アメリカフウロは、フウロソウ科フウロソウ属の雑草で、北アメリカ原産の帰化植物です。
日本では1932年に京都府で初めて発見され、現在では全国的に広がり、道端や草地などに自生しています。
一年草であり、秋に発芽し冬を越して開花するため、1年草または越年草と呼ばれます。
この植物は、草丈が10cm〜50cm、斜めに倒れるように伸び、地を這うように横に広がります(茎葉には白い毛が生えています)。
葉は幅3cm〜4cmで、掌状に深く切れ込みが入り、果実が熟すと葉が紅葉し、痩せ地で育つほど赤くなるようです。赤い縁取りが入ることもあります。
赤くなっていますよね。このように、季節に関係なく色づくこともあるそうです。
アメリカフウロの花は、淡いピンク色で、とても小さなお花を咲かせます。花の周りにはふわふわとした毛が生えていて、触り心地がとても柔らかいそうです。実物を見てみたくなります!
「誰か私に気づいて」!なんて、存在感の薄い印象の小さな花なのでしょうか?
ここに、お花を楽しみにしている人がいますよ~!喜んでくれるかな(笑)!
アメリカフウロの葉姿はニリンソウに似ています。ニリンソウについても、お話させていただきますね。ニリンソウは山の中で食べられる野草の一つですが、トリカブトという毒草が近くに生えていることもあります。
そのため、花を見て安全だと思って全部摘んでしまうと、混じっていて、間違ってトリカブトの葉をとってしまうことがあるそうです。
ニリンソウの葉は、トリカブトによく似ています。山菜を初めて食べる人は特に注意が必要です。味は普通で、特別な味わいはありませんが、無理して食べるほどでもないようです。
トリカブト、ドクゼリ、ドクウツギの3つは猛毒を持つ日本三大有毒植物として知られています。キンポウゲ属トリカブト属に分類されるトリカブトは、美しい青い花を咲かせます(8月から10月にかけて開花)。トリカブトは全草有毒で、葉や花びらにも毒が含まれています(根が特に毒性が強い)。
アメリカフウロは、ネイティブインディアンが昔から薬として使っていた植物で、この植物も、葉や茎、根を食べようと思えば食べられるようですが、根にはお腹を壊す可能性のある成分が含まれています。日本では、食用としては、食べない雑草です。
このような葉姿は、「トリカブト」に類似しています。ぜひ、覚えていてくださいね~!
こんな街なかの空き地のような場所では、トリカブトは、高い確率でまず生えていないと思いますが・・・。
今回、調べた植物も、花が咲くまで100%アメリカフウロだとは識別できません。お花が咲く時期にもう一度観察して、識別が正解だったか、確認したいです。楽しみです。
調べて分かったのは、死と隣り合わせにしてまで、この手の葉姿の植物を食用にすることは避けた方が賢明ということです。
震災時などに、お子様やペットが誤って食べないように頭の隅にでもメモしておいていただけたらと思います。
知っていれば、避けられる悲劇もあります。
こちらの情報が誰かの助や喜びになりますように・・・
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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