
フシチョウニシキ(不死鳥錦)は、ベンケイソウ科カランコエ属の常緑熱帯性多肉植物です。
この植物は、コダカラソウ(子宝草/子宝弁慶)とキンチョウ(錦蝶)を交配して生まれた「不死鳥」の斑入り品種です。
写真は、雑草のようにたくましく育っていた2月の様子で、大きな株に蕾がついている状態を撮影したものです。
カランコエ・不死鳥は、「不死鳥錦」と同じく斑入りの品種で、葉の縁に小さな子株がびっしりとできるのが特徴です。
その子株が地面に落ちて根を張り、どんどん新しい芽を出して広がっていきます。まさに名前の通り、「不死鳥」のように何度でも再生し、絶え間なく増殖を続ける生命力を持っています。
開花期は11月から6月ごろまで。茎の先から長い花茎を伸ばし、先端に花序をつけて蕾をつけ、やがて可憐な花を咲かせるようです。
蕾の時点でも少々不気味だったのですが、いざ開花してみると…なんと、蕾からニョロッと何本も伸びるように花が咲いていて、これがまたインパクト大!
うつむき加減で下を向いて、一斉に開花する姿も、なんだか、気持ち悪く感じましたよっ!
1つ1つの花だけ見ると、普通なんですが…。
子株がポロポロと落ちては根を張り、どんどん増えていく様子は、“繁栄”や“賑わい”の象徴ともいわれています。
そのため、開店祝いや周年祝いなど、「たくさんの人が集まりますように」という願いを込めたいシーンにもぴったりの植物なんだそうです。
また、仕事運アップにも効果があるとされており、“幸運を呼び込む植物”としても知られていますよ!
ただし注意が必要なのは、誤って多量に摂取してしまうと、手足のしびれや腹痛などの症状が出ることがあるという点。
特に、小さなお子様やペットがいるご家庭では、口にしないよう十分に気をつけてくださいね。
今度は、この植物の葉にびっしりとつく小さな子孫たちを、じっくり観察してみたくなりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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植物の魅力や不思議を、これからもゆるりとお届けしていきますね。
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