ヒイラギ(柊)は、モクセイ科モクセイ属の常緑高木です。
一年中葉が茂っていて、葉がノコギリの歯のようにトゲトゲしているのが特徴です。
似たようなギザギザの葉で、クリスマスに用いる赤い実をつけるものは西洋ヒイラギ(モチノキ科)で、こちらのヒイラギ(柊)とは、違う植物です(植物分類的にも違う)。
立春の節分に、柊鰯(ひいらぎいわし)として「魔除けや厄除け」の意味をこめて玄関先に飾られることがあります。
ヒイラギ(柊)の枝とイワシの頭を玄関先に飾るのですが、飾る理由、なんでも鬼が「イワシの匂い」を嫌うからだとされています。そして、ギザギザした痛々しい鋭い葉を飾り、鬼が家へ入ってこないようにという願いが込められているそうです。
ギザギザした特徴的な葉は、魔除けになるとされ、見た目も素敵ですし、素敵な植物ですね。
白く可憐で、可愛らしい花ですねー!。1つ1つ大きく咲かないで、小さい花がおしくらまんじゅうを今からはじめるぞーっていうかんじで集まっていて、賑やかですね。
花の開花時期は、11月~12月です(晩秋~初冬)、実(黒紫色の果実)が実る時期は、5月~6月です。
ヒイラギ(柊)の花言葉は「用心深さ」。ヒイラギ(柊)の葉は、トゲトゲした棘があり、用心しないといけないことからつけられました(むやみに触ったりできない)。
疑問がわくような「先見の明」という花言葉ですが、ヒイラギ(柊)の葉のギザギザ部分は、年月とともに次第に少なくなり丸みを帯びるそうで、その葉が変化することからつけられたそうです。
ヒイラギ(柊)はモクセイ科で、キンモクセイのような甘さの良い香りが、ほのかに香ります。とても良い香りで、私はキンモクセイよりも、こちらの香りの方が好きです。
秋の香りとして有名で大人気のキンモクセイの香りですが、ほとんど知られていない、ヒイラギ(柊)のほのかな甘い香りも、知らない方は機会があれば、一度嗅覚を使って体感してみてくださいね。
こちらの情報が誰かの助けや喜びになりますように…。
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