コラム

成長した姿にウルッ！2人目出産後の“上の子”エピソード

更新日：2017.10.28

ついに待望の2人目となると、親はもちろんのこと、上の子どももドキドキワクワクですよね。
下の子が生まれると、上の子が“赤ちゃん返り”をしてしまうなんていう話しも聞きますが、そこはやっぱりお兄ちゃん・お姉ちゃんですから、頼もしい一面を見せてくれることも多々あるよう。
そこで今回は、ママ100人に「2人目が生まれたときの、上の子エピソード」について聞いてみました。

何もできないけど、お世話しているつもり

自分もまだ赤ちゃんなのに、妹や弟のお世話をしたい気持ちはあるようで…。けなげなその姿に、お母さんの頬もついつい緩んでしまいますよね。

・「妹が生まれてお兄ちゃんとなり、大はりきりで赤ちゃんの様子を逐一報告。『お母さん大変だ！　赤ちゃんが泣いた！』『お母さん大変だ！　赤ちゃんがウンチした！』『お母さん大変だ！　赤ちゃんがゲップした! 』……。次の“大変”は何かな」

・「弟が生まれて、2歳半の娘はお姉ちゃんになりました。『お姉ちゃんは弟に優しくするの』と言って、生まれたての弟のそばを離れず、いちいち弟の様子を教えに来てくれます。ただ、弟が泣き出すと『泣いちゃった～泣いちゃった～』と、自分も泣いてしまうのが困ったところです」

・「トイレトレーニング中の2歳の息子は、下の子のオムツ替えをしていたら、『チッチしたら教えてね』と一生懸命弟に言っていた」

・「赤ちゃんに自分の大事なぬいぐるみやおもちゃを貸してあげることが凄いことだと思ったのか、気がついたら、ベビーベッドの中に大量のぬいぐるみとおもちゃに埋もれた赤ちゃんが…。お兄ちゃんは『全部貸してあげるんだ！』と満足気でしたが…」

小さいお父さん・お母さんに変身！

あやしてあげたり、オムツを替えてあげたりと、しつけだってバッチリです。親のすることを見ていて、しっかり実践しているんですね。

・「『ちょっとだけ様子を見ていて』と上の娘にお願いし、少しして部屋に戻ると必死で踊り続けている娘が。踊っている間は下の娘がニコニコしていて、踊りをやめると泣かれるので踊り続けるしかなかったみたいです。頑張ったね（笑）」

・「前庭の掃除をしている間、7歳のお姉ちゃんに『ベイビー起きたら教えてね』とお願い。しばらくして、起きた弟を抱っこして連れて来てくれたのですが、その後汚れたオムツをベビーベットで発見！　気を利かせてオムツまで替えてくれていたようで、エライ！」

・「私が揚げ物をしているときに、当時3歳の次男がトイレから出てきて『うんち出た』と。まだ自分ではきれいにおしりが拭けず、でも私も手が離せない…。ダメ元で『お兄ちゃんに拭いてもらって』と言ってみたら、3つ上の長男が『仕方ないなぁ～』と、おしりふき片手に弟をフキフキ…。『優しい兄になったなぁ』と感心しました」

・「自分が昔言われた注意を弟に対して言っている長女を見て、ちゃんと覚えていたんだなあ、しっかりしているなあと思いました」

・「私が1歳の娘を叱ると、6歳のお兄ちゃんが妹を抱っこして慰めてくれていました。泣き虫で幼いお兄ちゃんでしたが、妹ができて成長してるんだなぁと感じました」

兄・姉としてがんばる姿に涙、涙……

ある日突然、お兄ちゃん・お姉ちゃんにならなければいけなくなる子どもたち。自分も甘えたい盛りなのに、懸命に「上の子」になろうとする様子には、涙ぐんでしまいますよね。

・「3歳をすぎても、どうして手放せなかったおしゃぶりを、妹ができた途端にピタッとやめて手放しました。お姉ちゃんになるってスゴイです」

・「何をやるにも『手伝って』と言ってきた息子ですが、赤ちゃんができたという話をしたら、途端に『なんでもやる』と言い始めました。頼もしい反面、少し寂しくも感じました」

・「2人目の出産のとき難産で入院が長引き、父親と2人だけの生活だったお兄ちゃん。それでも、しっかりと言うことを聞き、がんばって待っていてくれたようでしたが、私が退院の日にお兄ちゃんが倒れてしまいました。先生によると安心したみたいです」

・「私も主人も強制していたつもりはないのですが、『お姉ちゃんなんだから』と良い子になる努力をしていた結果、嘔吐と腹痛で保育園から呼び出されてしまいました。どうやら無理をしていたからだそうで、子どもでも無理して頑張ることがあるんだなと気がつかされた出来事でした。そんな長女も20歳になりました！」

やる気はあるけど…まだ無理？

弟や妹ができるのを楽しみにしていたけれど、まだまだ自分も成長途中。「どっちが赤ちゃん!」と思う行動に出ることもありますが、それでも次第に成長していくんですよね。

・「『赤ちゃんが生まれたら、お姉ちゃんになるんだ！』と、ワクワクしていた長女。実際に弟が生まれると、あまりの小ささに驚愕し『●●ちゃん(保育園にいる6か月ぐらいの赤ちゃん)ぐらいかと思ってた～！　小さすぎて怖いよ～』と大泣きし、しばらく寄り付きませんでした（笑）」

・「よその人からは“しっかり者”と評される娘ですが、小学校1年生なのに家では妹の残したミルクを“美味しい美味しい”と飲んでいます」

・「いきなり弟ができた息子は、嬉しい反面、私が赤ちゃんに母乳をあげていると『僕のおっぱいだからやめて。おっぱいだけは、いくら赤ちゃんでも許さない』と、いまだに私のおっぱいを触り続けてきます（笑）。でも、私はそんな息子の姿が可愛くて仕方がないです」

「兄弟ができる」というのは、子どもにとっては大きな出来事。そんな体験を自分なりに消化し、必死でいいお兄ちゃん・お姉ちゃんになろうとする子どもたちの姿が浮かんで、なんだかジーンとしてしまいますね。

文／吉田直子
※暮らしニスタ編集部が既婚男性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© chihana - Fotolia.com

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