼラチンを入れダマがなくなるまで溶かします。
2.1にドレッシングと水を入れ、これを氷水が入った大きめのボウルに入れて冷やしながらハンドミキサーなどで1分間混ぜます。
3.2を3分置いて、ゼラチンを安定させます。その後、下にたまった液を持ち上げて混ぜ込み、程よいプルプル感が出てきたら泡ドレッシングの出来上がり。それを野菜やゆで卵を盛りつけた上からかければ完成!
心持ち、しょうゆの時よりもフワフワの泡になるのが早かった気がします。
こちらもまさかドレッシングとは思えない見た目ですが、食べてみるといつものドレッシングの味がしました。ただ、泡になったからなのか、ツンとした部分が取れ、丸みがある優しい味になりました。このドレッシングも泡なのでぽたぽたこぼれたり飛び散ったりせず、食べ終わった後のお皿はドレッシングが残ることがなくキレイだったので、洗い物もとっても楽チンでした♪
もともと「泡調味料」が生まれた諸説の1つとして、食事に来たお客さんの服を汚さないように・ ・・という料理人の心遣いから考案されたという説があるそうです。
確かに全然こぼれないし、食感や見た目も新しく楽しい。さらに泡状にすることでヘルシーになるなんて良いことだらけですね♪
「泡調味料」を活用して、いつもとは違った食卓を楽しんでみてはいかがでしょうか?
特に泡しょうゆについては、液体のしょうゆ自体を摂取するのに比べて塩分が約4分の1程度になると言われています。
泡は25度以下を超えると溶け出すので、冷たいうちに使いましょう。塩分が低くなっていることからも作り置きはできないので、一度作ったら使い切るようにしましょう。しょうゆ以外には、ポン酢やめんつゆなどもオススメです。
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