
私の住む福岡は、魚が美味しい街として知られています。
その背景にあるのは、何を隠そう福岡県民にはお馴染み「長浜鮮魚市場」の存在です。
地元スーパーの鮮魚コーナーでは、“長浜鮮魚市場直送”を売りにした「お魚びっくり市」などのイベントが恒例となっています。
せっかくの機会なので、長浜鮮魚市場について少しだけ調べてみました。
1955年に開設された、福岡市中央卸売市場鮮魚市場(通称・長浜鮮魚市場)は、年間約300種類もの魚介を扱う鮮魚市場。
特定第3種漁港である「博多漁港」を有し、全国屈指の“産地市場”であり、福岡都市圏に水産物を供給する“消費地市場”でもある、ふたつの機能を備えている全国的にも珍しい市場とのこと。
「特定第3種漁港」とは、全国に点在する漁港のうち、利用範囲が全国的で水産業の振興のために特に重要であるとして政令で定められたもの。現在は、全国で13港がこれに指定されているそうです。
なるほど。やっぱり長浜鮮魚市場ってすごかったのか〜。
では、実際にご近所のスーパーへ足を運んでみます。どんな天然魚が並んでいるのかな?
福岡県で天然魚クエストに挑戦で〜す!
長崎県産の天然ひらすを発見。
こんなにも「天然物」と大きく記載されていたので、真っ先に見つけることができた天然魚です(笑)。
しかも、かなりお買い得〜。ということでゲットです!
ーーー【ひらす】とは?ーーー
スズキ目アジ科に属する通称「ヒラマサ」。関西や九州ではこれを「ヒラス」と呼ぶそうです。
主な産地は九州から高知県にかけてのエリアで、初夏に旬を迎えるとのこと。
もちっとした食感と上品な甘み、濃厚な味わいを楽しめる高級魚なんだそうです。
今回はお刺身として、シンプルに刺身醤油で楽しむことにしました。
食べてみると、ねっとりとコリコリのどちらも感じることができるような絶妙な食感!程よい脂のりでクセがいっさいなく、上品な味わいです。
ん〜〜美味し〜〜〜い!!
長崎県産の真だいを発見。
本日のお買い得品とのことで、これまたかなりお得〜!ラッキー。
ーーー【真だい】とは?ーーー
スズキ目スズキ亜目タイ科に属します。
日本国内で獲れる真だいの割合は、養殖が8割で天然はなんとたったの2割弱なんだそう。
旬は春頃で、長崎県は真だいの漁獲量が全国2位とのことです。
やっぱり、こちらもお刺身でいただきたいですよね〜。
身がプリップリで、甘みはたっぷり!!希少な天然真だいは間違いない美味しさでした。
長崎県産の天然真あじを発見。
今回は既にお刺身パックの状態です。美しい。
そして…これまたお得(笑)。
ーーー【真あじ】とは?ーーー
アジ目アジ科に属します。
旬は春から夏頃で、長崎県が真あじの漁獲量全国1位とのことです。
一年を通して獲れる真あじですが、やはり旬を迎えたものは脂のりが全然違〜う!!
プリッとした肉質はサイコーの食感でした。
3店舗目で発見した、銀色にキラキラ光る小さな魚。その名も「きびなご」。
鹿児島ではとってもポピュラーな魚で、福岡のスーパーにも時期によって並びます。
鹿児島出身の母が大好きだったので、その影響で私も子どもの頃からよく食べていました。
こちらももちろん天然魚。今回は200円ぐらいで買えちゃいました。
ーーー【きびなご】って?ーーー
ニシン目キビナゴ科に属します。
旬は5月〜6月と12月〜2月で、主に鹿児島や長崎、高知で獲れるそう。
もちろん刺身でも美味しいのですが、今回は息子の好きな唐揚げにしてみました〜。
骨のまま1尾まるごと食べられちゃうのでオススメ。
おかずにもおつまみにもサイコー!!
それにしても、クエストのおかげで美味しい魚をたくさん食べることができたな〜(笑)。
当たり前のように鮮度のよい天然魚をお得にゲットできる、福岡の恵まれた環境に感謝。
そして、長崎県の漁獲量ってすごいじゃん!ということも実感しました。
通年店頭に並ぶ外国産や養殖の魚は、比較的手に取りやすいのは事実。もちろんメリットはたくさんあります。
ですが、国産の天然魚を選ぶことで自ずと旬のものを口にすることになります。野菜や果物と同様に季節ごとの美味しい魚を家族で囲むことで、食卓がより豊かなものになるのではないかと思います。
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