コラム

子どもを持って初めてわかる“親の子育て”の長所と短所とは!?

更新日：2017.10.28

子育てを経験したからこそわかる、親の偉大さってありますよね。
でも、人によっては「子どもに対してあの対応はなかったんじゃない…？」と改めて呆れてしまう人もいるようです。

そこで今回、子どもを持った女性100人に「親になって思う、実母の子育て」について聞いてみました。

「布オムツ」で育てたなんてすごい！

・「今は紙オムツが主流だけど、昔は布オムツなうえ、毎日手洗いで洗濯していたなんてすごい！」

・「紙オムツではなく、全部に布オムツを使用していたのは凄いなと思います。紙オムツでも漏れて大変なのに、吸水効果のあまりない布でこまめに洗濯をして…というのは、私にはとても真似ができないと思いました」

紙オムツがなかった時代のことを考えると、今の時代に子育てできる幸せが改めて身に沁みますね～。

料理に手を抜かないことに感服

・「父が魚好きでほとんど毎日夕食は魚でしたが、母は私達兄弟3人には肉料理を作ってくれていました。自分が結婚して家族の夕食を作るときにはメイン料理は一品作るのが精一杯なので、母はすごかったなと思いました」

・「母は食事に冷凍食品を使うことがなく、お弁当でも何でも全て手作りのものしか入っていなかった」

実家で出てくる食事を当たり前のものとして食べていたときは気付かなくても、自分が作る立場になるとその有り難さを実感しますよね。
「家族に美味しいものを食べさせたい」というのは「愛」以外の何ものでもない気がします。

母は強し！

・「どんなときも自信満々で、子どもの前で不安などを口にすることが一切なかったことがスゴイ」

・「地元から離れた知らない土地で、毎日1人で育児をして頑張ってくれた母ですが、今私が同じ状況でツライのですごいと思います」

・「すごかったなと思うのは、看護師をしながら子どもを3人も育てていたのに、理不尽に怒られた記憶はほとんどなく、母親から叩かれた（お尻を軽く）記憶が2度しかないことです。あと、『習いたい』と言ったことをほとんどやらせてくれました。そして、高校卒業後に私が引きこもりがちになったのですが、根気よく接してくれて、外へ出る機会を作ってくれたり、話を聞いてくれたことにも感謝しています」

パワフルに家事や子育てをこなす母親は、子どもの目にも頼もしく映るもの。それが自分の母親じゃなくても、一人の人間として尊敬してしまいます。

夫婦喧嘩や離婚をしなかったことがすごい！

・「私は子どもの前でもついつい夫婦喧嘩をしてしまうのですが、今思えば、母はそういう姿を見せまいととても我慢していたんだと思う」

・「母は、何回も父に浮気されたうえに、介護もすることになり、それなのに離婚しなかったのがすごい」

夫婦の不仲は外から見ると分かりにくいですが、我が子にも気づかせないようにするなんて並大抵のことじゃありませんよね。

教育の方針、しつけに感謝

・「専業主婦で収入も多くなかったのに、大学まで奨学金を使うことなく出してくれたこと」

・「友達がよく『親が勉強しろって、うるさい』と言っているのを聞いて、自分は親から1回も勉強しろと言われていないことに気がつき、母親に『なんで？』と聞いたら、『あんたが勉強しなくても私たちは困らない！困るのはあなた自身だから』と言われ、自分のことは自分で何とかしなきゃという気になりました」

・「『女の子は顔がブサイクでもいいから、字はきれいにしときなさい』と言われ、書道を小さい頃から習っていた。そのおかげで、未だに字だけは褒められる」

親のおかげで知識や技術が身についた経験は、我が子への教育にもしっかりと反映させたいですね。

スパルタすぎた…

・「私が夜中にトイレの前で失禁してしまったとき、風呂場でお尻を叩かれながら、冬なのにシャワーで水浴びさせられた。あれは、なんだったんだろう」

・「私の母は怒りがピークに達すると、内職で使っていたハンダゴテをスイッチが入ったまま目の前に突き付けてきました。今思い出してもあれは『？』と思う出来事です」

・「実母は『自分も親に叩かれた』と言って私を叩いて育てました。それがとても嫌だったので、私は自分がされて嫌だったことは絶対に自分の子にはしないと誓いました」

子どものころに叱られて怖かった記憶は、大人になってもなかなか薄れないものですよね。
育児において、「叩く」ということの是非が長らく討論されていますが、それだけ難しい問題ということなのかもしれません。

破天荒だった

・「まだ1歳だった私をおんぶして、銀座に飲みに行っていたらしい。しかも自転車で…」

・「子どもをスクーターの足元に1人、後ろに1人、前のカゴに1人を乗せて歩道を散歩していた」

真似して警察につかまらないようにご用心を！

厳しくしつけられた反動で…

・「母は『インスタント食品は諸悪の根源』と言わんばかりに、家庭から徹底的に排除していた。お陰で私は高校生くらいまでインスタント麺を食べたことがなく、初めてカップ焼きそばのUFOを食べたときにあまりの美味しさに感動してその後すっかり虜に…。禁止も度がすぎると余計にハマるかも」

・「漫画は全面的に禁止で、病院に行ったときに待合室で読むくらいしか許してもらえませんでした。その反動でしょうか、今はマンガ本の大人買いをしまくっています」

確かに禁止されればされるほど、気になってしょうがなくなるものですよね～。
何事もさじ加減が一番難しいものです。

文／松本玲子
※暮らしニスタ編集部が子持ちの既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より
写真© hakase420 - Fotolia.com

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