スズメノカタビラは、イネ科の雑草で、一年生の草です。秋に発芽すると翌春に花を咲かせることもあり、1年や2年、あるいは越年することもあります。
日当たりの良い場所によく見られ、身近な雑草です。
名前の「カタビラ」は、単衣の着物の襟を連想させる小花の形からきているという説もあります。「スズメ」の名前は、小ささを表しています。
身近な庭や道端などに生え、頑丈で繁殖力が強く、世界中のあらゆる大陸に生息しています。一面に広がることもあります。
スズメノカタビラの花は円錐状の花序で、主に4月から5月に咲きますが、3月から11月にも開花することがあります。
花は白色で、小穂には長さ3~5mmの卵形の花が3~5個含まれています。着物の襟に似た特徴があり、「帷子(かたびら)」に似ていると言われます。
素敵な名前を持ち、可愛らしい花をたくさん咲かせるんですよ。
普段何気なく見ている白いものが、実は美しいお花だったんですね。
花は風媒花で、風によって花粉が遠くに運ばれます。そのため、柱頭は羽毛状になっているそうです。
スズメノカタビラは踏みつけに強く、たくさん踏まれるほど丈夫に成長します。なのに、花言葉は「私を踏まないで」!とついていていますよ。
踏まれるほど丈夫に成長する!雑草らしい逞しさを感じさせますね。
スズメノカタビラは芝生と似ているため、混ざって生えていると見つけにくいと言われています。
見分けが難しいと言われていますが、芝生は硬くて手触りがシャープなのに対して、スズメノカタビラは柔らかく、触るとしっとりとした感触があります。
また、芝生の葉の先端は尖っている一方、スズメノカタビラの葉は先端が丸みを帯びています。
このような微妙なちょっとした違いが、両者を見分ける手助けになりますよ。
どこにでも生えているスズメノカタビラ、皆さんもこの雑草は知っていますよね?
今の季節はたくさんのお花を咲かせ始める時期なので、ぜひ、見てみてくださいね。
こちらの情報が誰かの喜びや助けにつながりますように。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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