選ばれし者(超超超が付くお金持ちセレブ)しか立ち入ることが許されない、100階建ての超高級タワーマンション「ヘラパレス」で繰り広げられるドッロドロの愛憎劇『ペントハウス』。
とある少女の死から浮き彫りになっていく、韓国の格差社会、貧困の差、受験戦争、イジメ、不倫、略奪、暴力、殺人、お金への執着、賄賂、裏切り、出生の秘密、歪んだ家族愛、プライドと欲望、(友情やロマンスの部分も♡でも…)etc.
『ペントハウス』というひとつのドラマにありとあらゆる人間の生々しくて汚い部分が詰め込まれていて、シーズン1の途中まで観た段階でもう「おなかいっぱい~勘弁してくれ~」状態に。
でも、中毒性がハンパないドラマで、今日はここまでにしようと思っても続きが気になってなかなか寝付けずズルズル観てしまい、気付いたら朝を迎えていたなんてことも多々…。
こんなに様々な要素が詰め込まれていたら、回によっては言い方は悪いですが、サラッと薄っぺらく描かれたりする部分もあると思います。
でも、『ペントハウス』には薄っぺらい部分が全くなかった。どの回もこってり濃厚!
全てのテーマがしっかり深掘りされて丁寧に描かれ(伏線回収もお見事!)、シーズン1~3まで「熱量」や「驚き」をキープしたまま展開していったところが、韓国ドラマ初心者の私がドハマりした要因だと思います。
『ペントハウス』は「2020 SBS演技大賞」最多9冠を受賞し、シリーズ全体では30冠!瞬間最高視聴率31.1%を記録したそうです。
そんな社会現象を巻き起こした大傑作にまんまとハマってしまったワケですが、この31.1%という視聴率、日本のドラマでいうとどんな作品に当てはまるのか気になりました。
最近は見逃し配信などの普及によって昔ほど「視聴率!視聴率!」と騒がれませんが(今は20%いけばすごいことらしいですね)、それでも視聴率は作品の人気の指針となります。
2023年の『VIVANT』で19.6%…。すごく話題になり、私も日曜21時になる前からテレビ前正座待機していたほど好きなドラマでしたが、最高視聴率は20%手前だったんですね。
…となると31.1%に近いドラマは何!?引き続き調べてみると、直近では2020年の『半沢直樹』が32.7%のようです。
それぞれのドラマで描かれているテーマは別物ですが、『ペントハウス』も『半沢直樹』もドロドロした人間模様がポイントに。この重すぎるほどのドロドロさに、視聴者はクギ付けになるんですね。沼にズブズブ…。
『ペントハウス』を観てすっかり韓国ドラマのトリコになり、推しの役者さんもできました♡
次回は、"全員演技うますぎ"役者さん達について投稿しようかな~なんて思っています。
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