北アメリカ原産の帰化植物で、キキョウ科キキョウソウ属の1年草です。
名前はキキョウに似た花を咲かせることからきています。道端や畑、空き地などに見られ、雑草として扱われます。
群生はせず、ポツリポツリと花姿を見せてくれる控えめなかんじの雑草です。
花下あたりに2つほど蕾がありますね。咲かせようとしているのかな。
キキョウの花は、3~5cmなのですが、キキョウソウは、1~1.8cmです。
青紫色のキキョウのお花に、とても似ているので、桔梗草とついたそうです。
ヒナキキョウソウはキキョウソウよりも小型で、どちらもキキョウに似た紫色の花を咲かせます。
両者の茎は直立しており、すらっとした印象です。ヒナキキョウソウの方が華奢で細身なのが特徴ですが、見た目だけでの区別は難しく、個体差もあります。
一方、ヒナキキョウソウの花言葉は「明るい」「陽気」です。
貝殻やハートのような形をしています。花は葉腋に1~3個つき、茎の中部以下では閉鎖花となる事が多いそうです。
「閉鎖花」があるので、確実に種を残すのがキキョウソウの特徴です、このことから雑草として扱われています。
キキョウは秋に青紫色の花を咲かせる多年草です。近年個体数が減少し野生のキキョウは環境省の準絶滅危惧に指定されているそうです。
花の色は、紫や青の他に白、ピンク、咲き方も一重咲きの他に、八重咲き、大輪種、花が最後まで開かない袋咲きの品種もあります。
一般的に知られている、青紫色のキキョウは、キキョウソウと似ていますよねー!
キキョウには全草にサポニンなどの有毒成分が含まれており、誤って食べないように注意が必要です。中毒症状は、嘔吐、、下痢、腹痛、胃・腸のただれ、溶血作用などです。
アメリカの先住民であるとされる、メスクワキ族(またはメスカウキ族)に関する情報によると(フリー百科事典の記載)、彼らは特定の植物を儀式の際に利用してきたようで、メスクワキ族はキキョウソウを嘔吐剤として、一日中嘔吐させるために用いることがあったそうです。キキョウソウは、儀式や精神的な儀礼に関連するものだった可能性があると記されていました。このようなことが少しでも書いてあると、やっぱり用心しておこうと思いますよね。
雑草のキキョウソウの毒性についての情報は、あまり見あたらないのですが、「キキョウソウ」は、キキョウ科キキョウソウ属なので、念のため、注意をはらって、お子様などが、口にしない方が良いように思います。
こちらの情報が誰かの助や喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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