
本を通して、驚いたことがあの有名な『手のひらを太陽に』もやなせたかしさんがかいていたこと。意識していないと なかなか気が付けないことですよね。
心を奪われた箇所は、『本当のスーパーマンは、ほんのささやかな親切を惜しまないひと』や『いちばんのよろこびはほかのひとをよろこばせること』です。
やなせたかしさんからアンパンマンという優しいキャラクターが生まれたのも納得です。
子ども達のことを『冷酷なおさない批評家』と表現していたり、やなせたかしさんのユーモア溢れる言葉選びにとても好感が持てました。
やなせたかしさん独特のニュアンス、言葉のチョイスが面白くて時が経つのも忘れて読み進めることができました。
短編のお話なので、子どもに呼ばれた時もサッと本にしおりを挟んで閉じ、また読み進められる。「何読んでるの?えっ!?アンパンマン?」と子どもたちは笑っていましたが、子ども向けの絵本以外にもやなせたかしさんの本はあるのですね。存じ上げず申し訳ないです。
本の中には、やなせたかしさんの親御さんのことや奥さんのことが出てきます。NHK連続テレビ小説『あんぱん』と並行して読んでみると、やなせたかしさんについてより良く知ることができるかと思いました。
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