自家製レモンサワーの作り方！度数・糖質・アレンジ方法もご紹介

さわやかなレモンの酸味と、シュワシュワのど越しがたまらないレモンサワー。言わずと知れた居酒屋さんの超定番メニューですよね。さっぱりとしたクセのない味わいは料理との相性もよく、世代や年齢を問わず人気。しかもビールより低カロリー＆低糖質なので、体重が気になるけど飲みたい……という人にもウケています。

実はこのレモンサワー、作り方は意外とカンタン♪居酒屋さんや缶チューハイもいいけれど、自分好みの“1杯”を作ってみませんか。

レモンサワーの基本的な作り方

レモンサワーの材料は、焼酎、炭酸水、レモンと超シンプル♪ さらに！事前のひと手間でもっとおいしくなるんです。それが……焼酎と炭酸水をよく冷やしておくこと。しっかり冷やすとよりおいしく仕上がりますので試してみてくださいね。

【作り方】
1．氷をたっぷり入れたグラスに、1/3〜1/4ほどの焼酎を入れます。
2．炭酸水をグラスのふちからゆっくり注ぎます。
3．カットしたレモンをグラスの中にぎゅっと絞ります。
4．炭酸が飛ばないように、マドラーでゆっくり1回かき混ぜて完成♪

手作りの良さは、アルコールやレモンの量など自由にアレンジできるところ。好みに応じて、レモン果汁やシロップを使って甘く仕上げても良し、ベースとなる焼酎の種類を変えても良し、強炭酸を使ってのど越しをキリッとさせるのも良し。いろいろとアレンジをして、お好みの“１杯”を見つけてみてくださいね。

お酒はどんなものを選ぶべき？

焼酎は大きく分けて「甲類」と「乙類」の2つがあります。

レモンサワーに向いているのは、クセのないすっきりとした味わいの「甲類」です。甲類焼酎は原料の風味がほとんどしない無味無臭なので、レモンの風味を損ないません。ちなみに乙類は、米焼酎、麦焼酎、芋焼酎など原料の個性を活かした味わいが楽しめる焼酎のことです。

甲類焼酎は「宝焼酎」「純」「レジェンド」「キンミヤ焼酎」「チャミソル」「鏡月」「大五郎」など。また最近では、原料にレモンと相性の良いハーブ使用した、レモンサワー専用の焼酎も出ています。

レモンサワーの度数が知りたい

口当たりの良いレモンサワーは酔いにくいイメージがありますが、アルコール度数はいったいどれくらいなのでしょうか。

レモンサワーによく使われる甲類焼酎のアルコール度数は20〜25度程度。焼酎１に対して炭酸水3〜4で割るので、アルコール度数は5〜8度程度となります。一般的なビールの度数は5度、ストロング系ビールだと7〜9度になるので、ビールと同じくらいのアルコール度数と言えるでしょう。

レモンサワーの糖質が知りたい

最近よく目にする「糖質」の文字。ダイエット中の人にとっては気になる存在ですね。健康的に見えるレモンサワーですが、糖質はどれくらい含まれているのでしょうか。

レモンサワーの基本的な材料「焼酎、炭酸水、レモン」のうち、糖質を含むのはレモンだけです。蒸留酒の焼酎と炭酸水には糖質は含まれていないので、加えるレモンの量でレモンサワーの糖質量は変わります。

ちなみに、レモン100gあたりの糖質量は約7.6g。レモン１個分（約80g）を丸ごと摂ると糖質量は約6gとなります。レモン果汁のみを使うなら、レモン１個分あたりの果汁は約24gなので糖質量は約1.8g。よって、レモンサワー1杯にレモン1個を贅沢に生搾りして加えても、糖質は約1.8g。一般的なビールの糖質は100mlあたり3.1gなので、レモンサワーはかなり低糖質なのがわかりますね。

レモンサワーのアレンジ方法　

基本の作り方をマスターしたら、次はアレンジにも挑戦してみましょう！

◎冷凍レモン①「レモンを丸ごとイン！」

ビタミンCをたっぷりと含んだ皮を丸ごと使いましょう。冷凍したレモンをそのまますりおろすだけ。レモンの香りや風味を余すことなく楽しめますよ。

【作り方】
1．レモンを半分に切ってからラップに包み、冷凍庫で凍らせます。
2．凍ったレモンを、切った面からおろし器ですりおろします。レモンの果肉と皮を一緒にすりおろすのがポイント。
3．グラスに氷、焼酎、炭酸水を入れます。さらに【2】を加えれば完成です。レモンの量はお好みで。

◎冷凍レモン②「レモンタワー」

氷の代わりに冷凍したレモンを使えば、サワーの味を薄めることなく、レモンが溶けていくのとともに味の変化も楽しめて一石二鳥です♪レモンを櫛形に切って冷凍して使うのもOKですが、レモンスライスを重ねて「レモンタワー」を作ってみるのも面白そう。見た目のインパクトも写真映えもバッチリです。

