プレスリリース

【満場一致で最優秀賞決定!】宝島社『このマンガがすごい!』大賞決定!実体験をもとにトランスジェンダーを描いた『ECHOES(エコーズ)』

女子高生それぞれの悩みや葛藤を描いた女子バスケマンガ

株式会社宝島社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:蓮見清一)が主催する、第7回『このマンガがすごい!』大賞が決定しました。最優秀賞(大賞)は、『ECHOES(エコーズ)』が受賞し、2016年12月10日(土)に刊行します。


 


 本書は、著者・歩(あゆみ)さんの実体験を織り交ぜ描かれた女子バスケットマンガです。男性の心を持ちトランスジェンダーであることに悩み葛藤する主人公・青(せい)、過去の人間関係から人を信じられなくなった飛鳥、過去への罪悪感と自分の情けなさと戦うキャプテン金子など、それぞれの部員が悩みを抱え葛藤しながらも成長していく姿を描いています。著者自身、3歳の時から自身の性に違和感を感じており、今回のマンガは、ひとつのコミュニティの中には様々な人がいてもいいんだというメッセージ、トランスジェンダーが特異ではない世の中になってほしいという願いを込めて制作しました。新人とは思えない躍動感のある画力、物語の構成が評価され、満場一致で今回の受賞に至りました。

 同大賞は、“その年一番面白いマンガ”をランキング形式で発表しているガイドブック『このマンガがすごい!』を発行する宝島社が、『このマンガがすごい!』にランク入りするような作家の発掘・育成を目的とし、2010年に創設した新人賞です。過去にガイドブック『このマンガがすごい!』で1位に選ばれた作品は『暗殺教室』や『俺物語!!』『進撃の巨人』など、多くの作品が映像化・アニメ化されています。

 『このマンガがすごい!』大賞は、これからも新しい作家・作品を発掘・育成し、業界の活性化に寄与してまいります。

最優秀賞受賞 
2016年12月10日発売!
『ECHOES(エコーズ)』


『ECHOES(エコーズ)』(宝島社)

『ECHOES(エコーズ)』(宝島社)

『ECHOES(エコーズ)』(宝島社)


(あらすじ)
バスケ部1年の青は、控え選手だがチームのムードメーカー。そんな青は、実力は頭抜けているが仲間を信頼しないため、孤立しがちな飛鳥を放っておけない。
次第に信頼しあう2人。しかし青は、いつしか飛鳥に別の気持ちを抱き始める。
【著者】歩(あゆみ)
1988年9月生まれ。28歳。北海道旭川市出身。現在は東京都在住。
北海道芸術デザイン専門学校イラストレーション専攻卒業。
スマートフォン向けゲーム制作会社でデザイナーを経験後、現在は、フリーランスのイラストレーターとして活動中。3歳のときから性の違和感を感じていたが、19歳のときにトランスジェンダーであることを自覚。
※受賞者の生年月は年齢のご確認にのみご使用ください。

【著者受賞コメント】
最優秀賞受賞は、未だに信じられないくらいです。大事に守ってきたこの作品が良い機会に恵まれてよかったです。女の子が活躍する物語は、きらびやかで可愛らしい作品が多いと思うのですが、正統派な作画で、人間としての女性をかっこよく描きたいという思いで制作しました。

【選評】宝島社 第2書籍局 第2編集部編集長 薗部真一
本作はかつて女子高校生としてバスケ部で活動した、現在“男性”である著者自身の「性の違和感」をテーマのひとつとした作品です。でも実は、それはテーマの「ひとつ」に過ぎません。
圧倒的な画力、作品のテンポ、読者を強烈に惹きつける表情の力によって、おそらく想像していたのとは、まったく違う読後感を抱かれると思います。


<『このマンガがすごい!』大賞 概要>
□主催:株式会社宝島社
□募集対象:プロアマ・年齢・性別不問。日本語でのコミュニケーションが十分可能であれば、国籍も問わず。
応募原稿は商業媒体未発表のオリジナル作品に限る。
□規定枚数:基本的に上限・下限なし。いくつかの短編・中編・ショートショート作品を組み合わせての応募も可。

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