コラム

ご用心！年齢が出やすいひじ・ひざの黒ずみの原因と対処法

更新日：2017.10.28

「ひじ」や「ひざ」が黒ずんでいると、脚や腕が全体的に老けた印象になりがち。年齢が出やすいといわれているひじ・ひざですが、なぜこの部分だけ黒ずんでしまうのでしょうか。今回はひじ・ひざの黒ずみの原因と、対処法について紹介いたします。

ひじ・ひざが黒ずんでしまう理由

ひじ・ひざが黒ずんでしまう主な原因は「刺激」です。洋服とこすれたり、ひじをついたり、ひざで立ったりすることで常に刺激が与えられている部位でもあります。これらの摩擦から皮膚を守ろうとするため、皮膚は徐々に分厚くなっていき、黒ずんでしまうのです。
とはいえ、ひじ・ひざ以外の個所も常にどこかに触れたり、摩擦が起きているはず。それなのに、この部分だけ黒ずみが目立ってしまうというのは、ひじ・ひざの皮脂腺が少ないことがあげられます。
ひじ・ひざは皮脂腺が少ないことで、皮脂や水分があまり補給されず乾燥しやすい部位なのですが、それによってほんのわずかな刺激でも、大きなダメージとなってしまうのです。

黒ずみができたときの対処法

黒ずみができてしまったら、できるだけ早く対処していくことが大切です。黒ずんでいる肌は色素沈着が起き、皮膚がかたくなっていることが多いので、まずは湯船でその部分の角質を柔らかくしていきましょう。
柔らかくしたら、余分な角質を取るためにスクラブやピーリング剤で軽くこすっていきます。今までケアしていなかった方は、一度行うだけでも変化に気づけるはずです。
このケアが終わったら、お風呂上りにスキンケア商品、またはボディケア商品でしっかり保湿してあげることが大切です。ボディクリームで毎日ケアを行い、ひじ・ひざの黒ずみの状態に合わせて月に1～4回ほどスクラブやピーリング剤でケアしていきましょう。ただしやり過ぎは肌を傷めてしまうため厳禁です。
また、普段のスキンケアの際に、手に残った化粧水や乳液をひじ・ひざにつけることを習慣づけるのもオススメですよ。

でもまずは予防！黒ずみを作らないための心得

できてしまった黒ずみ対策はもちろん必要ですが、できることなら最初から黒ずみを作らないにこしたことはありません。原因は最初にお話ししたとおり「摩擦」や「乾燥」によるものですので、まずはテーブルや床にひじをつくのは止めましょう。このときにひじにかかる圧力は思っている以上に皮膚を刺激します。
また、脚を組む習慣のある方はひざが黒ずみがちですので、気をつけるようにしてくださいね。大人になるとなかなかやる機会もありませんが、ひざ立ちにも注意が必要です。
ひじ・ひざにできるだけ刺激を与えぬよう、行動に気をつけるのはもちろんですが、ひじ・ひざはどうしても乾燥してしまう部分ですので、乾燥対策のボディケアも欠かせません。
ハンドクリームは手だけでなく、ひじ・ひざにも一緒につける習慣をつけましょう。先ほどお話ししたスキンケアの“ついでケア”も一緒に取り入れてみてくださいね！

ひじ・ひざの黒ずみは、色々なものに触れぬよう気をつけることと、“ついでケア”だけでだいぶ違ってくるはず。年齢を感じさせない黒ずみケアを皆さんも取り入れてみてくださいね。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© Nobilior - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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