ママたちが気になるローソンのレジ横にある募金箱について聞いてみました!“マチの幸せ”募金って?!

ローソンで買い物をすると、レジ横に緑色の募金箱があるのが目に入ります。
その名も『ローソングループ“マチの幸せ”募金』。おつりで気軽に募金協力ができるのはステキだけど、入れたお金が何に使われて、どう役立っているのかよく知らないのが正直なところですよね。子どもに質問されても、答えられなかった……という人もいるのでは?
このあたりを解明すべく、3人の暮らしニスタさんがローソン本社を直撃!
募金箱の「その先」について聞いてみることに。レジ横から見えたのは、地球と子どもたちの未来でした。

暮らしニスタさん3人がローソン本社へ!

今回、都内のローソン本社を訪れたのは、こちらの暮らしニスタさんたち。
「見慣れてるけどよく知らない、『緑色の募金箱』の謎に迫ってきます!」と意気込み十分です。

  • ヨーコリンさん

    小3女の子のママ。子どもと手作り雑貨や工作が得意。「わが家から一番近いコンビニがローソン。ヘビーユーザーです!」

  • ハニクロさん

    高1女の子、小3、年長男の子のママ。身近なものを使った工作やDIY記事にファン多し。「ナチュラルローソンのグリーンスムージーが大好きです」

  • まなべようこさん

    小6男の子、小4女の子のママ。ライフオーガナイザーとして活躍中。「映画やライブのチケット予約でよくLoppiを使います」

レジ横の募金箱は、横から見ると山の形?!

暮らしニスタの3人を迎えてくれたのは、(株)ローソン 事業サポート部の長谷川泉さん。
まずは、3人に緑の募金箱について、どのくらい知っているかを聞いてみると…、みなさん「買い物をするたびによく見ていたけれど、募金先やどう使われているのかは知らないです」とのお答え。
そこで、長谷川さんに緑の募金箱について色々教えていただきましたよ!

「緑の募金箱は正式名称を『ローソングループ“マチの幸せ”募金』といいます。よく見ると山の形をしているんですが、ご存知でしたか?」
んん? レジ横では四角い面しか見えないけれど、横から見るとたしかに山の形!!
「この募金箱は25年前、緑化活動支援の一環として設置が始まったんです。当時の名称は『ローソン緑の募金』。“地域の一員として、緑を増やすお手伝いで社会貢献したい”というローソンの想いがありました。現在に至るまで、『ローソン緑の募金』活動は継続しながら、災害救援募金のほか東北の子どもたちや一人親家庭などにも支援先が広がり、2013年からは現在の名称に統一しています」

設置場所はローソン以外にも、ナチュラルローソン、HMV、ユナイテッド・シネマの合計約1万3000の店舗にのぼっているとか。
ローソンによく行くというヨーコリンさんは、「募金箱は『あるのは知ってる』レベルだったけど、こうして歴史や意味を知るとがぜん興味が出てきますね」とニッコリ。「今度子どもとお店に行ったら、募金箱の形から話題にしてみたいと思います」

募金箱に入れられたお金はどこへ行く?

ハニクロさんは3人の中で唯一「おつりを募金」したことがある経験者。それでも入れたお金がどうなっていくのかは「よく知らない」と言います。
長谷川さん、教えてください!
「全国の店頭募金はいったんローソン本部に集められ、ローソン本部寄付金とあわせて4つの団体に寄付されます。たとえば『ローソン緑の募金』活動分の寄付先は、(公社)国土緑化推進機構。この団体では年一回、森林整備などに取り組むボランティア団体を公募し、応募のあった団体から国内外の多様な活動を審査して支援先を決め、役立てているんですよ」

『ローソン緑の募金』から森林整備までの流れ

『ローソン緑の募金』活動分のこれまでの総額は39.1億円(2017年2月末現在)にのぼり、主に小・中学校等での緑化活動や、森林整備活動に役立てられているそう。支援した場所は国内外の4,148箇所、面積は約7,104haにもおよんでいます。植樹や間伐など、手入れをした木の本数は実に約1,776万本を超えるのだとか!

「何となく、いいことに使われているんだろうな、とは思っていましたが、ここまでとは!具体的な数字で、子どもや社会のために使われていることを知ることができるとスッキリしますね」とハニクロさん。

『ローソン緑の募金』の実際の活動は?

