シュラブ・ローズの育て方のポイントは日当たりと風通しのよい場所で管理することです。
土壌の選び方は肥沃で水はけの良いものを選び、堆肥を多めに混ぜて土壌を改良します。水やりは表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。
剪定の基本は生育期の剪定は控え、冬に行うことです。バラは休眠中の剪定に耐性があるので問題ありません。古い枝や交差している枝、弱っている枝を切り取ります。
肥料の与え方は庭植えの場合は、春と秋の追肥と休眠中には寒肥を与えてください。鉢植えの場合は、年に6回、奇数月に適量の肥料を与えことを覚えておくとよいでしょう。
シュラブ・ローズとは木立性と、つるバラの中間である為、「半つる性」とも呼ばれ、その種類は実に豊富です。
野生のバラの性質を持ち、一重の花が咲くものには「淡雪」や「カナリー バード」に「カクテル」などがあります。「セバスチャン クナイプ」や、「マーメイド」は、どちらも香りの良い品種です。
「カーディナル ヒューム」は縁が波打つ八重咲きの魅力的な品種で、強健で初心者にも扱いやすい品種には「ウェスターランド」がおススメです。
病気と害虫に対する予防法は1日最低、3時間は日が当たる場所に植えることと、風通しをよくすることです。害虫を見つけたら、駆除するか、適切な薬剤を散布して様子を見ます。
シュラブ・ローズは花と野菜の培養土やバラの専用土がおすすめです。土壌の改善策としては有機質豊富な堆肥や腐葉土を土壌に混ぜてください。これにより、土壌の保水力と栄養供給がよくなります。
剪定のタイミングは四季咲き性のシュラブ・ローズの場合、夏と冬の2回です。夏に花が終わった後に剪定を行います。秋に花を綺麗に咲かせるには、枝から芽が伸びている部分も切ることと、遅咲きのものから剪定していくことがポイントです。
一季咲の品種の場合は、冬の剪定がメインです。新しく伸びてきた枝は残し、一度花が咲いた枝は切り落としましょう。冬の剪定は、新芽が動き出す前に終わらせておきましょう。1月下旬から3月の間が目安です。
夏の水やりのポイントは日中を避け、朝晩の涼しい時間帯に行うのが原則です。日中の炎天下での水やりは、土の中の温度が上昇し、根を傷ます。また水やりの際は花や葉に直接水がかからないようにしましょう。
花後の処理には咲き終わった花は早めに切り取ることはもちろん、花びらに傷みがみられる場合にもすぐに取り除くようにしましょう。また、一番初めに咲いた花が咲き終わったら、お礼肥として、固形の緩効性化成肥料を与える次の花に期待することができます。
シュラブ・ローズを活かしたコーナーを作りたい場合はアーチやトレリスを利用することによってバラの美しさを強調してくれます。
アーチは植物が這い上がる姿が美しく、空間を立体的に演出します。その他にもシュラブ・ローズとガーデンオーナメントの組み合わせはかわいらしさを演出してくれます。
動物モチーフの置物やオブジェはお庭を楽しくしてくれます。ウサギやネコ、鳥の置物はシュラブ・ローズとも相性がぴったりです。また、アンティーク調のものや、シャビーシックなアイテムもおススメです。
花の選び方と色合わせのコツは赤と黄色、ピンクや紫など対照的な色を組み合わせると、華やかな印象になり、似た色のトーンを組み合わせると柔らかく調和がとれます。
花の摘み方はトゲに注意して茎を根元から斜めに切り取ります。他の花やグリーンと組み合わせてアレンジを楽しんでください。
花の香りを楽しむには早朝がもっとも香りが高い時間帯です。花を長持ちさせるには高温に注意しましょう。直射日光やジメジメした場所は避けることが大切です。
シュラブ・ローズは初心者にもおススメなバラです。
バラと聞くと難しく感じてしまいますが比較的にコンパクトにまとまり、お手入れもしやすいです。そして、病害虫に強く改良されているので安心できます。
花の形も色もバリエーション豊富なのでお好みのシュラブ・ローズを探して、是非、ローズガーデンに挑戦してみてはいかがですか?
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