姫ニスタ

今月の注目姫ニスタさんインタビュー!

Vol.【27】 【and_a_plusさん】

平日は会社勤め、週末などには「男前なインテリア」を次々と作り出すワーキングマザー。山梨県甲府市在住。小学校4年生の長男と小学校2年生の次男、ご主人との4人家族で一戸建て住宅に暮らす。暮らしニスタでは、100円均一ショップのアイテムを使ったリメイクや作品の投稿が大人気。
耐震補強にも繋がった〜真っ白な壁面を自分好みに〜
100均すのこで作るインダストリアルなゴミ箱

DIYでストレスフリー! 一番のリフレッシュ法です

 

DIYへの興味は、子どもの机を組み立てて、「自分でもできた!」と感動したのが始まり

以前は「家具は買うのが当たり前」という感覚でした。だから4年前に長男が小学校にあがるときは当たり前のように市販の学習机を探しました。ただ「“THE・学習机”みたいな机は避けたいな、成長しても長く使える机がいいな」という希望があり、インターネットで大人用のシンプルなデザインのものを注文したのです。すると、届いたものが組み立て式でして…。その時は、仕方ないという気持ちで、説明書を見つつの作業。これが実際やってみると、思っていた以上にすごく楽しくて!


DIYを始めるきっかけになったお子さんの机。ご長男が今も愛用中

ひとつひとつの工程を経るごとに徐々に形になっていき、ついに完成!という瞬間には、思わず「お~!!」と声をあげてしまったくらいです。「自分でもつくれるんだ!」と、感動に似た気持ちが込み上げてきて、ハマるきかっけとなりました。

 

自宅をあちこち改造するほどDIYが趣味に。イベントでの委託販売も開始

一度机作りを経験すると他にも何か作りたくなってきて、何か作れるものはないかと家の中を見渡していたところ、リビングのインテリアが気になり始めまして。以前のわが家のリビングと言えば、テイストに統一感がなく、とりあえず3段カラーボックスをいくつか並べている程度。ピンとひらめくものがあり、そのカラーボックスを横にして2つ積み重ね、その上に板を乗せてカウンターテーブルにしようと思い付きました。

当時は、「崩れないの?大丈夫なの?」と主人は心配そうな顔こそしていましたが、全く問題なく使えましたし、子どもたちはリビングを占拠していたテーブルがなくなって広くなったので喜んでいましたね。(笑)

そのあとは「このスペースが空いている」とか「ここが無駄かも」など、自宅のあちこちが気になり始めていつの間にかDIYが趣味に…。今では、壁に棚を取り付けるディアウォールを自由に設置して縦の空間を使ったり、壁紙を利用したり、素人の自分なりに発想して楽しんでいます。ハンドメイドマーケットなどのイベントでは、「Panda屋」さんというお店に委託販売をしていただけるようにもなり、そちらへ作品提供も行なうようになりました。

 

フルタイムで働き、子どもとの時間も大切にしたい。だから約束は守ります

DIYに集中して取りかかれるのは土曜の午前中です。午後からはピアノ、スイミングなど子どもの習い事が3つ重なっているので、その送迎に大忙し。日曜日は「午前中だけDIY」と時間を区切ったり、「今週は一緒にお出かけしようね。来週はDIYをするね」と子どもと約束をしたりして、遊ぶ時は遊ぶように心掛けています。

DIYをする制作時間にメリハリをつけて、子どもと遊ぶ時間をきちんととっているせいか、子どもたちもDIYにはとても協力的。今では手伝ってくれることもあるし、頼もしい存在ですよ。


夜のリビングは、レジャーシートや新聞が敷かれてDIY作業場と化します。

平日は、16年間務めている生命保険会社へ朝から出勤しています。今は、自分の担当する税理士さんの事務所を訪問し、保険の指導をするのが私の任務。DIYとは全く関係がない業種ですよね(笑)。

仕事が終わって帰宅するのは夜8時ごろ。そこから夕飯の支度をはじめて食事をとり、子どもたちの学校からの連絡事項をチェック。家事がひと段落した22時頃に、リビングでDIYを始めます。ここ1年くらいは、「あの場所をこうしたらいいじゃないか」などと、DIYのアイデアが仕事中にも浮かんできて気になってしまうことも…。そんなときは、帰ったらさっそく実行してみたりします。

 

暮らしニスタは、ササッと作れる時短料理レシピを参考にしています。

「暮らしニスタ」に投稿を始めたのは、3年くらい前かな。当時、100円均一のアイテムを使ったリメイクを始めていたので、これをテーマに投稿することにしました。投稿のきっかけはSNSで知り合った友人が「暮らしニスタ」に投稿していたこと。「いいね」やコメントなどの反応が時々いただけると嬉しくて、「次は何を作ろうかな」と、さらにやる気が上がりますね。

読者としては、暮らしニスタでは、料理レシピの投稿をよく拝見させていただいているんです。普段、20時すぎに帰ってきてから晩御飯を用意するので、「とにかく早く作って、すぐ子どもたちに食べさせてあげなきゃ」と思っていますから。いろいろな方のレシピを参考にしていますが、とくに「ひこまる」さんの投稿など、簡単でササッと作れる料理レシピは勉強になっていますね。

 

失敗から勉強。次回には「ちゃんと暮らしに役立つモノ」が作れるように。


キッチンはベースの棚を作り、シートを貼り、調味料棚をプラスし…と約半年をかけてリメイク

リメイク以前のキッチン。電化製品を置くと、上部に何も置けない空間がありました。

DIYは独学で習得しました。住まいや暮らし情報のサイトを見たり、住宅やリメイク関連の雑誌・書籍などを参考にしています。

これまで、自分なりにいろいろな物を作ったりリメイクしたりしてきましたが、実は失敗もたくさんありました。だけど、それが逆にプラスになったと感じています。

例えば、リビングの大きな棚。これは作った当初は、支えが足りなくて最初はグラグラ状態でした(苦笑)。また、「ぴったりサイズで作りたい」というのが、DIYの目的のひとつにありますよね。ちゃんと計り、自分ではジャストサイズで作ったつもりがスペースに収まらず、一度解体してカットして組み立て直した家具もあります。その苦い経験から、実生活に使うためには「支えは十分に工夫しないといけない」とか、「少し余裕を持たせてサイズを設計したほうがよい」とか、身をもって学びました。

 

モノづくりが楽しい、なんて言えるのも、家族の協力があってこそ。

自宅は購入したものですが、以前は「壁に穴は開けてはダメ」と暗黙の了解みたいに思い込んでいました。でも、あるとき、主人が「釘を打ってもいいし、好きなようにやればいいよ」と言ってくれて。主人にしてみれば、「シンプルにしてほしいな」なんて、思っているかもしれません。でも、文句を言わず、私の好き勝手にDIYをさせてくれていることにとても感謝しています。

息子2人は、私が何か作ると「これ、いいじゃん!」と評価してくれることも。ドリルを打つときに木材を片方支えてくれるなど、子どもたちがDIYを手伝ってくれることが最近益々増えてきました。

長男は自身もモノづくりが好きになっているようで、先日は、余った廃材を使って鉛筆立てを作成させていました。「廃材でこんなカッコいい物が作れるんだね!」と驚きましたし、なんだかうれしい気持ちになりましたね。

振り返ってみれば、私の父も犬小屋やうさぎ小屋など、いろいろなものを日曜大工するような人でした。私も父に似てきたのかな、と思います。「モノを作るのは普通のこと」という感覚や、自分で作ったモノはヘンな形でも逆に愛着が湧くことを、父から教わった気がします。

 

子どもたちとの楽しみを増やすDIY。主婦業の時短にも!


子どもたちが学校から持ってくるプリント類を入れる連絡ボックス。家族円満に役立つアイテム。

モノを作るのはそれなりに時間がかかりますが、でも「子どもたちの楽しみを増やせる!」ということも、ぜひお伝えしたいです。我が家の問題をぴったりのアイテムで解決できたり、家族のワクワクを増やせたりするのもDIYの魅力です。

例えば、最近の家族のお気に入りは「連絡帳専用ボックス」。これは、ホームセンターで売っている「すのこ」と100均のワイヤートレーで作ったものです。「連絡帳はここに置く」というルールができ、「学校の連絡帳はどこにあるの?」、「あそこ」、「どこなのよ!」という、子どもとの毎日のやりとりでイライラすることがなくなりました。この「連絡帳専用ボックス」には、郵便物を置くトレーも作成。大事な請求書などをすぐに処理できるようになり、主婦業の時短にもつながっています。

また、わが家にある自作の黒板。これは1メートル四方の板に黒板塗料を塗ったものを壁に貼り付けたのですが、この黒板で「学校みたいだね」と笑いながら、子どもたちと社会や算数などの勉強に取り組んでいます。子どもたちの楽しみも、手作りのアイテムで増やすことができるんだな、と実感しています。

 

ついに電動工具デビュー?! 未知のリメイクにも挑戦していきたいです。


and_a_plusさん愛用の道具たち。ほとんどの電動工具は今年4月から使い始めたもの。

今年春には、ホームセンターを展開する「DCMホールディングス」さんの商品開発に参加させていただきました。そのとき、電動工具一式を頂戴したので、私もようやく本格的に電動工具デビュー。今まで持っている電動工具は、昔ながらのシンプルな電動ノコギリくらいだったのです。いろいろな電動工具を使ってみると、「わー、まっすぐ切れる!」などと驚くことばかり。

これまで自宅の1階をリメイクしてきましたから、次は2階を好きな空間にするのが近い目標。電動工具でできることがぐんと広がりましたから、まだやったことのないリメイクにも今後は挑戦していきたいです。

取材・文/北浦芙三子

 

姫ニスタさんのインタビュー

Vol.26 midoriさん

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