ある程度ドラマや映画を見た経験があれば、新作を見ても「はいはい、次はこういう展開ね」と先が読めてしまいますよね。
けれど、ペントハウスではそんな常識が一切通用しません。
「えぇ、そう来るの!?」
「これは予想できない…」
の繰り返し。よくもまぁこんなに目まぐるしい展開を思いつけるもの、と感心してしまいます。
それもそのはず、ペントハウスを手掛けたのは売れっ子脚本家のキム・スノク。
韓国では「視聴率保証小切手」と呼ばれるほどのヒットメーカーなんですね。
ときには「ありえない!」とツッコミを入れてしまいたくなるほど、予想の斜め上をいく展開が盛りだくさん。飽きる暇などナシ。
とくに、ラスト10分の展開がすばらしい。
「次はどうなっちゃうの~!?」と気になりすぎて、続きを見ずにはいられません(そして寝不足)。
ペントハウスは1人の少女の死をきっかけに、不倫、愛憎、暴力、欲望、苛烈な受験戦争といったセレブたちの闇を描いていくドラマです。
ここだけ見ると「重たそう」「見るのしんどいかも」と思われがちですが、実際はスカッと展開も多く、エンタメ作品としてバランスのよいストーリーになっています。
行動派のオ・ユニや頭の切れるシム・スリョンが、ズバズバズバーッと悪役たちの裏をかいていくんですよね。これがシビれる!
欲望渦巻くセレブたちを一刀両断する姿は、もう気分爽快です。
コミカル要素もふんだんに散りばめられていて、クスッと笑わせられることもしばしば。
ジェニのお母さんであるカン・マリ、弁護士のイ・ギュジンがどんどんお笑い担当になっていくところも楽しいです(笑)。
ペントハウスの全シーズンで共通しているのは、愛がテーマであるということ。
親子愛、夫婦愛、兄妹愛、そして友情。
登場人物それぞれの愛が絡まり合い、ときにはすれ違う姿に、思わずホロリと涙してしまいます。
とくにシーズン2はボロ泣き…。
シーズン1では悪役だったあの人も、ひたすら愛を求めていただけだったのだ…。
そう思うと、ただただ涙が止まりませんでした。
ペントハウスではいろんな親子、いろんな夫婦が登場するので、誰かしら共感できるキャラクターが見つかると思います。
韓国ドラマ「ペントハウス」は、一回見たら感情のジェットコースターに巻き込まれること間違いなし!
シーズン3のラストまできっちり予想を裏切ってくれるので、韓ドラ沼にハマりたい人は要チェックです。
© SBS
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