コラム

女性の約8割が痴漢被害者！恐怖と怒りの体験を告白…

更新日：2017.10.28

駅のホームなどでよく見かける痴漢撲滅ポスター。「痴漢は犯罪です！」「見かけたら通報を！」とこれだけ呼びかけているということは、実際に痴漢された女性が多いという証拠ですよね。

そこで、女性100人を対象に「痴漢被害に遭ったことがあるか」を探ってみました。

【質問1】痴漢被害に遭った経験はありますか？

Yes　　　　　78人
No 　　　　　22人

なんと、約8割の女性が痴漢被害にあったことがあると回答。
逆に考えると、「遭ったことがない」と回答した人は、なんらかの対策を取っているなどして気をつけているということなのでしょうか？　痴漢被害にあったことがない人に質問してみました。

【質問2】痴漢被害にあわなくて済んでいる理由はなんだと思いますか？

▼移動手段
・「電車に乗ることがあまりないので」

・「混んでいる電車やバスには乗らないように気をつけています」

・「通学にも通勤にも電車を使ったことがなく、これまでずっと自転車かマイカーだったので」

▼住んでいる場所
・「平和な田舎に住んでいるので、痴漢被害にあうようなことはありません」

・「私が住む田舎ではそういった目にあったことはないですが、都会では多いんだろうなと思っています」

▼その他
・「私に魅力がないだけかもしれません」

被害にあったことがないと回答した人の大半が、「満員電車・バスを利用していない」か「人口密度が低い地域に住んでいる」ことが分かりました。
ということは、ある程度都心に住んでいるなら、日頃から被害にあわないよう細心の注意を払うことが必要だということ。では、どんな状況が被害に遭いやすいのでしょうか？　痴漢被害にあったことがある人に質問してみました。

【質問3】痴漢被害にあったのはどんなシチュエーションでしたか？

▼満員電車・バス
・「通学バスの中でお尻を触られたけど、大勢人がいて誰に触られたのか分かりませんでした」

・「電車が開く際、ドアのところに立っていたら、降りる人に紛れて痴漢にお尻を掴まれました。ほんとに一瞬の出来事で、どの人なのかも分からないし、何も対処できませんでした」

・「OL時代に電車の中で痴漢にあい、相手の顔を携帯で撮って警察に突き出しました」
▼電車で居眠り中に
・「電車に座って寝ていたらお尻をもぞもぞ触られました。ちょうどバッグの中にコンパスが入っていたので、こっそり取り出して相手の手を刺したら、次の駅で降りていきました」

・「高校生のころ、電車で座って寝ていたら違和感を覚えたので目を開けると、隣のおじさんに太ももを触られていました。気づいたタイミングでちょうど電車が停まったので逃げられましたが、すごく不快でした」
▼夜道を歩いているとき
・「アルバイトからの帰り道、自転車に乗った中年男性が後ろから近づいてきてお尻を鷲掴みにしてきました。追いかけたけど相手が自転車だったので追いつくことができませんでした…」

・「飲んで帰った帰り道、なんとなく背後に気配を感じるなと思ったら、後ろからお尻をガッと掴まれました。突発的なことだったので声が出ず立ちすくんでしまい、その間に逃げられてしまいました」

・「18歳のとき、夜、駅から自宅に徒歩で向かっている途中に痴漢にあいました。局部を見せつけられたので、大声を上げていつもと違う道を走って帰りました」
▼本屋
・「本屋で立ち読みしていたら何度もお尻を触られました。一緒にいた友だちは抱きつかれていました」

・「本屋で立ち読みしていたとき、スカートの中を覗かれました」

・「学生時代、本屋で立ち読みしていたら、通りすがりの人にお尻を触られました。何人も人がいたので誰か分からず何もできませんでした」

満員電車や夜道は予想通りといったところですが、意外に多かったのが、本屋で立ち読み中に被害に遭ったとの回答。身体を触られるだけでなく、本人が気付いていないところで盗撮される可能性もあるので、読書に没頭し過ぎることなく、最低限の注意は払うようにしましょう。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© jedi-master - Fotolia.com

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