コラム

「なぜうちの子だけできないの？」と悩む前に確認にしたい5つのこと

更新日：2017.10.28

「周りの子はできるのに、どうしてうち子はできないのだろう…」と感じている親は意外と多いもの。
しかし、年を重ねるにつれて、あのとき感じた焦りは何だったの？と笑える日はくるものです。
なので、焦らずに我が子の成長を温かく見守っていきたいですよね。

とはいっても、やはり気になってしまうのが親心というもの。
そこで今回は、焦りを感じたときに確認したい5つの項目をご紹介します。

定期的な検診は受けていますか？

我が子の成長を見つめる過程で、乳児検診等の定期的な健康診断はしっかり受診していますか？
何か異常があった場合にも早めに発見できる可能性がありますし、早めに処置できる可能性が高まるので、色々な“安心”の材料になりますよね。
それに、検診で何も指摘を受けなかった場合には、子どもの成長速度には異常がないということ。
それならば、周りと比較するよりも我が子のペースを認めてあげましょう。

不安に思ったら、迷わず医療機関に相談してみることをおすすめします！

周りの環境はどうですか？

一般的に「第2子以降は発達が早い」と言われることがありますよね。
“上の兄弟を身近で見ているから発達が早い”という理由だと言われていますが、確かにそのケースもあるかと思います。
一人っ子の場合には、できるだけ外遊びなどをして色々な人と交流を持たせるようにし、刺激を与えるのもよいですね。

しかし、第2子以降でも成長が遅くなるケースがあります。それは、上の兄弟と年が離れている場合。
両親だけではなく、兄弟が必要以上に世話を焼いてしまうと、自ら何かを行う意思が弱まることがあるのです。

一人っ子や離れた兄弟がいる場合には、過保護に成りすぎないように注意してみてください。
自分でできる能力があるのに発揮できていないのかもしれませんよ。

やらせてる？　叱ってる？

“叱らない育児”というものが存在していますが、必要に応じて、我が子を叱る場面も出てくるものですし、成長を促すためにも叱ることは大切なことです。

例えば、「自分で食べることが2歳を過ぎても上手にできない」という場合には、食べないときに軽く叱ると効果的です。
「自分で食べて」と促してみたり、「自分のことは自分でしなさい」と軽く叱ってみましょう。
最初は言うことを聞かない可能性もありますが、親が手を出さないことで、しぶしぶ自分でやろうと思うようになりますよ。
ただし、「どうしてできないの？！」という威圧的な言葉は禁物！　子どものやる気を促す叱り方が大事です。

また、オムツの卒業ができず、お漏らしした場合にも軽く叱ることは効果的です。
「次は叱られたくない」という思いから、お漏らしをする前に知らせてくれることがあります。
なので、「おしっこはトイレでしないとダメ」と軽く叱ることは大切です。

“甘えてやらない”子どもには、叱るしつけは効果があるので、軽く叱る育児も取り入れてみてくださいね。

「危ないから」は、ほどほどに！

「ハサミは危ないから」「ジャングルジムは危ないから」と、子どもがやりたいと思っていることを、頭ごなしに否定していませんか？
確かに、危ないことや危ないものは世の中にたくさんあります。
けれど、「危ないから」と全てを遠ざけていては、何もできない子どもになるのは当然です。
できる時期がきたら、そばについて安全を確認しながら徐々にやらせてあげてください。

やらせていないことができないのは当たり前のこと。
「周りはできていた」と焦る前に、「できそうだ」と判断できることは積極的にやらせてあげましょう。

子どもを傷つけてない！？

子どもは大人の話をよく聞いています。
我が子ができないからといって、「うちの子はどうせできないから」「○○ちゃん（他の子）できてすごいねぇ」などと、子どもが近くにいるのにそんな話をしていませんか？

子どもは親の何気ない一言をしっかり聞いていますし、そして、聞いたことで傷ついている可能性があります。
また、それがきっかけで、「どうせできないから」とやらなくなってしまうことさえあります。

親としては、周りに対する謙遜ということもあるかもしれませんが、子どもが傷つくことは言わないという注意が必要です。
「できるよ」「楽しいよ」と、子どものやりたい心を刺激する言葉を口に出すことを心がけるとよいでしょう。

「うちの子はできない」と焦る前に、できることは沢山あるはず。
子どもは無限の可能性を秘めています。
その可能性を否定せずに、やりたい心を刺激して上手にやらせてあげてくださいね！
周りのペースは気にしないこと！　我が子のことを信じましょう。

＜プロフィール＞
ふう
ライター
3人の子どもの母でありながら、ライターとして得意分野の恋愛系コラムを中心にWEB媒体などで執筆中。自らの円満家族生活をもとに、家族関係についても発信し、活躍している。

写真© hakase420 - Fotolia.com

Profileふう

ライター
3人の子どもの母でありながら、ライターとして得意分野の恋愛系コラムを中心にWEB媒体などで執筆中。自らの円満家族生活をもとに、家族関係についても発信し、活躍している。

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