1992年から継続中の『ローソン緑の募金』。さまざまな社会貢献活動のなかから緑化活動に力を入れる理由について長谷川さんは、「森林は、地球上のすべての生き物にとってかけがえのない財産だからです」と言います。
「今、地球規模で温暖化が問題になっていますよね。二酸化炭素を吸ってきれいな酸素を吐き出してくれる森や林は、その歯止めとして大きな役割を持っています。ローソングループでは『ローソン緑の募金』を通じて森林整備活動を支援し、未来の子どもたちに豊かな森林を残す活動を進めています」と長谷川さん。

「緑化、というと『木を植える』イメージがあると思いますが、育った木の伐採や間伐も重要です。森や林は手入れをしないと繁りすぎて日がささず、元気がなくなり土砂災害を招いたり、きれいな水の保全に影響を及ぼしたりすることも。今は林業が衰退し、放置された森林が増えてしまっていますから、ボランティアによる活動はますます重要性を増しています」

現地でのボランティア活動にはFC加盟店のオーナーさん、店長さん、クルー(パート・アルバイト)さん、本部従業員も参加する機会があり、一緒に汗を流しながら環境活動への理解を深めているそう。

ライフオーガナイザーのまなべさんからは「森林整備活動は整理収納と似ているかも」との感想が。「片づけも一度やったら終わりじゃなくて、大事なものは残し、不要なものは減らしながら維持管理をしていくのがたいせつ。こうした作業を地道にひっぱってくれる人たちの存在は大きいと思います」

暮らしニスタさんが緑化活動を体験!

ローソンの緑化活動に、暮らし二スタの増田陽子さん親子が参加してきました。

  • 森の木々をいかす薪割り体験
  • 地面にも日を当てるための笹刈り作業
  • 葉っぱのハンカチ作り体験

詳しくはこちら

まだまだ聞きたい!
暮らしニスタママたちからの質問タイム!

  • Q1 実際に森林整備活動をしてみたい! 私たちも参加できる?

    まなべようこさん

    A. 各種ボランティア団体に応募を

    ローソンがボランティアさんを直接募集することはありませんが、支援先のボランティア団体が一般の方の参加を募集していることがあります。(公社)国土緑化推進機構のウェブサイトに地域ごとの活動団体を検索できるフォームが用意されているので、チェックしてみてください。

    http://www.green.or.jp/katsudou.php
  • Q2 子どもにもわかりやすい活動事例を教えてほしい!

    ヨーコリンさん

    A. 身近な学校の緑が元気になっているかも!

    『ローソン緑の募金』は全国の小・中学校などの緑化活動も支援しており、年間60校ほど実施しています。木を伐採したことで遊び場が増えたとか、既存樹林の整備をした事で、校庭の時計が見やすくなって遅刻が減った、などの感想も寄せられています。もしかしたらみなさんが通う学校の緑に、募金が役立っているかも知れません。

  • Q3 現金以外に、ポイントで協力できたりする?

    ハニクロさん

    A. できます。Loppiやポイントもぜひ活用を

    募金協力は店頭の募金箱に直接お金を入れるほか、ネット経由でPontaポイント、dポイントなどでも寄付していただくことが可能です。また、店頭の「Loppi」を使うと、支援先を自分で選んで支援することもできます。ぜひ活用してみてください。

ローソングループ
“マチの幸せ”募金への募金方法はいろいろ

  • 店頭募金箱

    全国のローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、HMV、ユナイテッド・シネマの合計約1万3千店舗に募金箱を設置。

  • Loppi募金受付サービス

    ローソン、ナチュラルローソンの店頭マルチメディア情報端末Loppiでは、支援したい団体を選んで寄付が可能。

  • ポイント募金

    Pontaポイント、dポイントでの協力は、ローソン公式ウェブサイトの「ポイント特典申込み」、または店頭のLoppiから申し込めます。

セミナー後のみんなの感想!

  • ハニクロさんの感想:

    「災害義援金以外は使われ方がよくわからなかったけど、こうして知ることができると協力しやすくなりますね。Pontaカードのポイントもためるばかりだったので、どんどん活用していきたいです」

  • まなべようこさんの感想:

    「木を植えるだけでなく育ってからの手入れもたいせつ、という森林整備活動はなるほどなぁと共感する部分が多かったです。現地での活動に親子で参加してみたいです」

  • ヨーコリンさんの感想:

    「コンビニの店頭で、意味のある募金協力ができる環境を作ってくれていることに感謝です。今までは赤い羽根くらいしか参加する機会がなかったけど、子どもを巻き込んで協力していきたいです」

  • ローソン長谷川さんから:

    「子どもたちの成長にいちばん影響力のあるママに、緑のたいせつさを知ってもらえ、嬉しい限りです。今後も募金の使われ方の周知や、ポイントを活用できることなども知っていただき、より協力していただけるよう頑張っていきます。『ローソングループ“マチの幸せ”募金』をよろしくお願いいたします!」

撮影/石川千絵 取材・文/和田玲子