コラム

どうする？「帰省時のお金の悩み」姑操縦法を姑記者が伝授します！！

更新日：2017.10.28

もうすぐお盆休み。義実家の姑は「帰って来い来い」と簡単に言いますけれど、帰省は交通費、滞在中と何かと物入り。悩みどころが多いんです！　ということで、既婚女性100人にアンケートを実施。そこから見えた、お金に関するお嫁さんたちの悩みに、数多くの家庭記事に携わったアラ還記者がその経験値からヒントをご提案します。

嫁の悩み1「滞在中の生活費はいらない、と姑は言うけれど…」

「帰省時には生活費として現金を渡す、という話を聞いたことがありますが、姑はいらないと言います。たしかに年上の舅姑に現金を渡すのは失礼かもしれないし、他人行儀な気もするので、3000円の菓子折りしかもっていきませんが、これが正解なのかわかりません」

→こんな姑はこう操縦
帰省で忙しくなる主婦＝姑、兄嫁などにお小遣いを包んでも

お姑さんにすれば「孫を連れて来てくれるだけで嬉しい」ので、「金品は何もいらない」というのは正直な気持ち。ただ、帰省で家族が増えていちばんたいへんな思いをするのは、その家の主婦。それが姑であったり兄嫁だったりすれば、お世話になることに対して「好きなものでも買ってください」と1～3万円くらいのお金を渡すのはありです。金額はそのお宅によって違うので一概には言えませんが、その家で育った夫と、夫の両親とで話をしてもらってもいいし、自分の経済状態にあわせた無理のない額でも。現金でなく、みんなで食べられるお肉などを先送するのも、気がきいていると思われます。他人行儀な気がするなら食事に連れて行く、肩たたきをする、でも喜ばれます。ようは感謝の姿勢、です

嫁の悩み2「帰省中に立て替えたお金はどう返してもらおう？」

「帰省中、義母におつかいを頼まれて立て替えておくと、あとで返してもらえないときがあります。数百円から1000円くらいと金額が小さいだけに催促できないし、帰省が終われば完全に忘れられるのが辛い。こちらは生活費からなのでたいせつなお金なのですが」

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あまり頻繁なら夫婦で一芝居うつのも手！

お姑さんは「お年玉やプレゼントをあげている」「おつりをあげている」のでチャラだと考えているのかもしれません。世代が違うと“夫のお給料だけで家賃を払って子育てする”厳しい経済状態を忘れていることも。お金に関することは作戦が大事です。まずは「ただいま戻りました。○○円でした」と、おつかいから帰ったらすぐに品物とレシートを渡しましょう。「あとでね」で終わったら1～2度は辛抱しますが、あまりに頻繁だったり高額なら夫の出番。夫婦で「おふくろ、さっきの牛肉代払ってよ。うち給料少ないんだからさ」「あなた、そんないいのよ」と演じ、角を立てずに請求します。夫が協力しない、なぁなぁで済ませようとする、なら夫の小遣いで立て替えると宣言すれば、真剣に取り組まざるを得ないでしょう。

嫁の悩み3「お金がかかるので今年は帰省をやめたい。でも姑が激怒しそう！」

「主人の実家は北海道。関東にある我が家からは飛行機とレンタカーで約20万円かかります。結婚以来200万円を帰省に使い、レジャーは帰省以外なし。長女も塾に行くというし、車も買い換えなきゃいけない。１回くらいパスしたいけど、姑が激怒しそうです」

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夫の仕事を理由に。やりすぎるくらいのフォローで誠意を見せる

孫の成長を見るのを楽しみにしているぶん、お姑さんにすれば想像以上の落胆でしょう。ここはひとつ夫に「仕事がどうしても」と理由をつけて断ってもらい、その後厳重にフォローを。「行けなくてとても残念です。これは会ったときにお渡しするつもりだったスカーフです」と手紙を添えたプレゼントを贈る。子どもにも絵や手紙を書かせ、写真やビデオとともに送る。お盆に入ったらすかさず電話をして、子どもにもお話をさせる。また、帰省はできなくても、「○子の運動会なので」「○太がおばあちゃんとディズニーランドに行きたがっていて」とでも言ってお姑さんたちにこっちに来てもらっても。大いに喜んで歓迎すれば、お正月にもう一度行こうかと思ってくれて、またまた帰省代が浮くことになります。

お金のことはたとえ家族でも言いづらいもの。ましてや姑だとよけいに気をつかってしまいます。となると、最終的にはやはりご主人に出てもらうのが一番。頼って甘えて、時には脅して（？）上手に操縦を。

文／和田玲子
※20～40代の主婦100人を対象に暮らしニスタ編集部が行ったアンケート調査より
写真© rinot - Fotolia.com

Profile和田玲子

女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。

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