初夏から秋にかけて、面白い形のスミレのように小さく可愛らしい花を咲かせるこの植物は、「トレニア」の中の「トレニア・フルニエリ」です。アゼナ科・トレニア属でインドシナ原産です。
春にタネをまいて夏から秋に花を楽しみ、その後枯れる春まき一年草として扱われます。
他の雑草と一緒に、空き家のすぐそばでひっそり開花していましたよ。
びっくりするほど、一度に可愛いお花を沢山開花させる植物です。夏場でも元気にたくさんの花を咲かせまよ。
なので、雑草化してこんなに背丈が短くコンパクトに咲いているのは、すごく珍しいんです。
どこかから来て、こぼれ種で芽吹いたものなんでしょうね。
日当たりの良い場所で育てた方が花つきも良くなるため、真夏以外はしっかりと日光に当てた方が良いそうですよ。
日光にも強いですが、耐陰性もあるため、多少は日陰にも耐え明るい日陰で育てることも可能なんですって!
雑草として自生できる植物です。とても強健な植物だということが分かりますよね。
トレニアの花が開花する時期は、4月から11月です。花色はピンクの他に、白、紫、青、黄色と豊富です。
トレニアは雌しべの先端に触ると花びらをサッと閉じる動きをすることから、「ひらめき」という花言葉がつけられています。
受粉を確実にするためと言われていて、この雌しべに触れると花びらが閉じるという仕組みは、閉じた花びらは暫らくすると開き、また雌しべに触れると花びらを閉じるという動きをするようです。お花部分が動くって、面白いですね!
そして、可憐な花の姿からは想像もつかないほど強健で、こぼれた種からも大きく育つという性質から、「可憐」「可憐な欲望」「温和」「愛嬌」という花言葉がついたそうです。
本当に、こぼれ種から雑草化したものを見れました。本当、生命力が強い植物ですよね!
少し変わっているのが、花言葉の「可憐な欲望」!なんだか意味ありげで、小悪魔的な花言葉ですね~!
注意点は、お花を沢山開花させるので、花が咲き終わったものを摘んで捨てる作業が少し面倒かも知れませんね。
ちなみに、種まきをする際は4月下旬から5月頃が最適で、土を上からかぶせてしまうと発芽しにくいため種の上に土はかぶせないように(種が小さい)、種同士が重ならないようにまんべんなくまきます。そうすると、その後2周間程度で芽が出るそうです。種から育てるのも楽しそうですね。
ハロウィンの日に、こんな「愛嬌」のある可愛いお花に出会いました。こんな道端で小さく綺麗に開花しているのが意外だったので、皆様にもご紹介させていただきました。
このお花を初めて見てこのお花が気に入った方は、一度育ててみてはいかがでしょうか?
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
•園芸を楽しまれている方も多い植物ですので、夏場によく見かけるお花です。秋になって雑草化して、コンパクトな状態で花を開花させていました。生命力が本当にすごい植物なのですね。
•花が一通り咲き終わった7~8月頃に、草丈10cm程度になるように切り戻すと、秋に新芽が出て再び花を咲かせるようになるそうです。
•種まきの他、増やし方には挿し芽で増やすことができます(6~9月頃)。挿し芽は、茎を10cmほどの長さに切り取り、花芽や下葉を取り除き、水揚げしてから土に植えるとよいそうです。
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