ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、南アフリカ原産のヒガンバナ科ネリネ属の多年草(球根植物)の園芸品種です。
17世紀頃からイギリスで品種改良が始まったそうで、色々な品種があります。
非常に美しい花はヒガンバナに花が似ていますね。同じヒガンバナ科ですが、違う植物なんだそう。
花が似ているだけに、ネリネが咲いていると勘違いして猛毒のヒガンバナを摘んでお家に飾ろうとする方がいると危険ですよね。
開花時期は、冬季、11月~12月です。ショッキングピンクのヒガンバナに似た花を咲かせます。
ダイヤモンドリリーは、直径3~6cmほどの彼岸花よりも小さめな花を、10~20個集まって一つの花のように咲かせます。
画像は、秋に撮影したヒガンバナの画像です。
ヒガンバナは、中国や日本中心とするアジア東部が原産のヒガンバナ科リコリス属で、秋に開花します。
全草有毒で、ヒガンバナには「リコリン(人体にとって害となる毒の成分)」「ガランタミン」「ホモリコリン」など、約20種類ものアルカロイドを含む毒を持っていると言われています。
綺麗な花にも毒があり、すべての部位が有毒です。
とくに、球根の部分(球根の外側の鱗片部に多く含まれています)が危険ですよ。
茎や葉の切り口などから出る粘液のような汁も有毒ですので、お手入れの際も注意が必要です。
同じヒガンバナ科ではあるのですが、ネリネはネリネ属という分類に入ります。
ヒガンバナ科リコリス属との大きな違いとして、球根部分に毒性がない、という点が挙げられるようです(ヒガンバナなどのリコリスには、すべてリコリンというアルカロイド系の毒があります)。
ネリネはの花は、一週間程度で枯れてしまうヒガンバナを含むリコリス属の花々に比べて花もちが良く、3週間~1ヶ月程度咲いていたりするので、最近では観賞用や園芸用に人気があるそうです。
一番わかりやすいポイントは、葉が生えているかいないかです。
花後に葉が出るのがヒガンバナで、ネリネは、冬に花と葉が同時に出る植物です。
葉が生えている場合は「ネリネ」、生えていなければ「ヒガンバナ」です。
見分け方を覚えていたら、間違うことがないので安心ですね。
「ネリネ」は毒がないとされていますが、「ネリネ」と思って「ヒガンバナ」を摘んでしまうお子様や、誤って食べてしまうペットもいるかも知れないので、大人が見分け方を知って気をつけてあげた方が良いですよね。
「ネリネ」に毒はないと調べて分かったのですが、この見た目で毒がないなんて、素晴らしいですねー!
でもでも、ヒガンバナ科でもあるので、念の為、食用にはしない方が良い植物だと私は思います。観賞用として美しさを愛でることをお勧めします。
とても美しいお花なので、育ててみたいリストに仲間入りしましたよ。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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