プレスリリース

キノコの菌糸体から生まれた新素材を採用「 ADIDAS STAN SMITH MYLO(TM) 」

プラスチック廃棄物削減を目指す、ブランドとしてのコミットメント実現に向けて、サステナブルな大きな一歩を踏み出す。

● 自然からインスピレーションを得た新素材、テクノロジーで作られたコンセプトフットウェア ● キノコを支える根の部分にあたる“菌糸体”から生まれた「Mylo(TM) (マイロ)」 は、従来のレザー素材よりも優れた成長効率を実現 ● ブランドとして掲げるサステナビリティへのコミットメント「END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減)」に向けた節目となる新素材を、アディダスを象徴するフットウェアSTAN SMITH (スタンスミス) に採用




 アディダス ジャパン株式会社(本社:東京港区、代表取締役:ステイン・ヴァンデヴォースト)は、キノコ由来の革新的な素材 Mylo™を使用した初のフットウェア「STAN SMITH Mylo™ (スタンスミス マイロ)」を、2021年4月15日に発表いたしました。Mylo™素材は、従来のレザー素材のようなルックスと質感を有しているだけでなく、再生可能な代替素材であることも特徴です。

 キノコを支える根の役割を果たす“菌糸体”から作られたMylo™は、再生可能かつ2週間弱で成長する高効率な素材です。最先端の農業技術を活用したプロセスにより、1平方フィート(0.09平方メートル)単位で増産を可能にする空間効率の高いシステムでこの菌糸体を育てることができます。

 アディダスが追求してきた成果ともいえるこのコンセプトフットウェアは、本当の意味での「Made with Nature (自然とのコラボレーション)」を実現したフットウェアであり、また、ものづくりにおける「Regenerative Loop (再生のループ)」を実現する、アディダスの取り組みにも貢献する天然素材から生まれたプロダクトです。

 アイコニックなパーフォレーション(通気孔)を配したアッパーと、ヒールタブのオーバーレイにMylo™を採用し、ミッドソールは天然素材のラバーで作られています。

 「新素材Mylo™の登場は、END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減)という当社の大きな目標に向けた新たな一歩です。私たちが学ばなければならないのは、自然にあらがうのではなく自然と手を携え共に歩むこと。革新的なソリューションを見つけるためにあらゆる努力を惜しまず、資源が回復できるように持続可能なペースでものづくりを行う責任があるということです。そのために、地球の生態系との相乗効果をはかることができるようデザインしました。そして、私達はこれからもブランドとして素材のイノベーションの可能性を追求していきます」(Amy Jones Vaterlaus, Global Head of Future at adidas)。

 本コンセプトフットウェアは、次世代の最先端素材の開発に取り組むバイオテクノロジー企業であるBolt Threads (ボルト スレッド)との、独自の共同パートナーシップを通して実現しました。Bolt Threadsは、このプロジェクトを通じて、Mylo™素材の商業化の可能性が立証されることに、期待を寄せています。

 このコラボレーションは、両社が掲げるミッション、より持続可能な未来へのコミットメントに基づいています。アディダスは素材のイノベーションと創造的なソリューションに投資し、地球にとって妥協のない素材を提供しています。

 「アイコニックなスタンスミスのアッパーにMylo™素材を採用することにより、アディダスはこの革新的な素材の大きな可能性を示してくれています。イノベーションを実現するための開発パートナーシップを通じて、アディダスと提携していることを、私たちはとても嬉しく思います。Mylo™は現代に必要な実力と性能を兼ね備えています。これは、素晴らしいフットウェアの開発を通じて、アディダスチームから提供された助言や技術的な専門知識の賜物です」(Jamie Bainbridge, VP of Product at Bolt Threads)。

 汎用性が高く、多種多様な着色や仕上げ加工が可能なMylo™を、アディダスではゲームチェンジャーとなる最新素材を使用する初のモデルにシンプルでクラッシックなスタンスミスを選択。アディダス史上最もサステナブルなフットウェアとしてふさわしいモデルに搭載することができました。

