コラム

【知っておくと便利！】カップ焼きそばは水で作れる！＜やってみた＞

更新日：2020.06.29

こんにちは。「家事コツ研究室」研究員Oです。

9月1日は防災の日、そして今年は8月30日～9月5日が防災週間です。先日も大雨の影響により九州で災害が発生したり、近年地震や豪雨などで甚大な被害が起こってしまっていて、まだまだこれからもどんなことが起こるかわからない不安な状況です。

ただ、もし災害にあってしまっても、生活する上で使える知恵を１つでも知っておくときっと役立つはずです。

そこで今回は、警視庁災害対策課がツイッターで紹介していた「カップ焼きそばを水で作る」という知恵に注目！実際に誰でも簡単にできるものなのかを検証してみました。

水を入れて２０分待つのみ！

今日の今日まで、カップ焼きそばはお湯からじゃないと作れないと思い込んでいたので、水から作れるというのはいまだに信じられません。水っぽくふにゃふにゃになっておいしくないのでは…という不安を感じつつ、早速作ってみました。

＜水でカップ焼きそばを作る方法＞

今回作ったのは、お店でよく売られている一般的なカップ焼きそば。もちろんタネも仕掛けもありませんよ。

①水を入れる
上蓋を記載されている線まで開け、ソースやあおのりなどのトッピングを取り出したら、麺が隠れるくらいまで水を入れる。

通常お湯だと、麺よりももっと上にある「内側の線」まで入れることが多いのですが、水の場合はそこまで入れず、麺が隠れるくらいでOKです。だいたい400mlほどでした。

水量はこれくらいです。災害時に少ない水量で済むのはありがたいですね。

②20分待つ
水を入れたら上蓋をして、このまま20分待つ。
お湯のときはだいたい3分ほどですが、さすがに水は3分でとはいきません。少し待ち時間は長いですが、その間に違うことをやっていればあっという間に20分経ちました。

20分経ったのがこちら。見るからに麺がもちもちしてやわらかそうですよね。

③水切りする
麺がやわらかくなったら、湯切りならぬ水切りをします。水量が少ないので、あっという間に水切りも終わりました。いつもお湯だと熱くてやけどしそうになりますが、水だとそんな心配もありませんね。これなら小さいお子さんでも安心。

水切りした麺はこちら。これを見ただけだと、湯切りしたときとほとんど同じですね。

④ソースをからめる
水切りした麺に、付属のソースをかけ、全体にからめます。

すみっこの方の麺にまでソースをしっかりからめれば「水で作ったカップ焼きそば」の完成です。

いざ実食！

水で作ったカップ焼きそばが出来上がりました！完成したものは、いつものお湯から作った焼きそばと見た目はほとんど変わりがなく、水で作ったとは全くわかりません。

早速食べてみると、んっ、冷たい。水で作ったので当たり前なのですが、見た目がいつもと同じだったので、ちょっと油断していました。

でも、冷たい麺だからといっておいしくないわけではなく、むしろ今の暑い季節につるんと食べられておいしい♪材料は全く同じなのに、不思議とお湯のときほどのこってりさは感じられず、さっぱり焼きそばという感じでした。

覚えておくと役立つ、もしものときのための知恵

出来上がるまでに20分かかる「水で作るカップ焼きそば」ですが、災害時はガスも電気も使えない可能性が高いので、そんなときでもおいしいものを食べられるのは本当にありがたい。

ちなみにこの方法は、カップ麺にも使えるんだとか。

日ごろから高い防災意識を持って、必要なものの準備や、非常時に使える知恵を集めておくようにしたいですね。そして非常食にはぜひカップ焼きそばを。

取材・文/JUNKO

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