子どものいる家庭も、その下の階に住む人も悩むことが多いのが、子どもの足音の問題。
赤ちゃんの泣き声よりも直接床に衝撃と振動が加わるので、クレームに繋がることが多いんです。
子どものいる家庭ではクレームを言われ続けると、そんなに大きくない音でも「下の人に聞こえているかもしれない……」と思い詰めてしまい、精神的にまいってしまうなんてケースも。
子どもが歩く年齢になる前に、下の階になるべく足音が伝わらないような工夫をしましょう。
防音マットやシートを床に敷いたり、家の中で飛んだり跳ねたり走ったりしてはいけないことを、しっかりと子どもに教えないといけないですね。
また、マンションやアパートの1階に住むことで、足音による騒音トラブルを避けることができるうえ、好奇心旺盛な子どもの転落事故の心配も減るので、一度検討してみるのも良いかもしれません。
犬の鳴き声は下の階だけでなく、上の階や窓の外にも広範囲に聞こえるもの。
ペットを飼っている方は鳴き声の対策も、マナーとして取り入れてくださいね。
部屋の空気を入れ替える時以外は、窓を閉めたり、空気清浄機やクーラーを活用するようにしましょう。
また、玄関からも音が伝わりやすいので、ペットが鳴いている時に玄関の外に出ても大きく聞こえるようであれば防音シートを貼ると良いかもしれません。
壁や天井に防音シートを貼ることで伝わる音を減少させることもできます。
賃貸でも取り付け可能な防音シートもあるのでぜひ検討してみて下さい。
「うちの家のペットは滅多に鳴かないから大丈夫」と思っている方も、留守中は淋しくて鳴いていることも。一度、外出する時にレコーダーで室内の音を録音する等して確認することで、事前にトラブルを回避することができますよ。
車の音や子供が遊ぶ元気な声、どこからか聞こえる動物の鳴き声や立ち話をしている人の声など、外から入ってくる音もけっこうありますよね。
引っ越しをしたばかりの時にはこれくらいは大丈夫と思っていた音も、毎日続くと騒音だと感じることもあります。
そんな時は窓を二重にしたり、カーテンを防音のものに替えることで、室内に入ってくる音を減少させることができます。賃貸でも取り付け可能な二重窓もありますよ。
外から入ってくる音だけでなく、室内から窓を通して外へ聞こえてしまう音にも効果があるので、ペットを飼っているご家庭にも、二重窓や防音カーテンの取り付けはトラブルを減少させる為にも有効です。
引っ越し以前に、すでにトラブルが起きていた場合、不動産会社はそのことを伝える説明義務があるので、物件を決める前には必ず聞くようにしましょう。
また、入居後に騒音トラブルが起きた場合には、管理会社が間に入り解決に導く努力をする義務があり、悪質な騒音を繰り返す入居者や、騒音とは取られない常識で許容範囲と取られる音に関して、悪質なクレームを繰り返す住人には退去を検討することになります。
感じの良い人だから大丈夫だろうと思って直接騒音に対するクレームを入れると、たとえ柔らかい言い方であったとしても大きなトラブルに発展しかねません。テレビや音楽のボリュームなどではなく、子供やペットのことになるとその可能性はより高くなります。
必ず管理会社を通して注意をしてもらいましょう!
集合住宅の場合は、全入居者に向けて管理会社から張り紙や手紙が配られることから始まることが多いです。それでスグにおさまることもあれば、時間がかかることもあるかもしれません。
しかし、小さな音であっても連続して聞こえる音や、眠りを妨げるような音をはじめ、あなたが気になる音が毎日続くと大きなストレスとなります。我慢せずに管理会社に連絡しましょう。
騒音トラブルが解決せずに長引いてしまうと、ストレスがたまり体調を崩してしまうこともあります。
お金はかかってしまいますが、引っ越しを考えるのもひとつの手かもしれません。
その場合、引っ越し費用は残念ながら自分で支払わなければなりませんが、誰もが認める騒音の場合は、管理会社が支払いを申し出るケースもありますので、まずは相談してみましょう。
近隣トラブルの中でも相談件数が多く、大きなトラブルに発展しやすいのが「騒音問題」。
人によって感じ方が違うので、出している音が騒音だと思われていることに気付いていないケースもあります。我慢できない音の場合は、我慢せずに管理会社へ事情を説明して対処してもらいましょう。
また、生活する上で音を完全になくすというのは難しいですが、集合住宅では、壁や天井で仕切られているとはいえ、上下隣り合った構造の部屋で生活していることを意識したり、戸建ての場合も、塀はあっても窓から出る音や庭の音は他の人にも伝わることを意識して、みんなが気持ちよく生活できる環境を心がけたいですね。
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