「あごを動かして食べ物をかむことであごの骨の発達は促されますが、虫歯があると食べ物をきちんとかめないため、あごの骨の発達に影響を及ぼすことも。また、乳歯は永久歯が生えるためのスペースを確保する役割もあるので、虫歯で乳歯を抜いてしまうと、永久歯が曲がって生えてくるなど歯並びが悪くなってしまう可能性もあります。乳歯でも虫歯は作らないように注意することが大切です」
毎日の歯磨きや食生活がいちばん大切です。でも、虫歯になりやすい歯並びの子はどんなに歯磨きをきちんと行っても虫歯になってしまうことも。“あんなに歯磨きをがんばたのに”とストレスを感じるママもいます。かかりつけの歯科医をみつけて定期的に検診に通い、「虫歯が小さいうちに治療する」「歯医者さんに抵抗を無くしておく」なども重要になります。
子どもが歯ブラシを自分の思いどおりに動かせるようになるのは9〜10才くらい。それまでは、大変ですが毎晩ママが仕上げ磨きでフォローしてあげましょう!
桜堤あみの歯科院長
網野重人先生
昭和女子大学歯学部兼任講師、一般歯科医院の院長などをへて、2008年「桜堤あみの歯科」を開院。子どもの成長や個性を考えた治療を行う小児歯科学会認定専門医。
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