イヌホオズキは、ナス科ナス属の植物です。「バカナス」なんて、失礼にも思えるような別名がついたのは、ホオズキやナスに似ていても、役に立たないから!なんだそうですよ。イヌホオズキは繁殖力が旺盛で、雑草として扱われることが多い植物です。
一度調べて、この植物は知っていたんですが、12月に入っても、よく空き地などで自生していて、お花だけでなく果実も実っていたりして、もう一度、しく調べてみることにしたんです。
開花時期は、7月から10月になると白い花を咲かせるとのことなのですが、撮影時期はどれも12月なんですよ。
花の大きさは1cmほどで、花弁は星型、ナス科らしい可憐な花を開花させます。花弁は下向きに、反り返り気味に咲き、鮮やかな黄色い雄しべが、とても目立つように存在します。
1つの花茎に、複数の花をつけるため、華やかでにぎやか、綺麗ですね!
綺麗なのですが、全草に有毒(ソラニン)を含むため、お子様が綺麗なお花や果実に興味を持って食べてしまうと、悲報を呼ぶことになるので、気を付けてくださいね。
花言葉は「真実」と「嘘つき」とつけられていて、お花は綺麗だけど、油断すると痛い目に合いそうな、騙されちゃいけないよー!なんて、メッセージが込められているようにも思えてきちゃいますね。
可憐な花で、毒があるようには思えないですよね!
イヌホオズキは、空き地などで沢山集まって自生して、草丈は30cm~90cmと、お子様の手の届く範囲に生育しています。
小さな果実を複数まとまって実らせて、見た目がとても可愛いですよね!イヌホオズキには実や葉、茎にソラニンという有毒成分を含むため食用には不向きです。
ソラニンは、ジャガイモの芽にも含まれる成分で、下痢や嘔吐、酷くなると、麻痺・けいれんの中毒症状をひきおこすおそれのある有毒成分なのです。
加工して、生薬に利用されることもあるそうですが(海外のとある場所では、煮て毒消ししてから食べることもあり)、加工せずに食べると大変危険なので、食用にはしないようにしてくださいね。
ナス科なので、お花が似ていますよね。こちらも、全草がソラニンを含み有毒であるため危険です。果実は完熟するとトマトに似ています。
12月になってよく見かける、「イヌホオズキ」について、ほんの少しですがご紹介させていただきました。お子様だけでなく、ペットなどが散歩中に誤って食べたりしないようにお気をつけくださいね。
見た目は綺麗なのですが、「イヌホオズキ」も「ワルナスビ」も、厄介な雑草として知られているので、お家近くに自生しはじめたらお気をつけくださいね。
イヌホオズキの駆除方法ですが、放置しておくとあっという間に数が増えることで知られています。根を残してしまうような駆除方法だと、またすぐに生えてきてしまいます。
根っこから抜いたり、除草剤がお勧めのようです。
知っていれば、悲報を通ざけることができます。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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