自然災害にも頼りになる常備食!仙台ではお正月には欠かせないひきな作り!

自然災害にも頼りになる常備食!仙台ではお正月には欠かせないひきな作り!
投稿日: 2022年12月20日 更新日: 2023年12月3日
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本の世界から観る史跡巡りが好きで古都にも足を運びます。春夏秋冬いつ...
ひきなとは宮城県の郷土料理で
大根、にんじん、ごぼう、凍み豆腐などを細くせん切りにしたものをサッと湯がいて外の風にさらし、
一晩凍らせてできたものです。
このひきなは、お正月のお雑煮には欠かせない物ですよ。

一度凍らせてあるひきなは、味のしみこみやすく、
お吸い物に入れるとだしと野菜のから出た旨みを
しっかり吸ってくれて、とても味わい深く仕上がりますよ。

仙台のお雑煮は、ハゼのだしにひきな・芋がら・せり・いくら・が入っていますが
ハゼの代わりに、エビ、鶏肉なども使ったりします。
具だくさんな上に、いくらやハゼなどが乗っていて贅沢な味わいのあるお雑煮ですよ。

材料

  • 大根 :3本

大根はたまたま夕方買い物に行ったらかなり値引きしてあったので3本購入しました。
茎も青々として綺麗な大根ですが、水に少し浸けてから使うと、抜けた水分が補給され
元気が戻りますよ。

まず、大根はよく洗い、茎を取り除き、皮を剥きます。
せん切りにします。
まな板に濡れ布巾を敷くと滑りにくいですよ。

これを、沸騰した鍋でさっと湯がきますが
今回は、ザルに開けてよく水気を切ってせん切り大根に
電気ポットのお湯を沸かし、湯がきました。


よく水気を切ります。ここで、寒風にさらしますが、
ジップロックの袋に入れて、冷凍庫へ保存しました。
(これはお正月でもないのに、ひきなが食べたいと言われた時に、
簡素化して作っても美味しかったからですよ)

これで、大根はなんとか終了!

今度は、人参、牛蒡のひきなを作りますよ。
お正月の用意は一度に行うとキリが無いので、
空いた時間で、少しずつ用意したいと思います。

人参、牛蒡のひきなも作り、(作り方は大根のひきなと同じです)
大根の横で冷凍保存しました。大晦日には間に合いました。(^_^*)

コツ・ポイント

ひきなの縁起担ぎですが、
お雑煮にひき菜を入れるのは、
昔から、お正月から包丁で切るのは、縁が切れるなど、縁起が悪いからと言われ
大晦日までに準備を済ませ、
さらに、幸せをひき込んでくれますようにと、願いを込めているそうですよ。
そうやって、私も子供の頃から育てられました。(^O^)

また、ひきなは常備食として用意しておくと、
あの未曾有の東日本大震災の時も大活躍したものですよ。
是非、覚えておくと良い常備食です。
これさえあれば、ごま油で炒めたり、煮物、お吸い物も美味しくできますよ。
ビタミンも豊富ですよ。
宜しかったら、下記をご参照下さい。

仙台雑煮には欠かせないひきな♪野菜が染み込んで美味しいですよ(*^◯^*)
仙台雑煮には欠かせないひきな♪野菜が染み込んで美味しいですよ(*^◯^*)
2021年12月7日
今回は、クリスマスよりもお正月を何よりも楽しみにしていたおばあちゃんに教えてもらった、ひきなをご紹介致したいと思います。 ひきなは雑煮の材料。大根、にんじん、ごぼうをさっとゆがいて冷凍庫で保存します。 (以前は軒下で乾くまで干して、専用のタンスのようなところで保管していました) 宮城県ではお雑煮の出汁にハゼや鶏を使います。 このひきなと、宮城県北部にある岩出山の凍み豆腐を細く切って加えます。 (岩出山は、伊達政宗公ゆかりの地でもあります) 根菜類は一度冷凍したほうが味が染み込み美味しいです。 子供の頃は家族総出で作っていました(笑)。
2021年12月7日



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