コラム

体験ママが語る!「産後クライシス」の原因と対策とは?

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体験ママが語る!「産後クライシス」の原因と対策とは?
赤ちゃんが誕生して幸せいっぱいなはずなのに、なぜか夫婦仲が悪化してしまう現象、「産後クライシス」。こじらせた結果、離婚にいたってしまう夫婦も! 
原因は何なのか、回避するにはどうすればいいのか、「産後クライシス」を経験したママたち100人に聞いてみました。

子どもが生まれても「何も変わらない」夫に妻はイライラ!

「産後クライシス」経験ママたちが、原因として挙げたのは大きく2つ。ひとつめは「育児で極限状態な妻を理解せず、自分の面倒まで見させる」夫の姿勢でした。こちらの意見が最も多く寄せられました。

・「出産して退院した日から一切の家事をやっていた私。米を炊く事すらしようとしない夫には嫌気がさしました。『手伝って』と言っても『家事と子育ては女の仕事』と突き放すので、毎日喧嘩をしてました」(39才・専業主婦)

・「産後、体調も戻らず、しかも眠れず、子育てに追われているのに旦那が仕事を増やす。洗濯物、料理、アイロンがけなど、大人なんだから赤ちゃんと違って自分でもできるはず。命がけで産んだ奥さんを少しは労ってほしい」(28才・専業主婦)

・「子どもが泣いても何もしないし、自分のことも何も出来ない、そんな夫にイライラしっぱなしでした。旦那がちゃんと子どものことを気づかってくれたり、自分のことは自分でしてくれるようになったら、イライラは自然に回復すると思うのに」(20才・専業主婦)

・「産後の妻へのケアが夫婦関係にいかに大事なことなのかが旦那さん側が分かっていない。これはけっこう重大だと思う。産婦人科からもレクチャーすることが必要なのでは」(46才・専業主婦)

・「産前から、旦那さんに『出産とその後の育児は本当に大変。授乳以外の全てを受け持つ』という気構えを持ってもらい、『手伝うよ』『何か手伝う?』といちいち奥さんに聞かずに行動できるようになれば、『産後クライシス』は防げるのでは」(46才・専業主婦)

夫の言い分は「仕事しないで家にいるんだから家事育児、俺の世話もして当たり前」。でも赤ちゃんの世話をはじめとする「母親業」は、夫が考える以上の仕事量。夫も「父親」の仕事をしなければ立ちゆきません。このあたり、あまり自覚のない夫にいかに伝えるか、行動してもらうかで、妻の肉体的、精神的負担はだいぶちがってくるようです。

スキンシップが嫌だった!

「産後クライシス」の二つめの原因は、セックスのすれちがい。産後1カ月程度で解禁になるセックスについて、「待ってました」の夫と「それどころじゃない」妻の間で、溝は深くなるいっぽうでした。

・「出産後、旦那が気持ち悪くなりました。触られるだけでゾッとするほど。でも時間が立ったら自然にその気持ちはなくなりました。産後は普通では考えられない状態なのでそっとしておいてほしい」(35才・専業主婦)

・「気づいたら夫婦仲が悪いというか冷め切っている感じになっていた。普段からスキンシップをとるなどしていないともはや手遅れに」(30才・専業主婦)

・「ホルモンバランスのせいか、性生活がしたくなくなったため、なんとく拒否していたら距離ができました。嫌でも相手に合わせる必要があったのかな」(41才・専業主婦)

・「私が帝王切開で出産したので、とにかく傷口が痛くて、セックスできなかった。旦那は産後やっと出来ると思っていたようですが、どうやっても傷口を触ってしまい、本当に痛くてムリだったことが原因で、夫婦仲は悪くなりました。話し合いやスキンシップの時間をもっと増やせばよかったのかなとは思います」(39才・専業主婦)

・「赤ちゃんのことで頭がいっぱいで夫のことなんて考えてられない。なのに、ベタベタしてきたりするのが気持ち悪いし、嫌だった。でも、夫のことがきらいになったわけじゃないし、自分でもどうにかしたいとは思います」(29才・専業主婦)

・「セックスについて正面から話すのは気が引けますが、『産後クライシス』を回避するには、正直に気持ちを話して理解してもらうこと、向き合うこと以外にないと思う。黙ってたらすれ違うばっかり!」(29才・専業主婦)

実はこの時期の妻がセックスを避けるのは、自然の摂理。性欲減退作用のあるホルモン「プロラクチン」が分泌されることで、“セックスに夢中になっているうちに、赤ちゃんが外敵に襲われた”ということを防ぐためです。
太古の昔からの仕組みであって、妻の気持ちが冷めたわけでも迫ってくる夫が悪いわけでもない。いずれ性欲は戻るから、今を協力し合って乗り切ろう、そんなふうに夫婦で話し合えたら、クライシスどころか絆はもっと深まりそうです。

いずれにしても、大事なのは夫婦のコミュニケーション。「わかってくれるはず」「やってくれるはず」はお互いやめて、話し合って理解しあう習慣を構築することが「産後クライシス」回避のカギになりそうです。

※暮らしニスタ編集部が既婚女性100人を対象に行ったアンケート調査より

写真© liza5450 - Fotolia.com
女性まわりの記事をコツコツ書いてウン十年のフリーライター。趣味はパン作りと水泳、豆乳ヨーグルトの摂取。最近のトピックスは蜂の巣をふたつやっつけたこと。
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