コラム

子どもの運命を決める！？ママが気になる「小学校の担任の先生」

更新日：2017.10.28

7月になり、そろそろ新しい学年に慣れてきた頃。お子さんの学校生活は順調ですか？
小学生の子どもをもつお母さんたちにとって、授業から生活指導までうけもつ担任の先生はとっても大事な存在ですよね。そこで、小学生ママで構成される小学校100人委員会のメンバーに「担任の先生」について聞いてみました。

【質問１】
担任の先生の年代は？

【回答】
20代　33人
30代　22人
40代　27人
50代　18人

【質問２】
担任の先生のいいところは？

【回答】
▼20代の先生
「新卒2年目の若い元気な先生です。子どもの目線で考えたり一緒に遊んだり、一生懸命さが伝わります」（小学１年・男）

▼30代先生
「口調はおだやかだけど、しっかり注意することはできる先生です」（小学1年・男）

▼40代先
「ベテランの先生でひとりひとりの性格をよく把握してくれています」（小学3年・男）

▼50代先生
「怒ると怖いけど、親の小さな悩みも聞いてくれるお母さんのような先生」（小学2年・男）

20代の先生は、若いので一緒に遊んでくれる、熱心、などの評価が見られました。30～40代の先生では、しっかり注意することができる、クラスを把握している、など中堅ならではのいい面が。50代の先生はベテランなので、親御さんにも安心感があるようですね。

【質問３】
ここがちょっと…というところは？

【回答】
▼20代先生
「頼りない。持ち物などの簡単な質問でも、『すみません、学年主任でないとわかりません』と返ってくる」（小学2年・男）

▼30代先生
「お子さんが3人いて、発熱や行事などでちょこちょこ休む…」（小学1年・女）

▼40代先生
「ベテランで指導もうまく校長先生や保護者の期待が大きいが、それゆえ問題があるクラスや学年を担当させられることが多いようで疲れている」（小学5年・女）

▼50代先生
「厳しい指導もあるようで、女子とぶつかるときもあるそうです」（小学６年・男）

若い先生は経験不足を不満に思われることが多いよう。30代の先生に対しては、先生自身が子育てまっさかりな年代だけに、家庭との両立をにじませすぎるのがちょっと…というご意見が。40、50代の先生はベテランゆえに疲れていたり、厳しすぎたり、というのが欠点のようですね。

【質問４】
ウチの先生、ここがスゴい！などのエピソードを教えて

「問題ができた子から手をあげさせ、全員そろったら隣の子の頭を“よくできました”となでる。見ていてほほえましい」（小学3年・女）

全員できたら「イイ子イイ子」なんて可愛らしい習慣ですね。考えた先生、素晴らしい！

「算数ではプリントが早く終わった子がわからない子に教える『ミニ先生制度』があり、わかる子はミニ先生になりたくてはりきり、わからない子もみんなが教えてくれる状況でとてもいい感じ」（小学4年・女）

教える子も勉強の復習になるし、教えてもらう子も、友だちなら質問しやすいしと、こういう良い循環はいいですね。

「40代女性の担任は、プールに氷が張るとこっそり氷遊びをさせてくれ、教室には先生の友達と称して『カナダ人のキャサリン』や『縄文人』などがやって来る（先生の仮装）。修学旅行ではバスガイドの変装もするけど、原爆資料館で『キモッ』と言った生徒を他校にもかかわらず叱りつけたよう」（小学6年・女）

子どもたちが楽しみながら学べるよう工夫する姿と、叱るときには他校の生徒であってもキチッと叱るという姿は、人間としての正しさのようなものを感じますね。こんな先生に子どもを受けもってもらいたいですよね～。

近頃のニュースでは、保護者と先生の対立ばかりがとりあげられがちですが、いつの時代も熱心にがんばっている先生はいるもの。悪い面ばかりを見るのではなく、子どもたちにとっての「いい先生」「ステキな先生」を見極める目を、親のほうも持ちたいものだなと思います。

写真© takasu - Fotolia.com
※出典：雑誌『Como』（主婦の友社）／『THE 小学校ママライフ　成功の掟』より

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