【作り方】
1． レモン１個を約5mm幅に輪切りにし、ラップの上に少しずつずらしながら１列に並べレモンタワーを作ります。そのままラップで包んで冷凍庫へ。
2． グラスに焼酎、1の凍ったレモンタワーを入れ、炭酸水を加えれば完成です。

◎ピリっとスパイシーに！ジンジャーエールのレモンサワー

炭酸水をジンジャーエールに変えるだけの、簡単アレンジです。ジンジャーエールを使うことでピリッとしたスパイシーさがプラスされ、大人テイストのサワーになります。

◎塩をプラス！ソルティードッグ風に楽しむレモンサワー

カクテルのメニューにもあるように、レモンと塩の相性の良さはよく知られています。少量の塩を舐めてからレモンサワーを飲むと、レモンのおいしさが引き立ちますよね。ソルティドッグ風に、グラスのふちに塩をつけるときは、まず切ったレモンを軽く押し付けて1周します。こうすることで、レモンの果汁が接着剤がわりになります。次に平たいお皿に塩を薄くまき、グラスを逆さにして塩をつけると、きれいにまんべんなくつきます。

◎フレッシュハーブも！モヒート風に味わうレモンサワー

レモンサワーにフレッシュなハーブを加えると、また違った風味が味わえます。例えば、フレッシュミントを加えれば清涼感がアップしますよね。レモンのイエローとミントのグリーンの色合いもとってもおしゃれ。モヒート風のさわやかさ全開のレモンサワーです。ほかにローズマリーもレモンサワーと好相性。ローズマリーの香りでますますお酒が進みそうですね。

レモンサワー以外も美味しい！自宅で楽しめるお手軽自家製サワー　

◎お好みのジュースで♪フルーティなサワー

リンゴジュース、グレープフルーツジュース、オレンジジュース、パイナップルジュース、トマトジュースなどを使った、フルーティな味わいのサワーはいかが。焼酎＆炭酸水に、ジュースを追加するだけでできちゃうサワーです。焼酎：炭酸水：ジュースの割合は1：1：1とカンタン。お好みで割合を変えてもOKです。レモン果汁などを加えると味が引き締まってなおおいしくなりますよ。

◎お好みのジャムで♪果実の旨みたっぷりサワー

果物の旨みをぎゅっと凝縮したジャムもサワーに向いています。ブルーベリージャム、柚子ジャム、マーマレードジャム、いちごジャムなどがオススメ。グラスにジャム大さじ1とレモン果汁小さじ1を入れ、よく溶かします。そこへ焼酎と炭酸水を加えて全体をなじませ、最後に氷を入れれば出来上がりです。

◎甘酸っぱさがクセになる♪カルピスサワー

居酒屋さんでもよく見かけるカルピスサワー。子どものころから慣れ親しんだ甘酸っぱいカルピスの味は、何杯でも飲みたくなるおいしさです。作り方のコツは、先にカルピスと焼酎を合わせること。グラスに、カルピス（濃縮タイプ）1に対して焼酎1〜2程度入れ、かき混ぜます。次に氷と炭酸水を入れて軽くかき混ぜればOK。カルピスはプレーンタイプ以外にも、巨峰、りんご、マンゴー、いちご、グレープフルーツなどいろんな種類が出ているので、バリエーションを楽しむのもいいですね。

◎インパクト抜群♪ガリガリ君サワー

巷でちょっとしたブームのガリガリ君サワー。見た目のインパクトも抜群で写真映えすること間違いなしのサワーです。ガリガリ君を焼酎の炭酸割りに入れるだけの超カンタンレシピなので、自宅で再現してみてはいかが。ガリガリ君は飲みながら食べてもOK。サワーに入れていると、次第にシャーベット状になりシャリシャリ感も楽しめる優れモノです。ポイントはガリガリ君が入るグラスを使うこと！

◎梅酒サワー＋梅干しで酸味＆塩味がUP

梅酒を炭酸水で割るだけの簡単サワー♪ 一般的な梅酒のアルコール濃度は8〜15度ほどなので、梅酒１に対して炭酸水１がベストな割合です。ちょっと変化をつけたいときには、梅干しをプラスすると酸っぱさ＆塩っぱさが増して美味。 梅干しにも、はちみつで漬けた甘いものや昔ながらの塩っぱいものなどいろいろなタイプがあるので、自分の好みに合わせて試してみて！

まとめ

ビールより低カロリー＆低糖質のレモンサワー。しかも意外とカンタンに手作りできることがわかりましたね。自家製の良いところは、自由にアレンジできるところ。焼酎や炭酸水の割合を変えてみたり、ほかの材料をプラスして味に変化をつけてみたりと、自分好みのレモンサワーを作ってみてくださいね♪

文／和泉日実子