ドラマは1人の少女を中心に進みます。
物語のカギとなる少女ミン・ソラ。
ヘラパレス住民の子供たちの家庭教師として働いていた。
両親もいなく、必死で働く健気なソラ。
子供たちが目指す芸術高校を首席で合格し、身分を偽っていたことが発覚し、いじめられる。
さらにヘラパレスに出入りすることで、ペントハウスにすむ建設会社代表チュ・ダンテと芸術高校財団の娘であるチョン・ソジンの不倫を知ることになり、パーティーの日に監禁されてしまう。
必死で生きるソラを次々と襲う不幸。
両親がいないのはなぜ?
アメリカから国外追放?
どう見てもとってもいい子。
そんなソラは実はペントハウスに住む住民シム・スリョンの娘だった!
そんな事実と共にソラと娘として対面するあと一歩というところ。
ヘラパレスでの贅を尽くした盛大なパーティーが開かれる夜、ソラが高層階から転落するのをスリョンが目撃するが、あまりの光景に気を失う。
その間にヘラパレスで転落した事実を住民たちによって隠蔽され迷宮入りに。
誰によって突き落とされた?
お互いを容疑者としてみる住民たち・・・・
ソラの死の謎、生い立ち、一見幸せそうな住民たち。
いろんな角度から事件はだんだんと明らかになります。
ヘラパレスとは無関係な人生を歩んでいるはずだったオ・ユニ。
高校の時、夢だった声楽をチョン・ソジンにはめられてその道を断たれ、さらには初恋の人まで奪われた。
ユニが結婚した相手は浮気し酔っぱらって転落死。不動産仲介の仕事をしながら、1人で声楽家を目指す娘のペ・ロナを育てる。
不幸を目一杯詰め込まれた人生だけど、一生懸命生きているユニ。
それがふとしたことがきっかけとなり、ロナは補欠が繰り上がり芸術高校へ。
仲良くなったスリョンの力添えで、ヘラパレスの住民となり、サクセスストーリーへと。
どんどん変わる姿とどんな妨害に負けずスリョンの力になろうと一生懸命なユニ。
幸せになっていくのは見ていても応援したくなります。
そんな幸せもつかの間。
さらにはユニがソラの死に関わっているかもしれない・・・・
そんなことから物語は思いがけない方向に進みます。
お金はなくてもお互いを思いあう様子、ロナを応援し、どんな妨害にも負けない姿。
仲のよい親子関係にとても幸せそうだった2人。
ヘラパレスの欲と富。子供を思う気持ちの強さでユニがどんどん変貌していきます。
お金や権力は人を変えるそんな姿がまざまざと見せつけられますが、娘を守る気持ちも共感。
踏み外した道、最後に裏切ってしまった友。
罠にはまり、全てを諦めたかに思われたシーズン1。
最後のどんでん返し・・・親子は幸せになれるか。
ユニのライバルとして描かれるチョン・ソジン。
芸術高校の財団の娘としての富、権力と思うがままに振る舞う。
さらには、悪巧みや妨害、不倫と悪を尽くすべきソジンは、自分の思いのまま進めようとします。
しかしそこには様々なプレッシャーと、実力ではユニにかなわない。
夫の心もつかめないまま優しくできず離れていってしまう。
プライドが邪魔して引くに引けない性格、つい強がり弱さを見せられない。
そんなさみしく、かわいそうな人物でもあります。
そしてソジンと娘の関係も複雑。
完璧を求めるあまり娘は精神的に追い詰められます。
そんなさみしさと欲望を埋めるのが不倫相手でもあるチュ・ダンテ。
ソジンの感情の激しさは狂気でもあり、思いがけない行動へとも発展していきます。
世間体や権力のために人を買収し、裏切り、親も死なせその地位を確たるものとする。
いつかはペントハウスへ。
そんな思いと共に、シリーズ1の最後ではソジンもまさかのことに。
ソジンの幸せとは?
どうなれば思いは満たされるのか?
ユニとソジン。
この2人の因縁はさらにはその娘たちにも繋がります。
権力と富でここまでできる??なんて思いますが、どっぷりと感情移入してしまい、この状況なら、もしかすると私にもこんな一面があるかも。
とも思ってしまうドラマ。
権力にそこまで固執する執念は理解を超えますが、子供を思う気持ち、その必死さ、どうにかしてあげたい思いは、どんな親にも共感できる気持ちかとも。
シリーズ1での最後は悪が勝利する形で終わります。
もう見ている私はモヤモヤ・・・・(笑)
いやいやシリーズはまだまだ続きます。
ってことは??
ユニは絶対再生し、最後は幸せな親子の姿が見たい!
そんな作品でした。
まだまだ目が離せません!
© SBS
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