クコの実(ゴジベリー)はスーパーフード！？効能・レシピまとめ　

美容や健康に効果が期待できるクコの実。栄養価価が高く、ゴジベリーとも呼ばれ、海外セレブの間でも人気のスーパーフードのひとつです。クコの実の魅力や食べ方についてまとめてみました。

クコの実(ゴジベリー)って？

クコの実は、中国原産のナス科の植物「クコ」から秋に採れる楕円形の小さな赤い果実のことです。
このクコの実がどうして最近注目されているかというと、ビタミンCが豊富に含まれた美肌の素として、海外セレブがこぞって食べ始めたのが始まりです。

絶世の美女として知られる楊貴妃も毎日食べていたというほど美肌効果の高い食材で、中国ではこの赤い実だけでなく、クコの木の葉や根元、木の皮まで全て、不老長寿の生薬「枸杞子（くこし）」として古くから大切に使われてきました。

お酒に漬け込んだり、薬膳料理に使ったりと、中国では現在でも広く活用されています。
日本で売られているクコの実は、実を乾燥させたものです。
そのまま乾物の状態でドライフルーツとして食べたり、シリアルに混ぜて食べたりすることができますが、料理や杏仁豆腐などのデザートに使う場合は水やお酒で戻してから使います。

どんな効果・効能があるの？

ビタミンCの2倍の美白作用や、6倍の抗酸化作用があるといわれるクコの実特有の「クコの実エキス」。実から抽出されるこのクコの実エキスのほかにも、クコの実にはビタミンやミネラル類をはじめ、体の成長や疲労回復、免疫力アップに欠かせない様々な栄養が含まれています。主な栄養素をひとつずつ見てみましょう。

ビタミンA
抗酸化作用によるアンチエイジングや病気の予防効果が期待できます。

ビタミンC
コラーゲンの生成に関わる、美肌作りには欠かせないビタミン。風邪などの感染症を防ぐ免疫力アップの効果も。

ビタミンB群
糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助けるビタミンB群を多く含みます。疲労回復に効くと言われるのはそのためですね。

カルシウム
骨や歯を丈夫にしてくれるカルシウム。乳製品や魚が苦手な人でも、クコの実でカルシウムが補給ができるのは嬉しいですね。

鉄分
クコの実に含まれる植物性の鉄分は、牛肉などに含まれる動物性の鉄分と合わせることで、吸収率がアップします。

必須アミノ酸
カラダの成長や疲労回復に欠かせない必須アミノ酸のうち、グルタミン酸、アスパラギン酸などを含みます。

「スーパーフード」の一種、クコの実

なんだか体に効きそうなイメージのスーパーフード。クコの実もスーパーフードと言われますが、そもそもスーパーフードとは？。

・そもそもスーパーフードとは？
1980年代のアメリカやカナダで生まれた概念で、専門家の間で、極めて健康効果の高い成分を含む食品をこう呼ぶようになったのが始まりだとか。
現在のスーパーフードブームは、スーパーフードのバイブルと呼ばれる書籍がアメリカで発売された2009年頃からのものと言えるでしょう。このブームは、ハリウッドの女優など、いわゆるセレブが中心となって、SNSなどによって広まりました。

・クコの実以外のスーパーフード
スーパーフードには、クコの実以外にも色々なものがあります。
アサイー、カカオ、カムカム、ココナッツ、スピルリナ、チアシード、ブロッコリースプラウト、ヘンプ、マカ、があります。

アサイーやチアシードもそれぞれブームになりましたよね！

クコの実はどこで購入できる？

スーパーの中華食材売り場や、健康食品を扱うショップなどで購入できます。その際、そのままドライフルーツとして食べるなら、できれば汚れのない状態の良いものを選ぶと良いでしょう。
適量は１日10粒程度、食べ過ぎは避けるべきとされていて、大量に食べるものではありません。

クコの実を使ったかんたんレシピ

そのままでも手軽に食べられるクコの実ですが、簡単レシピで、クコの実の楽しみ方のバリエーションを増やしましょう。暮らしニスタに届いたレシピの中から５点ご紹介します。

温まる★ひとくちがんもどきのポカポカスープ