コミカンソウは、コミカンソウ科コミカンソウ属の一年草。ごく普通に、道端に生える雑草です。トウダイグサ科に含められていましたが、現在は、コミカンソウ科とされています。似た仲間にヒメミカンソウ、ナガエコミカンソウ他があります。コミカンソウは繁殖力の強い雑草で、放っておくとどんどん増えていきます。
今回は、少しだけ採取して、もう少し掘り下げて観察してみたいと思います。
採取したのは、「コミカンソウ」と「ナガエコミカンソウ」です。すごい場所から出てきたりもする強健な植物、都会でも、見慣れたありふれた雑草、そして、とても見た目の綺麗な雑草なんです。
就眠運動をして、夜には葉を上側に閉じるそうですが、葉をカットしても同じように上側に葉が閉じちゃうんですね。
就眠運動のおかげで、見せたかった直径2~3mmほどのみかんのような小さな小さな果実が見やすくなっていて良かったです!
似た仲間の「ナガエコミカンソウ」も一緒に採取して比べてみましたが、こちらは葉が閉じたりしませんよ。後日観察しても、夜になって就眠運動をするのは、コミカンソウの方だけでした。
花期は主に8月(10月でも開花している)、結実期は9月~10月。花は直径1~2mmと小さいそうです。コミカンソウの花言葉は「秘めた意思」と、とても素敵な花言葉ですね!
撮影時期は、10月の2週目です。
こちらも、撮影時期は10月の2週目です。
ちょっと探したら都会でもすぐに見つかるので、特別珍しい雑草ではありません!
こちらは、「コニシキソウ(小錦草)」の仲間です。コニシキソウやコニシキソウの仲間は、茎を切ると白い乳液が出てきます。茎が赤いため「アカクサ」とも呼ばれ、乳液が出ることから「チチクサ」とも言われます。この乳液は有毒で、触れると痒みやかぶれを引き起こすことがあります。また、誤って口にすると嘔吐や腹痛、下痢の症状が出ることもあるそうなので注意が必要です。
コニシキソウの近縁種なので、葉や茎をカットするとコニシキソウをカットした時と同じような白い液が出てきますよ。毒のある乳液をたっぷり出すので、駆除したり、お子様がお家で観察したりする際は、注意が必要ですよ。
調べたところ、人体に有毒な毒はないようです。
とても面白い、可愛い実がなる植物なので、気になった方は散歩途中にでも観察してみてはいかがでしょうか?葉の裏側に、可愛いミカン似の果実を見ることができ「秘めた意思」を感じることができるかも!です♪
こちらの情報が誰かの喜びや助けになりますように…
最後まで読んでくださってありがとうございます。
•お子様などが、コミカンソウやその仲間を観察&採取などをする場合は、毒のある「コニシキソウ(小錦草)」や、「コニシキソウ(小錦草)」の仲間と間違わないようにしましょう。「コニシキソウ(小錦草)」の仲間は、ちぎったりすると、「コニシキソウ(小錦草)」は、毒のある乳液があふれ出てきますよ。
•コミカンソウの葉の裏にある、ミカンのような果実は、調べたところ毒はないようです。
コメント
全て既読にする
コメントがあるとここに表示されます