コラム

間違ったムダ毛処理は、乾燥・肌荒れ・黒ずみの原因に！

更新日：2017.10.28

ノースリーブやショートパンツをかっこよく着こなすためにも、全身くまなくムダ毛処理をしておきたいと思うのは乙女心。
でも、剃ったり抜いたりを続けていると、赤みや乾燥といった症状が生じることがあるばかりか、ときには肌が炎症をおこしてしまったり、度重なる炎症で色素沈着を起こし肌が黒ずんでくる恐れだってあります。
そうなることを防ぐためにも、肌を傷めることなく処理する方法をしっかりと心得ておきたいもの。といわけで今回は、肌を傷めずに処理するための基本的な「剃り方」をご紹介します。

肌を傷めずに剃る方法

▼Step 1. 剃りたい箇所に蒸しタオルをあてて、毛を柔らかくする

水に濡らして軽く絞ったタオルを1分ほどレンジでチンして作った蒸しタオルで、剃りたい箇所をゆっくりとあたためていきます。これによって、毛が水分を含んで膨張して柔らかくなるので、剃りやすさがぐっとアップします。

▼Step2. 乳液などで肌をしっかりと保湿する

肌が乾燥した状態だと、カミソリの刃がひっかかりやすいため、トラブルの原因になりかねません。肌への負担を軽減するため、処理前には乳液や美容ジェルなどでしっかりと保湿をおこないましょう。
ちなみに、もっとも望ましいのは、普段からまめに保湿をおこなっておくこと。肌のバリア機能が高まり、炎症などのトラブルを起こしにくくなります。

▼Step3. 毛流れに沿ってやさしく剃る

刃先をすべりやすくするため、石けんの泡やシェービングクリームを肌にのせて、カミソリまたは電動シェーバーで剃り始めます。注意すべきは、カミソリや電動シェーバーを肌に強く当てすぎないこと。フワリと当てた状態で、毛流れに沿ってやさしく剃りましょう。
毛流れは、腕や脚は上から下へ、が基本。ワキの毛は放射状に生えていますが、1本1本バラバラなので、毛の流れをよく見極めることが大切です。

▼Step4. 剃り終わったらしっかり保湿

剃った後の肌は水分が失われている状態なので、お手入れ後はしっかりと保湿してあげることが必要です。乳液やジェルなどでたっぷりとうるおいを与え、肌の状態を整えましょう。また、使用後のカミソリはそのままにしておくと雑菌が繁殖するので、きちんと洗って保管することをお忘れなく。

毛抜き、除毛、脱色のメリット、デメリットは？

カミソリや電動シェーバーでのお手入れが苦手なら、毛抜きや除毛、脱色といった方法で自己処理をおこなうこともできます。しかし、いずれの方法にもメリット、デメリットがあるので、それぞれのお手入れ方法についてしっかりと理解した上で、自分に最も合った方法を選ぶのがベストです。

▼毛を抜く
まず、毛抜きを使った処理は、毛根から抜くため、毛のない状態が長く続くことがメリットです。ワックスや家庭用脱毛器を使えば、処理速度もスピーディーに。しかし、部位によっては痛みや刺激が大きいので、肌の弱い人は十分注意することが必要です。

▼除毛
クリーム状の薬剤によって毛をとかす「除毛」なら、根元から除去できるため仕上がりもキレイ。しかし、薬剤を直接肌に塗布するため、肌が敏感な人には不向き。アレルギー体質の人なども、必ずパッチテストをおこなって、問題がなさそうだったら利用するようにしましょう。

▼脱色
同じく薬剤を使用する「脱色」も、肌の弱い人はパッチテストをおこなうことが必須です。こちらの方法なら、剃ったり抜いたりすることがないので、処理後、毛が伸びてきたときにチクチクする不快感に悩まされることもありません。ただ、太陽の光を浴びるとキラキラと反射して光ってしまうので、好みが分かれるところではありそうですね。

永久脱毛をしない限り、ムダ毛処理とは長いおつきあいになりますから、ストレスを感じることなく、続けていける方法を早めに見つけたいものです。

写真© naka - Fotolia.com
※出典：雑誌『Como』（主婦の友社）／「ムダ毛のお悩み解決塾」より

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