 Mylo™素材は汎用性が高く、多種多様な着色や仕上げ加工が可能ですが、記念すべき最初のモデルには、シンプルかつクラシックなスタンスミスを採用しました。多くの変革をもたらすであろう新素材を使用したこのスタンスミスは、アディダス史上、最もサステナブルなフットウェアとして名を刻むことになります。

 今年のはじめ、高機能リサイクル素材“PRIMEGREEN”を採用してサステナブルに生まれ変わったスタンスミスに続き、STAN SMITH Mylo™も新たなアイコニックなスニーカーとなるでしょう。スポーツフットウェアを生み出してきたアディダスブランドのヘリテージに敬意を示すと同時に、END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減) を目指す取り組みへのコミットメントを表すための、新たな誓いの象徴でもあります。

STAN SMITH Mylo™の詳細やこれまでの歩みについては、こちらをご覧ください。
http://adidas.jp/stan_smith_mylo

ASSET DROPBOX
https://www.dropbox.com/sh/7htd5t7yyhlndbi/AAApJOSa9CT86O5NOqTbnRI_a?dl=0

STAN SMITH Mylo™
2022年春夏コレクションより発売予定



MYLO™コンソーシアム

 アディダスは、Stella McCartney、lululemon、Keringと共に、Mylo™を独占的に利用できるグローバルブランドで構成された特別なコンソーシアムに加盟しています。このコンソーシアムは、高度な科学とデザインを融合し、よりサステナブルな未来をファッションにもたらすべく、一般消費者向けバイオ素材を利用するための大規模な共同開発協定です。


adidasについて

 アディダスはスポーツ用品業界のグローバルリーダーです。ドイツのヘルツォーゲンアウラハを拠点に、世界で6万2,000人あまりの従業員を抱え、2020年には約198億ユーロの売上を計上しています。アディダスのサステナビリティミッションは、リサイクル素材の利用、「Made To Be Remade」(作り直すことを前提としたものづくり)、「Made with nature」(自然とのコラボレーション)のいずれかにつながる、パートナーシップの構築とプロダクトイノベーションの発展を通じて、END PLASTIC WASTE (プラスチック廃棄物の削減)を実現することを掲げています。そのためにアディダスは、2024年時点であらゆる製品をはじめ、あらゆるソリューションの活用に、リサイクルポリエステルだけを使用する(2020年末の時点ですでに、50%を超えるリサイクルポリエステルの使用を達成)、2030年までにニ酸化炭素排出量を30%削減する(2017年時点と比較)、2050年までにカーボンニュートラルを実現するという、今後何年にもわたる大きな目標を設定しています。詳しくは、こちらをご覧ください。https://shop.adidas.jp/sustainability/


BOLT THREADS

 Bolt Threadsでは、アパレル業界や美容業界のためにサステナブルなソリューションを開発することを通じて、より良い素材への道を築き、より良い世界への道を目指すことをミッションに掲げています。Bolt Threadsは、天性のインスピレーションを生かして、さまざまな素材の発明とその評価を行い、よりサステナブルな未来への道を開いています。2020年、Bolt Threadsは、adidas、Kering、lululemon、Stella McCartneyといった有名グローバル企業各社と共にMylo™コンソーシアムを発表。キノコの菌糸体から作られた代替レザー素材、Mylo™を共同で独占的に利用しています。Bolt Threadsは米国カリフォルニア州エメリービルを拠点とする企業で、ビジネス誌「Fast Company」の「Most Innovative Companies」(最も革新的な企業)の1社に選出されています。
詳しくは、ウェブサイトの https://boltthreads.com/ や、https://www.mylo-unleather.com/ またはSNS上の @mylo_unleather をご覧ください。


<一般のお客様からのお問い合わせ先>
アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00)

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ
暮らしニスタとは?
よくある質問
暮らしサポーター

暮らしニスタの最新情報をお届け