コラム

知っておきたい！夫婦ゲンカのあと相手に歩み寄れる5つのポイント

更新日：2017.10.28

結婚生活において“夫婦ゲンカ”はつきもの。もともと育ちも性格も違う二人が一緒になるのですから、何かあるたびにぶつかるのは仕方ないことですよね。だから、大切なのは、ケンカのあとをどうするかです。怒りが収まらないこともあるでしょうが、お互いに歩み寄る姿勢がなければよい方向には進みません。
そこで今回は、夫婦ゲンカのあとに、相手に歩み寄るためにはどうしたらよいか、についてポイントを絞って考えてみます。

歩み寄るポイントその1：一呼吸おいて冷静になる

思い返しては腹が立ったり、納得がいかなかったり…。ケンカをした直後は高ぶった感情がなかなか収まりません。
冷静になれないときは何をしても無駄。
だんだん、ケンカの理由が何だったのか、本質的な部分を外れて感情論で物事を考えるようになってしまうからです。

そのようなときはクールダウンするため、一人になったり何か別のことをしたりしてみましょう。
お友達と遊びに行ってストレス発散するのもいいですし、ショッピングやスイーツで気が紛れるならそれもよいでしょう。
気分転換する方法が見つからないときはアイロンがけや拭き掃除、草むしりなど無心になってやれる家事をするのもオススメです。

時間がたてば、ケンカは過去のこととしてあまり気に留めなくなるかもしれません。気持ちに余裕ができれば相手の立場や考え方を受け入れられるようになり、自分がいますべきことも分かるようになるはずです。

歩み寄るポイントその2：下手なプライドは捨てよう

夫婦ゲンカのあと、「悪いのは旦那なんだから、絶対に自分からは謝らない」と意固地になってしまうことはありませんか？
しかし「自分には非がない」と思っていても、夫には別の言い分があるかもしれません。
もしかしたらお互いに原因があるかもしれないのです。「夫婦ゲンカは勝ち負けではない」、これはとても重要なことです。
勝者も敗者もないのですから、いま起きている状況を改善するためには話し合いをしなければいけません。

それなのにどちらかが勝ち負けにこだわったり、自分のプライドを捨てられなかったりするのはナンセンスな話です。
とはいっても、なかなか自分から折れるのは難しいこともあるでしょう。けれど、きちんと話し合いをするのが「大人の対応」です。

下手なプライドは捨てて、「さっきは私も悪かった。でも私はこう思ったの」という会話を自分から持ち掛けてみませんか。

歩み寄るポイントその3：旦那さんの好物を食卓に並べる

仲直りするきっかけを探しているなら、夫の喜びそうな料理を食卓に並べましょう。
やはり「胃袋をつかむ」ことは強いのです。「そんな単純なことで…」と思われるかもしれませんが、下手な言葉で仲を取り繕うとするより、よっぽど効果的なこともあります。

いつもは発泡酒で我慢してもらっている夫には、特別にビールを出してあげてもよいでしょう。
とにかく分かりやすい形で、夫を喜ばせる食事をさりげなく用意するのがポイントです。好物の食事で夫の気がゆるんだときに「私も悪かった、ごめんね」と一言、伝えられると効果的でしょう。

歩み寄るポイントその4：最低限のあいさつはする

ケンカのあと、嫌悪感が増すと無視したくなったり、顔を合わせるのも嫌になったり…。
そうなる気持ちは分からなくもないですが、ケンカ相手は一緒に生活している夫です。もう二度と会わなくなる関係ではないので、険悪な雰囲気を長く続けてもお互いにとって何も良いことはありません。
ケンカのあと会話がぎこちないのは仕方ありませんが、せめて挨拶ぐらいはちゃんとするようにしましょう。
ケンカ相手に笑顔を見せるのは無理でしょうが、目を合わせて「おはよう」や「おかえり」を言えるぐらいの器量の大きさは持ちたいものです。言葉を交わしているうちに、自然と会話が元に戻るようになってくるはずです。

歩み寄るポイントその5：長引かせない

ケンカのあとお互いが引くに引けなくなり、いつの間にか仲直りするきっかけを失ってしまうことがあります。
長引けば長引くほど、ケンカはそもそもどうして起きたのか、という理由が分からなくなり、過去の出来事まで感情に混ざるようになって「やっぱりこの結婚は間違いだった」と思うようにもなりかねません。
さらに会話するきっかけを失ったままでは、家庭内別居のような状態になってしまいます。相手に愛想をつかしたまま時間だけが過ぎるようになり、このまま冷戦を続けるか、離婚するか、という選択肢しかなくなってしまうかもしれません。

まだ話し合いをする余地があるうちに、勇気をもって対話を切り出しましょう。

最後に番外編ですが、内緒で女友達と贅沢なランチをしたり、前から欲しかった物を買っちゃったり、こっそり可愛らしい“復讐”をするぐらいは許されるのではないでしょうか。それで気分を上げて、自分から「ごめんね」を言えるぐらいになれば万々歳です。夫婦は人生を共に歩んでいくパートナー。ケンカも二人の絆を強くする出来事です。今回ご紹介した歩み寄るためのポイントを頭に入れておけば、夫婦ゲンカのあと、一歩立ち止まって冷静に考えられるでしょう。怒りの感情を上手にコントロールして、夫婦ゲンカを夫婦の危機ではなく「好機」に変えられるようにしたいですね。

＜プロフィール＞
けんざきゆり
webライター
2人の子どもを子育てする傍ら、新聞社での記者経験を生かして幅広いジャンルの記事を執筆中。結婚、子育てにまつわるライフスタイルの記事を得意としつつ、美容や音楽、流行のものなどにも好奇心を働かせ積極的に執筆活動を続けている。

写真© auremar - Fotolia.com

Profileけんざきゆり

webライター
2人の子どもを子育てする傍ら、新聞社での記者経験を生かして幅広いジャンルの記事を執筆中。結婚、子育てにまつわるライフスタイルの記事を得意としつつ、美容や音楽、流行のものなどにも好奇心を働かせ積極的に執筆活動を続けている。

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