熱中症は、炎天下や高温の場所に長い時間滞在することで、体内の水分や塩分が失われ体温調節ができなくなった状態になることで、体温上昇、めまい、吐き気などを発症します。
本格的な夏が間近に迫っていますが、熱中症にならないためには、きちんと予防対策をしておくことが必要です。
気温の高い暑い日に熱中症になりやすいイメージがあると思いますが、実は、蒸し暑さが続く梅雨の時期も熱中症になりやすいのです。
梅雨明け直後は、身体が暑さに慣れていないことから、気温が高くなくても熱中症になることがあり、また、空気中の湿度が高く、汗をうまくかくことができないため身体に熱がこもってしまいます。
人は、汗をかくことで体内から熱を逃がし体温を調整しているので、汗をうまくかけないと熱中症になってしまう可能性があるのです。
室内熱中症のリスクが高い場所としては、直射日光が当たるリビングや、熱気と湿気がこもるバスルームやキッチン、洗面所などが挙げられます。
こまめに換気などをして、室内の温度が上がらないようにすることがポイントです。
35度を超える炎天下の日も多い夏。ついクーラーを使ってしまいがちですが、電気代が心配になりますよね。
室内熱中症にはなりたくないけど、電気代は節約したいという方のために、クーラーを使わなくても、室内熱中症を防ぐ方法をご紹介します。
エアコンの代わりに扇風機を利用すると、1カ月あたりの電気代が2,758.3円節約ができ、とても経済的です。
最近は羽がないものや、7枚羽のものなど、ニーズに合わせて選べるうえ、動きも静かです。
できる限り扇風機を使って、夏の電気代を節約しましょう。
エアコン(400w)扇風機(35w)の電気代を比較した時、1時間あたり約9円の差があります。
あまり差がない?と思うかもしれませんが、
1日10時間エアコンを使用していたら3000円近く差が出ます!ちょっと美味しいごはんが食べれちゃいますね。
日本の夏の風物詩としてお馴染みの団扇や扇子を使えば、簡単に風を起こすことができ涼むことができます。
最近では、水をつけ凍らせて使うステンレス製の高機能うちわもあり、猛暑も乗り切れる仕様になっています。
朝や夕方などの涼しい時間に家の外やベランダに打ち水をすると、水の蒸発が空気中の熱を奪い、気温を下げる効果があります。
お風呂の残り湯を使うと、水道代も節約できます。
睡眠時に水の入ったペットボトルを凍らせ、枕もとに置いておくと、クーラーを使わなくてもぐっすりと眠ることができます。
電気代も節約できるうえ、クーラーの消し忘れで風邪をひくこともありません。
食品を買った時についてくる保冷剤をタオルやハンカチでくるんで首や脇の下を冷やすと、ひんやり心地よいだけでなく、体温が必要以上に上がるのを防ぐことができます。
突発的に発熱した際にも使えるので、普段から数個冷やしておくと便利です。
お風呂上がりに足を冷水につけると、汗から塩分が排出されるのを減らすだけでなく、体温を無理なく下げることができるので、熱中症予防につながります。
遮光カーテンは、夏の強い日差しを遮る効果があるので、室内の気温の上昇を防ぐことができます。3,000円程度の価格帯でも、おしゃれな柄のカーテンが多数販売されているので、部屋のコーディネートを崩さずに熱中症対策をすることができます。
つる性の植物をベランダに植えると、木陰を作るだけでなく、植物の葉から蒸散される水分によって気温を下げる効果があります。夏の代名詞であるアサガオはもちろん、ゴーヤやキュウリやミニメロンなどを植えると、夏には収穫することもできるので、植物を育てながら、楽しく熱中症予防ができるので一石二鳥です。
竹や葦で作られた、日本伝統の日除け「すだれ」や「よしず」を使うと、室内の温度を下げることができます。
窓の外に設置する「よしず」は、太陽光を約80%遮断することができるだけでなく、適度に水をかけることで気化熱により、2~3℃も温度を下げる効果があります。
一方、室内に設置する「すだれ」は、カーテンよりも空気が通りやすい構造のため、室内の熱を外に逃がすことができます。
どうしても無理!というときはガマンしすぎずにクーラーをつけましょう。
次回は熱中症にならないカラダづくりについてご紹介♪
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます