「良質な肉質で、安全、安心」と、人気急上昇の国産銘柄豚「和豚もちぶた」ですが、実際のところ、他の豚肉と比べて味にどんな違いがあるのでしょう?
今回は、料理研究家のほりえさちこさん、料理達人の暮らしニスタさん2人に食べ比べを体験してもらい、暮らしニスタさんには、「和豚もちぶた」を使った絶品レシピを考案してもらいました。
食べ比べをしてくれたのは、右からあいのおうちごはんさん、ほりえさちこさん、玉田悦子さんです。味や香りは? どれくらいやわらかいの?etc. 実際に食べてみた反応をリポートします!
旨みがこんなに違うなんて!しゃぶしゃぶ用バラ肉で比較
食べ比べるのは、「和豚もちぶた」とスーパーで手に入る「普通の豚肉(100g=180円)」、「高級ブランドの豚肉(100g=500円)」のしゃぶしゃぶ用バラ肉。それぞれをしゃぶしゃぶにして、食べてみます!
ちなみにこちらの写真は、和豚もちぶた。
「肉にしっとりとしたツヤがありますね~!楽しみです♪」(玉田さん)
今回は、肉自体の味をしっかり味わえるよう、ポン酢やごまだれではなく、白だしにつけていただきます。
「酒などを加えない、シンプルなたれだけに、肉の風味やおいしさがダイレクトに感じられるはず」(ほりえさん)
まずは和豚もちぶたから。
ほりえさんが取り分けた和豚もちぶたをひと口食べた玉田さんは、「とろけるくらい、やわらかーい!バラ肉なのに、脂がくどくないですね。きめ細かい口当たりで、いくらでも食べられちゃいそうです♪」
あいのおうちごはんさんも「まろやかなうまみを感じます。こんなにおいしいしゃぶしゃぶは初めてかも。やみつきになりますね」と、驚いたよう。
そのあと普通の豚肉を食べてみると、違いは歴然!
「いつもはこの肉が普通だと思って食べてるんですよねえ。でも…」(あいのおうちごはんさん)
「臭みを感じますね。薄味のだしで食べるのはちょっと辛いです」(玉田さん)
一方、100g500円の高級ブランド肉を口にすると、二人とも「さすがにおいしい」と口を揃えます。「やわらかくて、うまみもしっかり感じられますね」(あいのおうちごはんさん)。
ただし、「和豚もちぶたのほうが、あと味がさっぱりとしていて、女性好みかも」(玉田さん)とのこと。
ほりえさんも、
「和豚もちぶたは上品な旨みが魅力ですね。しゃぶしゃぶにしたときに出るアクが、ほかの肉に比べて少ないんです。ということは、ゆで汁を使ったシメの雑炊やうどんも最高においしいはず!」
と、そのおいしさをあらためて実感したよう。
今回、3人の意見をまとめ、それぞれのお肉をポイント別に採点したのが下の表。脂身がしっかりしていてパンチのある高級ブランド肉に対し、和豚もちぶたはくさみがなく、さっぱりしていて、でも奥深い味わいが感じられるのが特長。
「これを食べたらもう普通の肉には戻れないかも」という声もあがりました。
冷めてもやわらかい!ロース肉で比較
次に食べ比べるのは、「和豚もちぶた」「普通の豚肉」「高級ブランド肉」3種類のロース肉。それぞれの肉を同じ味付け、同じ調理法で食べ比べてみます。作るのは、肉の存在感たっぷりで、かたさやうまみの違いが際立つポークソテー。
まずは、和豚もちぶたを調理。
「あえてにんにくなどは加えず、シンプルに塩、こしょうを振るだけで焼きますね。強めの中火で両面こんがりと焼いてから、白ワインや酒を加え、蓋をして火を弱め、蒸し焼きにします」(ほりえさん)
キッチンにこんがり食欲をそそる香りが広がります。
「いい香り~♪ イヤなにおいが全然しないですね!」(あいのおうちごはんさん)
途中でアスパラを加え、仕上げ間際にミニトマトも加えれば、添え野菜も一緒に完成です。
こちらが、和豚もちぶたのポークソテー。なんともおいしそうな焼き上がりです♪ それではいざ、実食!
まず、ひと口食べただけですぐに感じられるのは、そのやわらかさ!!
「すごーい!簡単にかみきれちゃいますよ。それに、とってもジューシー!」(あいのおうちごはんさん)
「肉質がしっとりときめ細やか。香りもいいし、たくさん食べてももたれないですね。」(玉田さん)
続いて口にした普通の豚肉は、「すごくかたくてパサついた感じ。こういう肉は、何かに漬け込んでから焼きたくなりますね」(玉田さん)
味自体もうまみが感じられませんが、「豚肉ってこういうものだと思ってた」(あいのおうちごはんさん)という声も。
高級ブランド肉のポークソテーは、それに対し「とってもやわらかくて食べやすいですね。和豚もちぶたと比べると、赤身の部分がしっかりしていて、野性味もあって、“お肉を食べてる”って感じ。肉食の男性はこっちのほうが好きって人も多いかも」(玉田さん)
比べた結果、3人のロース肉の評価はこちらの表の通り。
「食べ比べてみると、和豚もちぶたの脂のおいしさが際立っていますね。ほのかに甘くて、深い味わい」とほりえさんも絶賛です。
冷めてもおいしい和豚もちぶたは、おべんとうにも最適! ということで、ほりえさんにポークソテーがメインのおべんとうも作ってもらっちゃいました。
「ほんとだ!やわらかさはそのままですね。ふたをあけたときに、肉臭さも感じません」(あいのおうちごはんさん)
「シンプルに焼くだけでこんなにおいしいなら、あれこれ手間をかけなくていいので、忙しい朝にはうれしいですよね」
と、ほりえさんも太鼓判を押します。
実際に食べ比べてみると、ひと言で豚肉とはいっても、いろいろな個性があることがわかります。和豚もちぶたの圧倒的なおいしさに、皆さん魅了されたようです。
和豚(わとん)もちぶたがこんなにおいしいヒミツは?
一度味わったら忘れられないおいしさ!と、注目を集める「和豚もちぶた」。そのおいしさを生み出すことができるのは、育種、生産環境、飼料、流通、すべてにこだわっているからなのです。
1 たった5%の優秀な豚を選んで、品質をキープ!
特徴の違う3品種の豚を掛け合わせてつくられ、種豚から成育管理。そのうちのたった5%の豚だけが「和豚もちぶた」の祖父母と父親となる資格が得られます。このようなきびしい選定基準により、すべての「和豚もちぶた」がいつでもおいしいのです。
2 徹底したデータ管理で、臭みの少ないおいしさを実現!
農場では、膨大な生産データを蓄積し、徹底した安全&衛生管理。えさの食べ具合や発育段階の様子まで細かく数値で管理し、ストレスを与えない快適な飼育環境を整えているので、健康に影響を受けることなく、味や肉質をいい状態でキープできるのです。
3 おいしさを引き出す、こだわりの特製飼料
母豚の母乳で免疫をつけた子豚に、発育段階に合わせた数種類の特製飼料を与えます。飼料は、ビタミンやミネラル類を配合することで、栄養バランスがアップ! 特製飼料を食べて健康に育つから、肉質がしっとりやわらかく、ジューシーなんです。
4 新鮮であることにこだわる、スピード配送システム
自社で管理する食肉処理センターで厳しい衛生管理のもと、素早くカットされたあと、一般的な中間業者を介さず、最短ルートで出荷(一部、問屋を通している商品もあり)されます。こうして、味や品質、衛生的にも最高な状態で届けられているのです。
「和豚(わとん)もちぶた」のバラ肉で作る上質な脂の甘みを堪能!絶品レシピ
今回、レシピを考えていただいた暮らしニスタのお二人は、どちらも子育て真っ最中のママ。おいしい和豚もちぶたで、小さな子どもでもさらに食べやすい料理を作ってくれました。
まずは玉田さんのレシピを♪
●作り置きもOK!「豚肉と切り干し大根のトマトジュース煮」
(レシピ考案:玉田悦子さん)
トマトジュースとめんつゆで、味つけラクラクのレシピを提案してくれたのは、玉田さん。「トマトジュースの適度な酸味と甘みが、“和豚もちぶた”の甘みを引き立たせてくれます。」
家族もすっかり「和豚もちぶた」に魅了されたそう。「とにかくやわらかく口どけのいい肉に、子どもたちも箸がすすんでいました。最初は、『上品な感じで少し物足りないかも…』と言っていた主人も、食べすすめるうちに“和豚もちぶた”の上質な味わいに心奪われ、『いくらでも食べられるね!』と喜んでいました」
【材料】(2人分)
・和豚もちぶた(しゃぶしゃぶ用バラ肉):200g
・切り干し大根:20g
・ねぎ:10㎝
・しめじ:60g
・Aトマトジュース(無塩タイプ):200ml
・Aめんつゆ(2倍濃縮):大さじ4
・Aみりん:大さじ1
【作り方】
1 「和豚もちぶた」は半分の長さに切る。ねぎはみじん切りにし、しめじは石づきを除いて1本ずつほぐす。
2 切り干し大根はさっと水洗いし、水けを絞る。これをあと2回くり返す。
3 鍋に豚肉とねぎを入れて弱火にかけ、肉の脂が出てきたら軽くいため、切り干し大根、しめじも加えていためる。
4 全体に油が回ったら水100mlを加え、蓋をして、途中1~2回まぜながら3分煮る。Aを加え、途中2~3回まぜながら、蓋をしないで汁けが1/3程度になるまで煮る。
5 器に盛り、あれば塩ゆでして斜めせん切りにした絹さやを添える。
※冷蔵室で4日間保存できる。
☆玉田悦子さんの投稿はこちら
「和豚(わとん)もちぶた」のロース肉で作るジューシー♪絶品レシピ
続いてあいのおうちごはんさんは、冷めてもおいしいロース肉でこんなレシピを考えてくれました。
●やみつき!あんかけオニオンオイスターポーク
(レシピ考案:あいのおうちごはんさん)
厚みのあるロース切身を使ったソテーを紹介してくれたのは、あいのおうちごはんさん。オイスターソース味のたれで旨みがアップし、豚肉との相性もバッチリ!だそう。「おろし玉ねぎのおかげでとろみもつき、味もよくからみます。」
「主人がナイフがいらないね!と、そのやわらかさにおどろいていました。いつもは厚みのある肉はかたくて嫌がる1歳の娘も、喜んで食べてくれたんですよ」。家族の反応もとてもよく、すっかり和豚もちぶたのファンになったそうです。
【材料】(2人分)
・和豚もちぶた(ロース切身):2枚
・にんにく:1かけ
・オリーブ油:大さじ1
・塩、こしょう:少々
A新玉ねぎすりおろし:小1個
Aオイスターソース:大さじ2
A砂糖:大さじ2
A酢:大さじ1
Aしょうゆ:大さじ1/2
A片栗粉:小さじ1/2
・パセリ(乾燥):適量
【作り方】
1 にんにくは薄切りにする。
2 にんにくチップを作る。フライパンにオリーブ油、にんにくを入れて弱火にかけ、カリッとしたらにんにくをとり出す。
3 「和豚もちぶた」は筋切りし、両面に塩、こしょうを振る。Aはまぜ合わせる。
4 2のフライパンを熱し、「和豚もちぶた」を入れて両面がこんがりとするまで焼く。余分な油をキッチンペーパーでふきとり、Aを加え、肉によくからめる。
5 器に盛り、2のにんにくチップを散らし、パセリを振る。好みでキャベツのせん切りやアスパラとマッシュルームのバターソテー、ミニトマトを添える。
★余ったたれの利用方法★
肉にからめるたれが残ったので、肉をとり出したあと、コーンを加えてからめました!
☆あいのおうちごはんさんの投稿はこちら
気になっているけれど、どれを買っていいか迷っている人は、まずはお試しセットで、どうぞ♪ 「和豚もちぶた」の魅力をギュッと詰め込んだお得なセットです。
「ジャパンフードセレクション」金賞を受賞しました!
1万人のフードアナリストが選考する、日本人の繊細な味覚・嗜好性・感性・食文化に配慮した日本初の食品・食材評価制度「ジャパン・フード・セレクション」において、和豚もちぶたのロース肉、バラ肉、ロースハム、ベーコンの4商品が金賞を受賞しました。
金賞受賞を記念して、4商品をおトクに楽しめる「ジャパン・フード・セレクション金賞セット」もおすすめです!
撮影/松久幸太郎 取材・文/田子直美
提供/グローバルピッグファーム株式会社
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