コラム

実は賛否両論？靴下による冷え対策のOKとNGの境界線！

更新日：2017.10.28

健康のために「カラダを冷やさないほうがいい」というのは周知の事実。
そのため、常温の飲み物を飲むようにしていたり、お風呂にゆっくり浸かるなど、さまざまな工夫をしている方も多いのではないでしょうか。

冷え対策には色々な方法がありますが、とくに冷えを感じるのは足先ですよね。
足を冷やさないためには靴下を履くことが手っ取り早い方法ですが、何かと賛否両論のある話題の“靴下による冷えとり”。

そこで今回は、冷えの本番である“冬”以外の季節での靴下はアリか、ナシかについて考えていきたいと思います。

靴下は履いてはいけない？

外気が冷たい冬はカラダが冷えやすい季節ですが、それ以外の季節でも、冷たい食べ物を食べたり、クーラーの効いた部屋に長時間いることでカラダは思っている以上に冷えるもの。
また、サンダルや足首の見える靴を履くことで、足先が冷たくなっている方も多いのではないでしょうか。
そんな足の冷えからカラダを守ってくれるのが「靴下」です。

しかし、足の冷えに靴下はよくないという意見もあるんです。
その理由として、きつい靴下を履くと足先の血流が悪くなってしまい、カラダを冷やす原因になること、そして、寝るときに靴下を履いていると汗が靴下の中で冷えてしまい、足やカラダを冷やしてしまうことが挙げられます。

そう、冷え対策において靴下はよくないというのが一般論。
しかし、知人のエステティシャン、マッサージ師の方に聞いてみると皆口を揃えて「夏場でも靴下を履いている」と答えるのです。

靴下を履くメリット

それでは靴下を履いている方達はどんな事に気をつけているのでしょうか。
先ほど「きつい靴下を履くと足先の血流が悪くなる」と言いましたが、ようは締めつけなければよいのです。
冬場に履くモコモコの靴下を夏場でも活用したり、男性物の大き目の靴下を着用すれば締めつけずに、足の冷え対策を行うことができますよね。

さらに、5本指ソックスは「着用することで足の表面温度が上昇する」という実験結果もあるため、5本指ソックスも冷え対策に活用したいアイテムの一つ。
1年中足先が冷えていてツライ…という方は、締めつけのない緩い靴下と五本指ソックスを重ねて履くのもオススメです！

また、足首を冷やさないだけでも冷え対策になるので、寝るときは靴下でなくレッグウォーマーを使用することで、汗を上手く逃がしながら足を冷えから守ることができますよ。

このように、夏場でも靴下を履いている方達は締め付けのない靴下や5本指ソックスを活用することで、上手に冷え対策を行っているのです。

靴下以外で足冷えを解消する方法

足の冷えには、足を直接温める靴下もよいですが、ひざかけを利用する事や、足首を温める事も対策になります。
また、足が冷えたと感じたら、足を動かすようにすることもよいでしょう。

デスクワークの最中であれば、かかとを上げたり下げたりを繰り返したり、指先をぐるぐる回すのもオススメです。
また、一般的にお行儀が悪いとされている「貧乏ゆすり」は血液の循環を助けてくれるため、人目の気にならない場所であれば、ぜひ意識してやってみてくださいね。

冷えはホルモンバランスや体の新陳代謝にも影響するため、女性の大敵です。
冷えを解消しにくくなる季節がやってくる前に、早めに対策をとって、足を冷やさないよう気を付けていきましょう。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© NinaMalyna - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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