コラム

夏の美肌はひんやり気持ちいい「冷やしスキンケア」で叶います！

更新日：2017.10.28

夏は、強い紫外線やエアコンによる乾燥によって肌が老けやすくなる季節。体の深部は温めることで血行を促進し代謝を上げることができますが、肌はその逆で温めると老化が進んでしまうと言われています。
そんな、「老け顔」を一気に加速させる夏場にこそ試していただきたいのが「冷やしスキンケア」。今回はこの冷やしスキンケアで暑い夏でもキレイな肌を保つ方法を紹介いたします！

冷やしスキンケアはなぜ夏にオススメなの？

暑い夏に冷やしスキンケアをすると気持ちいい、というのももちろんオススメする理由のひとつですが、それ以外にも冷やしスキンケアにはたくさんの魅力があります。

まず、肌を冷やすことで「毛穴を引き締める」ことができるのはみなさんご存知かと思いますが、それと同時に「肌の血行をよくする」こともできるのです。これは冷えてしまった肌を温めようと血管が拡張するのが理由なのですが、これによってターンオーバーが促進し、肌の生まれ変わりの周期を早くすることができるのです。
もうひとつ、肌を冷やすことはシミの解消にもつながります。シミの原因はメラニン色素の沈着ですが、冷やされることでメラニン色素を作り出している「メラノサイト」の活動が鈍り、メラニン色素を上手く作り出すことができなくなると言われています。

冷やしスキンケアの方法

冷やしスキンケアは、基本的に「氷」を使用します。しかし、氷をそのまま肌に当ててしまうと凍傷の原因になるので、氷を空き瓶に入れたり、ビニール袋に入れてガーゼでくるみ、顔全体を冷やすようにしてくださいね。
また、解熱や患部の冷却に用いる「氷のう」があれば、それを用いるのもよいでしょう。大きな氷のうであれば顔全体を冷やせるから、冷やしたあとに化粧水を用いれば、より効果を実感できるはず。

また、氷ではなく「氷水」を使ったスキンケアも有効です。蒸しタオルなどで温めた顔に美容液やクリームを浸透させた後、氷水で一気に冷やすことで毛穴を引き締め、美容成分を肌に閉じ込めることができます。

氷はどの家庭にも常備されているものですので、お金をかけることなく、手軽に行えるのが嬉しいですよね。

冷やしスキンケアの注意点やポイント

まず、注意しなければならないのが「凍傷」です。氷を長時間肌にあてるのは、肌を傷める原因となるため、「ひんやり」を感じたらすぐに肌から離すようにしましょう。
次に、冷やしスキンケアは敏感肌の人にはオススメできない方法です。肌を冷やすことはそれだけで相当の刺激になってしまい、肌の乾燥を早めてしまう原因にも。普段から敏感肌用のコスメを使われている方や、「ひょっとしたら敏感肌かも」と思っている方は、まずは肌が冷えすぎないよう注意を払いながら短い時間で試してみてくださいね。

いかがでしたか？美容において「冷え」は天敵だと思われがちですが、スキンケアにとっては肌を若返らせるために必要なもの。この夏は冷たくて気持ちいい冷やしスキンケアで、「老け顔」知らずの若々しさを目指してみてはいかがでしょうか。

＜プロフィール＞
大野えりか
コスメ薬事法管理者／美容ライター。コスメプラス代表
1986年東京都生まれ。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後は紙媒体とウェブ媒体での編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍している。

写真© naka - Fotolia.com

Profile大野えりか

コスメ薬事法管理者/コスメコンシェルジュ/美容ライター。コスメプラス代表。美容雑誌の編集プロダクションを経て、化粧品メーカーでウェブコンテンツの企画、制作を担当。美容ライターに転身後、編集経験を活かし、テレビや雑誌、ウェブ等で活動を行う。現在は美容コラムの執筆のほか、薬事法アドバイザーとしても活躍。

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