コラム

「うちの子、もしやネット依存症？」気になる様子とママの対処法、教えます！

更新日：2017.10.28

一人一台持つことが当たり前になってきたパソコンやスマートフォン。適度なネットサーフィンやゲームは息抜きにぴったりですよね。でも、ハマりすぎにはご注意を。いわゆるネット依存症になってしまうと、息抜きどころか心と体に大きな影響が出てしまうのです。特に子どもの場合、成績の低下や睡眠障害、昼夜逆転による不登校など、深刻な問題を引き起こしてしまうこともあるようですよ…。
そこで今回は「うちの子、ネット依存症？」と思ったことがあるママ100人に、そう思うに至った子どもの様子や実際にとった対策について教えてもらいました！

気になる様子1：スマホやパソコンから片時も離れない

スマホはいつも肌身離さず持ち歩き、ネットを始めると寝食を忘れて没頭してしまう。こんな様子は危険信号かも。

・「日々、朝起きてから寝るまでスマホを離さず、何をするにもスマホを見ながらです。お風呂に入るときも防水カバーに入れて持ち込むという始末…心配です」

・「ラインのメッセージが届いた時の反応がやたら敏感。そしてすぐ読んで返事をしている」

・「やたらとゲームばっかりしていたが、とうとう自分の部屋に引きこもって出てこなくなってしまった」

“自分の意志ではスマホやパソコンをやめられない”のは立派な依存症だそう。あとちょっとだけ…のはずが気づけば数十分経っていたなんてこと、大人でもありませんか？依存症への入口はすごく身近にあるんです。

気になる様子2：取り上げると怒る

ネットの世界は楽しいもの。そろそろやめなよ！と注意した瞬間、思わずキレちゃう子どもも…。

・「約束している時間になってもパソコンを続け、時間でしょと言ったら怒りだした」

・「PCでネットゲームをしている時、時間を決めてもやめられず、いい加減にするように注意してもやめられず、きつく叱ると逆ギレする。しかもその切れ方が、他のことで叱った時と違い激しくキレるので『依存症かも』と思った。対策が思いつかず放っておいたら、自然と飽きたようだけど…」

・「静かにしているのを良い事に、必要な時は遊ばせてたiPad。取り上げると怒り出す3歳児。1日30分に時間を限定するようにしました。ある日、忙しくお出掛けの支度をしてる時に『このドア閉めるね、僕平気』と一言。こんな言葉に不信を抱きそっと見に行くと、ドアの向こうで部屋の隅に隠れてiPadで遊んでいた。あまりのことに、携帯もネットもロックした」

“止めるよう言われても止められない”のもネット依存症の症状。小さな子なら「楽しいおもちゃを取り上げられた！悔しい！」と怒っているだけかもしれませんが、年齢が上がるにつれ問題は複雑になりそう。これからの時代、幼いころからネット機器との正しい付き合い方を身に着けさせておきたいですね。

みんなどうしてる？依存症への対策

ネットに依存気味の子どもに、各家庭でどんな対策を取っているのかについても聞いてみました。

■時間を決める

「帰宅したら、まずネット（YouTube）を見せてと言います。いつの間にか、おもちゃで遊ばなくなっています。対策としては、やる事やってから（宿題）、20分だけよ！とか時間を決めて、それを守らせています」

■あえての放置

「2時間くらいネットゲームをしていた時期がありました。でも、放置していたら、自分で『やばい』と気づいたようで、コントロールするようになりました」

■声かけや注意

「とにかく暇さえあれば携帯を見ている、ゲームをしている状態でした。言い続ける事で本人が気をつける様になってきました」

最も多かったのは「時間を決めて使わせる」というご意見。リビングでしか使わせない、寝る時は親に預けるなど「場所を決めて使わせる」のも有効かもしれません。
ある程度大きくなった子どもには「あえて放置」して自分で気づかせるという対策も効く様子。何度「声掛けや注意」をしても良くならないときには、「没収」「ネット解約」という最終手段をとるお母さんもいましたよ。

私たち大人が子どもだった頃とは違い、どうやら子供たちはゲームやLINEなしには友達とのコミュニケーションが難しくなり、結果人間関係にヒビが入るなんてこともあるようです。そう考えるとネット環境を完全に取り上げることは難しく、親も対応に悩んじゃいますよね。
気になる様子が見られる場合、依存症かどうか簡単にチェックできるサイトもあります。ネットそのものを全否定はせず、親も子も、友人も共に程よい距離でお付き合いできるといいですね。

文／namikibashi
※20～40代の既婚女性100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© tatsushi - Fotolia.com

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