コラム

どう違う？既婚女性に聞く「結婚生活の理想と現実」

更新日：2017.10.28

独身のときは悩みや不条理なことに直面すると、「あぁ～結婚して楽になりたい～」と漠然とした思いを呟き、“結婚したら何かから解放される”というような希望を描いていたものです。けれど、結婚したらしたで、「夫」「子ども」「マイホーム」「生活」「お金」…果ては「自分」までが予想とは全く異なる展開に…。
いったい何がどう思い描いていた結婚生活と違ったのか、既婚女性100人にご自身の体験をお話してもらいました。

夫に対する「違った！」

・子どもが産まれたら、よき父親になってくれると思っていたのに。
・下宿していたので勝手に家事能力があると思っていたが、違った。
・父親になっても、自分の生活ペースを崩さずマイペースを保とうとする。
・みんなとリズムが合わそうとしない。
・マザコンだった。

「もっと家事をしてくれると思った」という意見が多数ありました。そのほかにも、家事ができなかったり、子どもより自分を優先したりといった「大人じゃない夫」にイライラしている奥様が多いよう。浮気をされてしまったり、ギャンブル好きに悩まされた、などというショッキングな体験もありましたが、「夫は他人なので理想と同じはずがない」という冷静なご意見も。

自分に対する「違った！」

・仕事をしていると思ったのに専業主婦をやっている。
・こんなにも専業主婦が自分に合わないとは思わなかった…。
・やりたいことも、やらないといけないこともあるけれど、育児を理由に動かない自分…。
・趣味を生かした仕事を始めていると思っていたが、まだ何も動いていない。
・子どもがいて働ける職場がない。

「仕事を辞めざるを得なかった」という回答が最も多く、女性の社会進出を！などと言われていますが、現実にはまだまだ働く母に世間は厳しいよう。また、「専業主婦になるつもりはなかった」という意見もあり、子どもを産んでからのライフスタイルの変化にとまどいを覚える声も見られました。

マイホームに対する「違った！」

・多少家賃が高くても利便性や設備がよい家に住みたかったけれど、夫はとにかく家賃が安いところ！と言って聞かなかった。
・狭いアパートに住んでいたけれど家賃が払えず、私が子どもの頃から住んでいる団地に住むことに。家に関してだけは周りからも不憫がられています。
・未だに賃貸物件。

夢は広々としたマイホームだったけど、現実は家賃が高いので狭い家に住んでいる、という声がほとんどでした。ちょっと変わったところでは、「同居相手の家が広過ぎた」という回答もありましたが、お掃除が大変なのでしょうか？

子どもに対する「違った！」

・全然言うことをきかない。かわいいけれど、子どもを育てるって大変＆疲れる。
・子どもが2人ほしいと思っていましたが、あまりにも育児が大変で、一人っ子でいいかもしれない。
・理想より早く子どもを授かって、色々とバタバタしてしまっている。

育児は、想像以上に手がかかったり、体力を使ったりして大変なことが多く、理想の生活はあっても実際には育児で手いっぱいという人が多いようです。でも、やっぱりかわいいのが子どもというもの。どんなに理想と違う生活でも、自分の子どもだと思えば耐えられるのが母親というものですよね。

生活やお金に対する「違った！」

・もう少し余裕をもって暮らしていけると思っていたのに…。
・異常にお金が出て行くのでビックリしています。
・生活第一なので理想と現実のギャップが激しい。

独身時代にはなくて済んだ出費が、次々に出てきたりするのも結婚というもの。「独身時代より生活レベルが下がった」という人もいるほど、お金に関しては理想と現実が違うものなのかもしれません。

※20～40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケートより。
写真© milatas - Fotolia.com

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