西アジアが原産のアブラナ科アブラナ属に分類される植物です。空き地で自生していたものですが、お花の色が鮮やかですし、背丈も高く、遠くからでも目立ちます。
もともとは食用に栽培されていましたが、種子が畑から飛び出した結果、日本全国に根付いた帰化植物だそう。
菜の花にも似ていますよね。小松菜や水菜も花を咲かせると、菜の花似の黄色い花が咲くのですが、葉っぱの特徴で見分けることができますよ。
蝶のような形の花びらで、とてもチャーミングですね。「無関心」で見ないでいるのは、もったいないお花ですよ。
お花を見ただけでは、なかなか見分けがつかないので、葉っぱの付け根を見比べて、茎を抱いているか否かを確かめると、セイヨウカラシナとセイヨウアブラナを見分けることができます。
セイヨウカラシナの葉は葉が細長いものが多く、ギザギザしていて、葉が茎から離れていますよ。
実際に観察してみると、全ての葉がギザギザしているわけではなく、成長過程の幼い葉には、ギザギザのないものもありました。
セイヨウカラシナは、食べようと思えば、葉や茎だけでなく、花も食べることができるとも言われています。見た目からして、とっても美味しそうですものね。
セイヨウカラシナの特徴として、花が散った後にいんげんや唐辛子に似たさやが現われ、その中に複数の種子が詰まっています(旬を過ぎて種子が枯れたもので辛子を作ることも可能だそう)。
セイヨウカラシナの種子から抽出された油や、加工品としての辛子などが市場に出回っていることはあります。
実は、セイヨウカラシナには毒性成分であるグルコシノレートが含まれており、特に種子と葉に多く存在するそうです。
調理前に葉っぱや茎を水につけることで辛みを緩和できますが、大量摂取や長期間の摂取は中毒症状や甲状腺の機能障害を引き起こす可能性があり、100%安心安全かというとそうでもないそうですね。
適度な量で摂取すれば問題ないそうですが、長期間の大量摂取は慎重になる必要があるそうですよ。
安心、安全に、加工されたものや、市場などで流通しているものを、適量食べるのが良いのかもしれませんね。
可愛いお花を愛でて季節を楽しんでみてくださいね~!
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…
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