コーポラティブハウスプロデューサーのあかねです。「ラクしてすっきり楽しく暮らす」をテーマに、都内の中古マンションを自身で計画・設計してフルリノベーションし、家族4人で暮らしています。
今回は「一歩も動かずに片付く収納配置」を意識して設計したキッチンから。愛用している調理道具や、それらの収納方法の工夫をご紹介します!年末の家事がラクになりますよ♪
◀前の話 鍋とフライパンは重ねない。でも「コンロ下」にちゃんと納める収納づくり【宅建士の家事ラクな家づくり⑤】
ザルとボウルは良いものを3セットだけに厳選
私はどうも「3」という数字が好きなようで、大体のものは3つに分類しています。「4以上」になると情報処理ができなくなると感じています。
上の写真は、もう10年以上愛用している柳 宗理のザルとボウルのセット。大中小の3セットのみです。
デザインが美しいのはもちろんですが、ステンレスで無駄な凹凸がないので、洗いやすく使いやすいのも魅力です。取り回しがラクだとそれだけで時短になります。
3セットで1万円以上するので多少値が張りますが、10年経っても全く傷まず、まだまだ使えます。20年使ったとしても年間1000円弱。実はコスパがいいのです。
毎日使う道具は「必要なものがひと目ですべて見える」収納!
ザルとボウルはキッチンの引き出しの中段に収納しています。
同じ段には、取手付きのザル、保存容器、すり鉢、計量カップ、おろし金など、調理に使うものを一緒に収納しています。どれも10年選手の愛用品。私にとって最低限必要なものだけが入っています。
引き出し内も3つのゾーンに分けています。左がスポンジなどのストック品、真ん中がボウルなどのツール、右側が保存容器類。上から見たら、どこに何があるかすぐにわかる。これが大事なのです。
左側のストック品のところには、以前紹介したサンサンスポンジのストックを収納しています。圧縮パッケージで場所を取らずにストックできるのもこのスポンジのいいところです。
左側の一番手前には、排水溝ネットのストックがあります。手前に向けてあるので、つまむだけで簡単に取り出せます。ここも時短です。
「脳が考えなくて済むようにする」が時短のポイント!
物がたくさんあると、探すのが面倒、どれを使うか選ぶのも面倒。自分に必要なものだけに厳選すると、探す手間とどれを使うか考える時間が少なくなるのでラクになります。
まずは1つの引き出しからでいいので試してみてください。ちょっと家事がラクになると思いますよ!
文/佐藤丹音
▶コーポラティブハウスのプロデューサーであり、宅地建物取引士・整理収納アドバイザー・トータルフードコーディネーターの資格を持つ二児の母。