コラム

ニオイや漏れ聞こえるあえぎ声…主婦たちが体験した「隣人トラブル」

更新日：2017.10.28

ご近所づきあいが減ったと言われる昨今ですが、隣人トラブルについては引きも切らず。集合住宅に住んでいるような場合はなおさらです。そこで、子どもをもつ主婦100人に、実際に経験したご近所トラブルとその顛末を告白してもらいました。

その1 「ペットの鳴き声トラブル」

隣人トラブルのアンケートでもっとも多かったのがペットの鳴き声によるもの。飼い主としては家族同然のペットの鳴き声を騒音として意識しないことも多いのも原因に。
「ペット禁止のマンションなのに隣人が犬を飼っていて、吠え声がとにかくうるさい。何度も何度も管理会社に言いましたが、あまり改善はされませんでした」
「外で飼っていた犬の鳴く声がうるさいと隣の人からクレームをつけられたことがあります。実際に家まで怒鳴り込まれ困りました」
など、両者には意識のギャップがはっきり。これについてはやはり飼い主側の意識改善が必要で、
「子犬のうちからしつけ教室に入れ、むやみにほえなくさせました。おかげでご近所の人たちに可愛がってもらっています」
「昔、とてもおしゃべりな九官鳥を飼っていて、昼間によくしゃべっていました。隣人は夜の仕事らしく昼は寝ていることが多かったようでクレームを言われました。そこで九官鳥は実家に預けました」
と、飼い主側が責任をもって対応できればすんなり解決することが多いようです。

その2「ベランダ喫煙トラブル」

とくに集合住宅では、ベランダも隣人トラブルの火種に。最近ではタバコの煙もそのひとつ。
「子どもが生まれてから家の中でタバコを吸えなくなったパパはベランダへ。しかし上の階の人からタバコ臭いとクレームがきて、換気扇の下に移動しました。せっかくだから禁煙すればいいのに」
「マンションのベランダがタバコ臭いなと思っていたら、どこかの部屋の人も同じことを思っていたようで、『タバコ吸わないでください』という手紙がポストに。何戸かに投函していたようですが、我が家も疑われて嫌でした」
「隣の人がベランダでタバコを吸っていて、洗濯物が臭くなるので干せなかった。悩んでいましたが、相手が引っ越して解決」
と、“副流煙”を生むタバコはとことんやっかいもの。健康のためにも禁煙がおすすめですね。タバコ以外にも、香りの強い柔軟剤がトラブルの原因になることもあるようで…
「マンションのお隣は年頃のお嬢さんが2人いて、そのせいかベランダの洗濯物からはファンシーな柔軟剤の臭いがプンプン。とくに生乾き時は窓をあけていると気持ちが悪くなるほどです。何も言えませんでしたが、我が家が引っ越すことになり解決」
臭いに垣根なし、お互い気を付けたいものです。

トラブルその3「変人トラブル」

“汝の隣人を愛せよ”とイエス様はおっしゃいましたが、対応に困る隣人だっているんです。
「突然お隣のご主人が、『うちの妻が不倫で行方不明なので知りませんか？』とやってきてビックリ。のちにその奥さんから電話があり、『主人の言ったことは嘘です！』と…。関係ないこちらとしてはどっちでもいいんですが、結局お隣は離婚してしまいました」
「何度もお金を借りに来る隣人がいたが、もう貸せないと強めにきっぱり断ったら来なくなった」
と夫婦のいざこざや金銭トラブルも、ときに隣人によりもたらされます。
「隣の部屋から毎日Ｈのあえぎ声が聞こえてきた。それも、たまにではなく連日、深夜早朝。やめてと思ったけれど、そんな文句を面と向かって言うのは怖いし恥ずかしいので、聞こえてきたある早朝『朝からお疲れ様でーす！』と壁に向かって叫んでみた。翌日から控えめになった（笑）」。
言い出しにくいお隣さんへのクレームは、ときに工夫をこらして反撃してみるのも効果的かもしれません。

文／和田玲子
※20～40代の既婚女性100名を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© tenboh siyaraku - Fotolia.com

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