子育て中は、子どもを強く叱ってしまったり、反抗されたりして自己嫌悪に陥ってしまうこともありますが、将来の子どものことを思えば、ときにはきつく言い聞かせなければならないのは当然のこと。では、世の主婦たちは、我が子にどんな子に育ってほしいと願っているのでしょうか?現役の主婦300人に聞いてみました。
「できない」と言えず円形脱毛症になった幼少期。子どもを目一杯ほめる大人でいたい|料理家ヤミーさん
【質問】どんな子に育ってほしいと思っていますか?
【回答】※複数回答あり
■第1位=思いやりのある子(82人)
・「私自身、『思いやりが大切』と言われて育ち、それが人間関係においていかに大切か実感しているから」
・「将来社会で役立つ『生きる力』は、対人間で物事を考えられるということだと思う。そのためにもまず、『思いやりとは?』ということについて、自分の力で考えさせるようにしている」
・「まずは人として最低限のことができる子になってほしい。そのためにも、親が思いやりある行動をしなくちゃ」
■第2位=自分に自信が持てる子(76人)
・「私の親は厳しすぎたので、ずっと自分に自信が持てなかった。娘には『生まれてよかった』と思ってほしい」
・「自分に自信が持てたら強くなれるし、努力もできる子になると思う。息子の得意なことはなんでもやらせて、よくできたら褒めるようにしている」
・「子どものうちは何にでもチャレンジしてみて、一番好きなことを選んで打ち込んでほしい。その中で、挫折や達成のよろこびを学んでほしい」
■第3位=友だちを大切にする子(31人)
・「家族はもちろんですが、困ったときに助けて励ましてくれるのが友だち。私自身、小中高で仲よくなった友だちが今でも支えてくれているので」
・「私にとって、何かあったときに助けになるのが友だちの存在だったので、子どもにも友だちを大事にしてほしいと思っています。そのためにも、相手の立場で考えるように話しています」
・「数は少なくていいけど、大事な人を見つけてほしい」
■第4位=社会で自立できる子(30人)
・「自分で自分の将来を考え、進路を決めていける子になってほしい。そのためにいろんな経験をさせようと思う」
・「私や夫がいなくなっても、しっかり自分の意思を持って社会で生きていける人になってほしい。だから、自分のことは自分でやるよう教えている」
■第5位=自分らしさ(個性)のある子(22人)
・「『みんなと一緒』ではなく、自分らしさを探したり考えたりして、個性のある子になってほしい。親にできることは、子どもがやりたいことに協力したり、一緒に取り組んだりすることかな」
■第6位=目標を達成する力のある子(14人)
・「厳しい社会状況なので、受験でも就職でもしっかりとした目標を持ち、それを達成してほしい」
■第7位=人に迷惑をかけない子(12人)
・「人間として最低限のことだと思う。親がその姿を見せることも大切」
■第8位=リーダーシップがある子、勉強ができる子(3人)
・「リーダーシップのある子の周囲には自然と人が集まるから」
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アンケートの結果、自分の親を反面教師にしている人もいれば、自分自身の経験をもとに子育ての方針を固めている人もいることが分かりました。いずれにしても、我が子に幸せに育ってほしいという思いはみんな同じですね。
写真© kazoka303030 - Fotolia.com
※出典:雑誌『Como』(主婦の友社)/『イマドキ子育てママのキモチ白書』より