コラム

日本が誇る“ずぼら美容”！「手ぬぐい洗顔」のススメ

更新日：2017.10.28

肌のくすみや毛穴の開きが気になる…、でも毎日時間をかけてケアをしたり、高い美容液を購入するような余裕はない！　という方も多いのではないでしょうか。
そこでオススメするのが「手ぬぐい」を使った洗顔です。
意外に思うかもしれませんが、手ぬぐいは目が細かく、柔らかい素材でできているため美肌作りに役立つ優秀なアイテムなのです。

そこで今回は、古くから日本で愛されてきた「手ぬぐい」を使った美容法についてご紹介いたします。

用意するのは「手ぬぐい」と「石鹸」だけ！

まずは、手ぬぐいを用意しましょう。このとき注意していただきたいのは、「無蛍光生地のもの」で「プリント染めされているもの」を選ぶこと。
ここ数年、手ぬぐいブームによって専門店などでおしゃれな手ぬぐいが販売されていますが、丁寧な染め技術（注染）によって作られた手ぬぐいは色落ちの心配があります。
日々の洗顔で使用するものなので、色落ちする心配のないものを選ぶようにしましょう。ちなみに、シンプルなプリント染めの手ぬぐいは100円ショップでも購入することができますよ！

また、手ぬぐいは何度か使用し、柔らかくなったものの方が肌に優しくフィットします。そのため、新品をそのまま使うのではなく、何度か手洗いし、手ぬぐいの固さがなくなってきたものを使用するのがオススメです。

「手ぬぐい洗顔」の方法

ステップ1：手ぬぐいをぬるま湯で濡らし、ギュッと絞りましょう
ステップ2：手ぬぐいを使って、固形石けんをよく泡立てます
ステップ3：ゴシゴシしないよう、肌を優しく撫でるように洗います
ステップ4：ぬるま湯で丁寧にすすげば完了です

顔を洗うときは、泡で洗うようなイメージでクルクルと円を描くように動かしてくださいね。
また、使用した手ぬぐいは石けんを洗い流し、風通しのよいところに干しておきましょう。
手ぬぐいは通気性がよいので乾くのが早く、雑菌が湧きにくいのも特徴です。

「手ぬぐい洗顔」の効果

手ぬぐいは繊維が細かいので、肌表面の汚れや古くなった角質を落とすことができるため、肌にとっても優しいピーリングのよう。
これにより、肌のくすみや毛穴の汚れが改善され、ツルツルの肌を実感できるようになります。
また、その後の化粧水や美容液なども肌なじみがよくなり、より美肌へと近づくことができるのです。

「手ぬぐい」は洗顔以外でも大活躍！

手ぬぐいを使った美容テクニックはほかにも色々あります。
洗顔後、濡らした手ぬぐいに氷を包み、それを肌にあてることで毛穴の開きを目立たなくしてくれます。このとき、長時間肌にあてないように注意してくださいね。

ほかにも、カラダを洗う際に手ぬぐいを使用すれば垢を優しく落とすことができます。「手ぬぐいがあれば垢すりは不要」とまで言われているのですよ。
また、トリートメント時にラップではなく手ぬぐいを代用することも可能。トリートメントを効率よく浸透させることができます。

このように、手ぬぐいを一つ用意するだけで、様々な美容テクニックとして活用することができます。
手軽に始めることができるのも「手ぬぐい洗顔」の魅力！　みなさんもぜひ試してみてくださいね！

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© moonrise - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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