白くて朝顔に似た花姿で、慎ましく上品なイメージの植物です。道端や公園でごく普通に見られ、日本全国に分布しています。撮影時期は6月の2週目です。
この植物はシャリンバイに巻きついて群生していたピンク色の朝顔に似た可愛い花です。
慎ましく上品なイメージがあり、全国で見られますが、先ほどの大きな白いお花とこちらのピンク色のお花、どちらが「猛毒」だと思いますか?
猛毒植物である、この「チョウセンアサガオ」は、買い物途中の道端や公園などで自生しているんです。
昨年に続き、今年も美しく開花しているため再度紹介します。この植物の大きな「オクラ」のようなものはチョウセンアサガオの蕾なんです。この植物はインド原産で、ナス目ナス科チョウセンアサガオ属の一年草または二年草です。
一方、ピンク色の花は雑草化した「ヒルガオ」です。
猛毒植物であるチョウセンアサガオには特に注意が必要なんですよ!
チョウセンアサガオの原種は一重咲きの白色なんだそう。
開花時期は7月から10月とされていますが、6月中頃からも咲き始めていますよ!
名前は「チョウセンアサガオ」で、別名としてダチュラ、キチガイナスビ、マンダラゲ、トランペットフラワーなどもあります。「キチガイナスビ」なんて、凄くインパクトのある別名ですね。
チョウセンアサガオは、葉のわきに短い花柄を持つ大きな白い花を咲かせます。花には八重咲きの紫や黄色の品種もあり、とても目を引く存在です。朝顔に似ているため、お子様が安心して近寄りそうですが、非常に危険です。
観賞用としては見とれるほど美しい花で、甘い香りも漂うと言われていますが、香りには毒がある可能性があるため、近くで撮影する程度に留め、見るだけにしています。
チョウセンアサガオは、全草にアルカロイド類の毒を含んでおり、酷い中毒を引き起こします。肌が弱い人は樹液で皮膚がかぶれることもあります。
チョウセンアサガオの中毒症状には、『幻覚症状』もあるようなのですが、どんな薬物中毒者でも恐れて手を出さないほど危険度が高いそう。「悪魔のトランペット」や「地獄への落とし穴」とも呼ばれ、扱い方を誤ると命を奪うほどの猛毒を持つトップレベルの危険植物です。
魔界から来た植物のようにも思えますよね、そのためか「魔王」と呼ぶ人もいるそうですよ。
美しい朝顔に似た、トランペットのような花を安全と思って近寄ると、思わぬ危険に遭遇する可能性があります。知識があれば、悲劇を避けることができます。
この情報が誰かの助けになりますように…。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
•「チョウセンアサガオ」は規制されておらず、流通しています。美しい外見に惑わされず、十分な注意を払ってくださいね。
•雑草化して街中や公園に自生している場合もあります。お子様やペット、認知症など病気を患っている他…、大切な人達が近寄らぬようにしてくださいねー!
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